なんか、色々あったような気がする1日。久しぶりに箇条書き。

・運動会は今日が本番らしい。朝っぱらからうるさすぎるが、まあ晴れて良かったね。
・現代のピーターパン日本代表・義兄(大阪在住)が、東京のブリーダーに頼んだ猫を引き取りにくるついでに突然来宅することに。どたばたしてて全然もてなせなくて申し訳なかった。新しい猫はベンガルという種類で、ほんまに小さい豹みたいでかっこよかったのだが、下痢気味でうんこまみれで可哀相だった。抱っこしたついでにうんこまみれになった私も可哀相だった。この一ヶ月間で気まぐれに犬と猫をダブル買いする旦那を持った姉もちょっと可哀相である。
・以前にも一度見に行った「企画ユニット 宇田川と八日市屋」の舞台に友だちが出演するというので見に行く。演劇(ライブ)という表現と肉体、肉体表現と女性性、笑いと物語、について考えさせられた。
・冷静に考えると自分が招待されてることも不思議な、謎のベールに包まれた素敵なおじさまのお誕生日パーティーに顔を出す。終了30分前にお店に入ると50人近い人が集まってた。すごすぎ。短い時間だったけど楽しかった。
・その後寄った飲み屋で、色んな方から色んなことについて叱咤される。なんか最近説教されキャラ。
・ウチに「満月ぽん」が10袋くらいある。困っている。
・明日から10月だというのに、携帯電話の発信履歴が余裕で7月から残っている。さすがにちょっと危機感を感じる。

今日は、バカでかい太鼓の音色に起こされる。目覚まし代わりにいいんですけどね。

混んでたらやだにゃーと行かずじまいになってたアレクサンドル・ソクーロフ監督の『太陽』、新宿での上映が今日までだったので急いで行く。40分前に劇場に着いたらがら空きでやや悲し。
まあ『モレク神』も『牡牛座』も見てない私に何か言う権利はないよなと思いながらも、一応ソクーロフの映画ということでそれなりに身構えて見てみたのですが、なんか、あっさりといい映画でちょっと驚き。画面の色の感じとか変な音はいつも通りのソクーロフやし、戦場シーン(CG)のイメージなんかはひええと思わせられるけど、それ以外はほんと淡々とイッセー尾形演じる昭和天皇の生活の細部を見せられてる感じで、その姿がめちゃくちゃチャーミングで、見ながら笑顔になってしまった。絶対アドリブだろうと思えるような笑えるシーン(チョコレートのやり取りとか、科学者との席の譲り合いとか)には声を出して笑い、天皇が1人で妻と息子の写真にキスするシーンや1人でダンスするシーンにはホロリと泣いてしまった。ラスト、皇后(桃井かおり)が天皇の手をとって部屋を出て行く(その前の桃井かおりの表情が素晴らしい)姿にも涙。
公式ブックが出てるくらいやねんから、ほんとはもっと映画的にやら歴史的にやら色々難しいことを考えなきゃいけない映画なんだろうとは思いつつ、私にとってはかなり幸福感に満ちた映画体験となってしまったのでした。何故この作品の日本公開を危ぶまれたのか、本当に意味がわからない。

速報速報。
杉田協士監督の『河の恋人』が多摩地方の映画祭(正式名称不明...)に入選したとのことで、11月19日に上映されるそうです。詳細、私もまだ何も知らないんですが、わかり次第報告するのでよろしこ。

