明日の午後大阪に帰省するため、ちょいと早めにご挨拶。
皆様、今年も一年お付き合い本当にありがとうございました。感謝してもしきれない程感謝の気持ちで一杯でございます。

結局新年の思惑とは裏腹に、今年も新宿・京