絶頂の幸せを抱えたまま朝方やっと眠りについたのに、正午頃には鼓笛隊の音に起こされる。そう言えば我が家の目の前は小学校だったのだ。運動会シーズンをナメてた。
明らかにまだ体にお酒残ってるけどまあせっかく目覚めたし、ってことで、我ながらいかがなもんかと思う程足を運べていないシネマヴェーラに向かう。
1本目に森一生監督の『怪談 蚊喰鳥』(61年)。怪談っつーからにはもちろん幽霊が出てきて怖いねんけど、なんでか、なんでもないシーンの最後余計な5秒にゾッとする、の連続で、不思議な映画だった...(そんな風に感じたのは私だけかも知れんけど)。盲目の按摩師(&幽霊)役の船越英二が、こういう人が実在して、その人自身が映画に出てるとしか思えないような喋り方と演技で混乱する。マジ怖いよ。中田康子は色っぽいあやや風で大変可愛かった。
映画の展開が後半から『怪談お岩の亡霊』とほぼ同じになっていくのにはちょっと笑ったけど、相変わらずヒドい話で、森監督はつくづく人非人派なんだなと思った次第。
2本目に増村保造監督の『盲獣』(69年)。そう、今日は船越英二盲目2本立てデーなのでした。
冒頭の出演者のクレジットに3人しか名前が出てこない時点でただならぬものを感じたのだが、映画は、想像を遥かに超えてただならなかった。すごかった。役者3人(緑魔子・千石規子)の芝居もすごけりゃ変なセットもすごいし、84分という短い時間に映画の中で起こることの何もかももすごい。増村監督の作品を決していっぱい見てるわけじゃないけど、でもなんか異質な感じがしたな。
ゴム製の巨大な女体のオブジェを遊具のように男と女が追いかけごっこしてる前衛的な図の後に、コッテコテの嫁姑問題勃発と思いきや(笑っていいのよね?あの辺)、究極のSM映画へと転身...。真っ暗な中、動く力もない程衰弱した盲目の男女にだけライトが当たり、その2人がひたすらSMするシーンはただ圧巻。そしてラストは...。ああ......。
これは10月から文芸坐で始まる増村特集にまた通ってしまいそうな予感。が!ラピュタ阿佐ヶ谷の瀬川昌治特集とかぶってる!!ひょえー。

帰省後やっと映画第一弾。『グエムル 漢江の怪物』を見に行く。話題のポン・ジュノ監督!ですが、なんかタイミングが合わないの連続で『殺人の追憶』は未見なんですよね、私...。なんかごめん...。
後半グダグダだよという噂と、確かに120分は長いなーと思いながら見始めるも、個人的にはかなり素直に終始どきどきしっぱなしだった。面白かった。怪物映画としてかっこいいし興奮出来るし、ギャグセンスもかなりよろし。娘の遺影を前に家族が泣くシーンで笑いをとるなんてなかなかすごいことするなと感心。
チラシには「家族愛の物語」と書いてあるけど、それはただお父さん役のピョン・ヒボンが泣けるだけじゃないかという気もするが、でも泣けるので良しとする。死ぬシーンかっこよ過ぎ。
主演のソン・ガンホ、全然かっこよくないし、最初は「こんなダルダルのスウェットが似合うのも珍しいな」くらいの興味しかなかったのに、実はすごい役者さんだったのですね。ええ芝居しはる。ペ・ドゥナは相変わらず可愛かった。相変わらず良かった。1人で走ってるシーンに涙。中学生役の子(名前不明)もえらい良かったなあ。ほとんど顔真っ黒状態のひどい役なのによく引き受けた(女優2人の黒目があまりにもでかくてびびった。韓国女優はワンデーアキュビューディファイン派なのか?)。
ラスト、全然ハッピーエンドじゃなくてびっくりしたけどいいんじゃないでしょうか。結局怪獣にまつわるエピソードあれだけ?って気もするが、いいんじゃないでしょうか。いわゆる美形男性が1人も出てこなくてこんな規模の映画を作れてしまう韓国はすごい国なのかもしれない。

夜、友だちのお仕事2周年記念をお祝いするつもりで某飲み屋に顔を出すと、気がつけば青山真治監督と諏訪敦彦監督と中原昌也さんと西島秀俊さんと荒井晴彦さんが周りにいらっしゃった。すごくね?

で、飲んだくれた結果、久しぶりに朝の6時なんかに帰宅して、起きたら14時半&外は大雨で外出気になれずまた1日が過ぎて行く...。なんて言ったら四方八方からお説教の声が飛んできそうだけど、今回は途中からお茶と水ばっかり飲んでほとんど酔っ払わなかったのさ。そんな状態で6時間近く女4人の真剣しゃべり場。色んなことを(9割恋バナですけど)あーでもないこーでもないと喋りまくる。久しぶりに言いたいことが言えて、聞きたいことが聞けて楽しかったのでした。映画見る以外にも大事なことってあるのねと今更実感したのでした。
が、そんな気のおけない友人たちにも「武道の先生、ってのはわかる」と言われ、ひどく傷ついたgojoさんなのでした。

途中からしか見れなかったけど、やっぱり「人志松本のすべらない話」は最高だった。特に外国人の芸人(初めて見た。名前忘れた)。やっぱDVD買おうかしらん。

せっかく早起きに成功し、スーパー神経質な私に相応しい完璧な1日の予定を立てていたのに、突然の変更を余儀なくさせられる出来事の勃発の連続で、大塚新宿間を行ったり来たりしてぐったり。朝と晩に濃ゆい中華を食べさせられて胃もぐったり。酒でも飲まなきゃやってられねー、と、最後は新宿で飲んだくれる。

大阪では寝る時エアコンの除湿をつけていたというのに、東京の明け方は寒いんでやんの。びっくりして急いで布団を秋用にチェンジ。布団干し日和でよかった。
確かに気がつけば今日は秋分の日で、大阪の気候は狂ってるとして、世界はすでに秋らしいので、そろそろ生活サイクルを普通モードに戻していかなければ。これでやっと昼に映画が見れるぜ。

おひさこー。予告通り、本日無事復帰。東京涼しくて感動。
帰宅早々飼い猫が置いていかれた事への憂さ晴らしかの如くキーボードの「Z」をはぎ取る(すでに7とXは再起不能)という悲しい出来事があったものの、やっぱり自分の城は落ち着くねえ。
大阪では、食って寝て食って喋って笑って無駄遣いして墓参りして食って寝て太ってきました。姉に「ビア樽娘」(体型が)というあだ名を付けられようと、旨いもんは旨い。でも、せっかく伸ばした髪をはりきっておろしてたら「武道の先生みたい」と言われたときはさすがに傷つきました。
やっぱり不思議なことに映画を見る気にはなれず、近所に映画館があるのに1本も見ず。でも、月曜の「痛快!エブリデイ」(しかも特別総集編!)が見れたので良しとする。
特に疲れることをしたわけではないけれど、やはり1人暮らし歴が9年にもなると短期間でも数人の人間と共同生活するってことがやたらとストレスになり、ぐったり。本格復帰(って、映画見て飲むだけですけど)は来週以降の予定...。

「大阪の夏は暑過ぎるからまだ無理...」とだましだまし避け続けていた帰省を、とうとう実行せねばならない時がやってきました。チーン。
ということで、明日からしばらく、多分23日の土曜まで日記お休みさせて頂きます。毎度毎度休み過ぎですんません。1週間帰るって、結構頑張ってるつもりなんですが、これでも親には文句言われるんですよね。なのでだましだまし8日。私から映画を見る気力を奪う街OSAKA、なので、多分旨いもん喰って太って買い物して喋ってくるだけの日々になる予定。再開の際にはまたみなさまよろしくね。

昨日は24時間近く起床という偉業を成し遂げ、今日も朝早い内科の診察に間に合う。すごいすごい。そして夕方には映画まで見に行く。えらいえらい。
フィルムセンターにて、『拳銃(コルト)は俺のパスポート』(野村孝監督。67年)。若かりし宍戸錠が見たくて行ったのだが、これがまたどえらくかっこ良くて面白い映画で、1人興奮しまくる。前半の狙撃シーンから「うおお」と心の中で唸り、その後も唸りっ放し。敵との車のやり取りとか車の捨て方とか車からの降り方とかほんますごいのよ(最後の銃撃戦シーンで「あれ、これどっかで見たことある」と思ったら、ついこないだ見た篠崎誠監督の『殺しのはらわた』なことに気付く...)。ジョーも、始めはさすがにほっぺたふくらみ過ぎやろと突っ込みかけたが、あまりに素敵なコルト使いに惚れる。なのに最後はダイナマイトで〆るあたりも素敵...。小林千登勢とのラブストーリーも渋くてさあ。ふたりでトラック乗ってるシーンが泣ける。ジェリー藤尾の歌も泣ける。宍戸錠が殺し屋、と言えば鈴木清順の『殺しの烙印』(67年。同じ年)と思い込んでいたけれど、いやはやこんな映画があったとは。不勉強って怖いですね。
見た後、全くのスタントなしで撮られたと聞いてびっくり。ジョーすげー。

夜は、親切な店員さんのもとうなぎの串焼きを食べまくる。色々注文して「旨い!旨い!」と騒いだのに、何を食べたのかは一切覚えてない。

朝、目が覚めたのは午前4時半。でも昨夜眠りについたのが20時半なのでモウマンタイ。いつもなら起床5分後くらいに家を飛び出す9時予約の神経内科の診察にも余裕でフルメイクで挑めた。早起きって素晴らしいですね。
その勢いに乗って、ついに熊切和嘉監督『青春☆金属バット』を見に行く。これはねー、ちょと、原作の漫画(古泉智浩)が好き過ぎて映画を見るのが怖かった&エイコ役をやれなかった悔しさ(脱ぐ覚悟は出来てたのに!)で足が遠のいてしまってたのですが、やっぱり見ないわけにはいかず。
で、いざ見てみるとそんな不安はとんだ老婆心であることが発覚。あんな、屈折した男子中学生の被害妄想の塊みたいな漫画(まあそれが面白いんですけど)がこんなに爽やかで切ない青春映画になるなんて。ストーリー自体は原作のまんまなのに。映像ってすごいですね(「悪魔だもん」のセリフがなくなったことだけが唯一の心残りか...!)。
とにかく主演の竹原ピストルが良くて、はじめは「え、バナンバ(主人公のあだ名)良い人キャラなの?」とちょっと不満になりかけたけど、見ているうちにこの人しか有り得ないと思えてくる。映画初出演でこれはずるい。
安藤政信も、さすが私が追っかけしただけの男。『キッズ・リターン』以来、どこへ行ってしまうのかと不安だった気持ちがやっと落ち着いた。久々のいい芝居。やっぱりかっこ良し。
そして坂井真紀。エイコ役に決まったと聞いた時は「絶対私の方が向いてるはず!」と1人で大騒ぎしてしまったが、そんな自分を今更反省。まさかこんないい役者さんだとは思わなんだ。バナンバを見つめる表情がだんだんいちいちたまらなく良い。足もキレイ。
聖火ランナーの中学生もいい味出し過ぎ。若松孝二のパンツ一丁姿が見れたのも嬉しかった...。
そしてもちろん、熊切監督の演出もぐっとくる。ベタやなあと思いつつも胸キュンしてしまった箇所多数。アパートの室内なんかはやっぱり上手いなあと思わせられたり。どう見ても狂ってる世界を、なんだかフツーに、愛おしいしいものとして見せてしまう熊切監督。相変わらず、男子全開(それは原作の漫画にも言える)の映画だけど、それをうっとおしく感じさせないのがよろしい。映画自体がもうちょっと明るめ(物理的に)だとなをよろし...。
あっというまに上映終了みたいなんで、お時間のある方には是非見に行ってほしいっす。

なんか映画見に行こっかな~、と思ってたりなんかしてたら気付いたら夕方だった。出掛ける気が萎えたので衣替えとかしてたら気付いたら夜だった。一歩も外に出てない日。タバコの買いだめ万歳。そんな9・11。

朝っぱらから全米オープンテニス女子決勝戦の生中継を見て涙。エナンを応援してたはずなのに、シャラポワのあの姿につい何故か。私はどうやら、若くして地位も名声も手に入れてる人がそれでも尚頑張る姿に弱いらしい。特に女性。私やったら絶対「もうええわ」ってなるのになあと。

ついに観念して「天然コケッコー」を最終巻まで読む。特に感動するお話なわけでもないのに14巻読み始めた頃からここでも涙々。
いやあ、やっぱりほんまにすごい漫画だ。普通、どんな漫画も14巻くらいになると途中で絶対中だるみというか「描かされてる」感が出るもんなのに、そういうの一切無し。1巻からじっくりゆっくり登場人物や場所がめちゃくちゃ自然にでも確実に変化していく様子を退屈させずに読ませる。だけでなく、最終話の手前で「にゃんこ見聞録」なんて描いてしまう冒険心まであって。なんでこんなことが出来るのかと信じられないくらい見事。久しぶりに映画以外のモノで本気で興奮した(全然新作じゃないけど...)。もちろん大沢君の姿にも興奮。

奇跡的に間に合う時間に起きれたので、フィルムセンターの「美術監督水谷浩作品選集」に、伊藤大輔監督の『元禄美少年記』(55年)を見に行く。......が、案の定、昨晩の深酒がたたって途中若干記憶なし。ああ勿体ないことした。勿体ないお化け出るわ。
もちろん全編寝たわけじゃなく、面白い映画だってことは十分わかった。若い頃の中村賀津雄がマジ美少年だってことも十分わかった。タイトルから、主人公が美少年故に何か問題が発生するような物語を想像してたら、彼が美少年ってことは全く内容に関係なくてちょっとびっくりしたけど、そりゃタイトルにもつけたくなるわなってくらい可愛かった。
お話は忠臣蔵なんだけど、やたらと人間臭くて全然かっこよくなくて良かった。今まで見た忠臣蔵モノではかなり好きな方かも(寝たけどさ)。でも映画の作り自体はめちゃかっこよくて痺れた。討ち入りのシーンとか、最後の切腹間際の踊りからラストなんか特に。途中で姿を消した友だちの行方は気にかかりますが...。
美術監督の特集なんだからそれを意識して見ようと思ってたはずなのに、建物のセットがあまりに見事過ぎてセットに見えず、意識することさえ忘れてしまった...。次回からは必ず...。

03年に井川耕一郎さんが作った伊藤大輔に関する『(スニーク・プレビュー)』を拝見して以来、伊藤大輔監督の作品をまとめて見たいと熱望し続けてるのですが未だ実現せず、ちらほらしか見れてない。どなたかお願いします。絶対寝ないんで。

ユーロスペース会員カードのポイントが溜まったので、ここぞとばかりにツァイ・ミンリャン監督の『楽日』を見に行く。無料だぜ。
上映は今回が初めてだけど03年の作品、だそうな。ツァイ監督ファンとしてはなんで公開までこんな時間かかってるのか文句言いたいところだけど、遅れながらも見れるということで今回はおとなしくしておく。
映画は、冒頭からひたすら無人のどでかい映画館の客席がただ映ってる(5分くらい)、という映像から始まる。その間中スクリーンにはある映画が流れているのだけれど、台湾映画に関する知識が限りなくゼロに近い私には何の映画かわからず...(チラシによるとキン・フー監督の『龍門客棧』だそうな)。そしてその客席で展開されること(まあ、ハッテン場化してたり)と劇場で働いているおねえさんの姿(地味。足が悪い。)をゆーっくりじーっくりこれでもかってほど見せられ、久しぶりにツァイ・ミンリャン監督の映画を見た時に感じる「ああ、なんでこんなもんわざわざお金払って見てんねんやろ私...」感覚を思い出す(あ、今回はタダだった)。しょうもないとか不愉快とかじゃなく、なんか、ぼーっとしてれば見なくて良かったものを見せられた感じと言うか。
が、相変わらず最後には愛に溢れている。恐らく超重要キャラのおじいちゃん2人(でも具体的に誰かは全くわからず...。チラシによると『龍門客棧』に出ている方だそうな)が対面するシーンには、わけわかってないくせに涙。映写技師のおにいちゃんがあん饅(?)発見するシーンにも涙。台湾映画についてもっと勉強しなきゃなと反省する。台湾の映画館は本当に喫煙可なのかがかなり気になる。
賛否両論のツァイ監督ですが、私はやっぱりかなり好きかも。『西瓜』も楽しみだす。

夜は、新宿でまいうーなイタリアン。久しぶりに上質のパスタを食べて満足じゃ。

世の中にプリプリ怒ってたらうっかり書き忘れたけど、昨日『マイアミ・バイス』(マイケル・マン監督)を見たのだった。アメリカで大ヒットしたTVドラマのリメイク、だそうだが、そんなドラマは知らん。
豪華な車やら船やら飛行機やらを飛ばしまくってあっちへこっちへ移動しまくるゴージャスな映画なのだが、物語というか話の展開が地味(マイアミ警察の特捜課が潜入捜査してあーだこーだ)。元ネタに忠実なのかな?映像とストーリーのテンポが合ってない感じに乗り切れず...。後半の銃撃戦がすごくかっこよかったのにそれまでがちとダルくて残念。敵ボスのキャラクターとか中途半端過ぎるし。あと、音楽(というか音全般)が重要な映画なのに、劇場の音響が小さ過ぎたのはかなり痛かった。久しぶりに途中で文句言いに行こうか悩んだ。あと、やっぱり全体的に男クサ過ぎ。
ジェイミー・フォックスは前から好きやってんけど、今までただの眉毛にしか見えなかったコリン・ファレルが段々かっこ良く見えてくるからあら不思議。次回作は是非困ってない役をお願いしたい。コン・リー、私が聞いても稚拙とわかる英語で頑張ってた。個人的に全く好みじゃないけど、セックスシーンの涙は良かった(脱がない女優なことにはやや幻滅)。ああ、私もモヒート飲むためだけにハバナに行くような人間になりたい。

で、今日は巻き爪矯正の日。

せっかく治りかけた風邪が、朝っぱらから「紀子さま男児御出産」でTV番組総狂乱っぷりを見てぶり返しそうになる。子どもが生まれたという、それだけではこの上なくめでたいことをここまで気持ち悪く出来る世の中ってある意味すごいと思うけど。
「天皇の血から後継者が出来たってことは本当におめでたいですね!」と某雑誌の皇室記事担当者がコメントしてるのを聞いた時はTV局に抗議の電話してやろうかと受話器を取りかけたが、寝起き過ぎて声が出なかったので断念。こいつら、雅子さんの人生や人格を壊した上に、平気で愛子さん(ちゃん?)のそれまでも無茶苦茶にする気なのか。すごいな。「男の子なら良かったのに...」なんて、一般人女子でも言われたら決して平穏ではいられないというのに。だって、生まれたことへの否定だぜ?経験者は語る。想像力とは何ぞや。
男の子が生まれるなんて今どき妊娠数ヶ月目で判明することを今更めでたがるわざとらしさと、それを聞いて皇室典範改正を白紙に戻す安倍晋三。羞恥心とは何ぞや。ああ悩ましい。

ついに買っちゃった。コミック全14巻大人買い。

sex and the cityのキャリーの教えに従って、ネットショッピングは反対派だのですが、さすがについにアマゾンにお世話になってしまいました...。

文庫版も出てるけど、くらもちふさこの絵に文庫サイズは小さ過ぎる。ので、コミック版を購入。ウチに届いて、嬉し過ぎて早速黙々と読み始めるも、面白過ぎて読み終わるのが悲しくてちょっと休憩。改めて、本当に色んなことがすごい漫画。少女漫画は偉大だ。そして、この作品の少女漫画性に対して「夢の温度」を描いた南Q太も果敢だとは思うが、あれは後半残念過ぎ。
そしてそして、読み直してみて今再び問う。映画化どうなのよ。絶対この漫画以上のものにはならないと思うねんけどなあ。

アガシが無名の新人に負けて引退のショックと、風邪による体調不良で1日寝込む。精をつけようと朝からレバニラ定食食べてみるけど逆に胃もたれ。

くそー、風邪ひいた。死ぬ。
先日、持論である「日本人は傘さし過ぎ」を体を張って遂行しようと、小雨降る中フラフラ歩いて、そのまま冷房ききまくりの劇場で映画なんか見たもんやから。
まあそんなヒドい状態ではないので、ひたすら寝て梨食べてうどん食べてアクエリアス飲んで寝て過ごしてたら、今はだいぶ楽な状態。さすがに断酒減煙。

アガシがピンチ!まさか!ベッカーって誰やねん!

かなりやばい、と噂を聞いていて気になりまくっていた篠崎誠監督の最新作『殺しのはらわた MASTER OF KILLER』を見るために京橋にある映画美学校へ。美学校映画祭の一環だとは知らなかった。いつのまにか始まってたのね。保坂大輔監督の作品を見逃してしまっててショック(ご本人には「髪伸び過ぎ」と注意しておきました)。
会場にいらした篠崎監督のジーンズかわいいなあなんてぼんやり思ってたのが、『殺しのはらわた』始まった瞬間目が覚めまくる。カメラの動きとか人の動きとか、映ってるものが全部めっちゃかっこいい。見ながら何故かにやけてしまった程かっこいい。俳優さんはプロの方達だけれど、スタッフが学生というのがにわか信じられない程。藤田陽子はいつからあんな目になったのだ。ワンシーンだけ出てきた監督ご本人もめちゃかっこいい...。なんやあれは。お怪我がなかったことを願います。
30分の作品という制限(想像)なので、物語はごく軽くしか語られていない(とりあえず、殺し屋が殺し合う)のが本当に残念。『霊感のない刑事』みたくロングバージョンを切望。

いやあ面白かったにゃ~、とフラフラ建物から出た瞬間、立て続けに3人連続外国人に道を聞かれる。説明するより連れてった方が早いわ、とレストランやら駅やらデパートに案内しまくって疲れた...。背が低いと道が聞かれやすいというのは知ってたけど、外国人相手にまでだなんて知らなんだがな。

9月!涼しい!ってか寒い!

周りでやたらと評判がいいので気になっていた『カーズ』(ジョン・ラセター監督)を上映最終日に駆け込んで見に行く。もちろん字幕版ね。
同じ監督の(2やけど)トイ・ストーリみたく、人間界の中での車たちの物語と勝手に想像してたら、全てが車で構成されてる世界(蠅までも!)の物語でちょっとびっくり。
冒頭のレースのシーン、あんなスピード感とリアル感をこんな完璧なCGで見せられたらもうどうにもできないですね。撮り方(?)も良いし。話の展開(主人公の車が田舎に行っしまうところとか)にもうちょっと工夫が欲しかったけど、主人公がヒロイン役のポルシェ(キャラクターとして全然可愛くない...)に恋する瞬間(水際を走る姿がスローモーション!)なんて『ハチクロ』より胸キュンできた。背景のCG(とその見せ方)も見事過ぎる。
そして、楽しみにしていたエンドロールは期待を裏切らず『モンスターズインク』に引き続き泣かされた。ほんまにすごい。映画自体は正直中盤ちょっとだるかったけど、このエンドロールで全部オッケー。一見の価値有り。この手間と愛を想像するだけでひたすら尊敬の念。重要なキャラの声優がポール・ニューマンだと見た後に気付いたことにはややショック...。

と、珍しく可愛らしい映画を見てしまったので、バランスをとるために、夜はレイトショーで石井輝男監督の『異常性愛記録ハレンチ』。自分でもうっとりするほどのギャップ。
確かに、異常な性愛のハレンチな記録で、69年の作品なのにDVやらストーカーやら同性愛やらその他諸々現代でも通用するネタ満載。ほんとなら笑えない内容のはずなのに若杉英二の芝居のせいで会場は大爆笑。小太りの天パで顔の濃いおっさんが「愛してるよ~ん」「寂しいんだよ~ん」を連発する姿(変なダンスとか...)は、個人的に「生理的に無理!」と叫びたかったのだが、作品が面白過ぎて最後まで凝視してしまう。夢に出てきそうで怖い。それでも89分見れるんだからすごい。
始めの方は他のお客さんと一緒に笑えたんだけど、だんだんほんまに怖くなってきて、こんな男にだけはひっかからないようにしようという教訓まで得られた映画でした。主人公の橘ますみの可愛さが救い。
それにしても、劇場内に関係者がいるわけでもないのに上映終了後拍手が起こる映画は久しぶりだったな。

と、私がボケーッと映画を見てる間にこんなことがあったそうな。どうするよこれ。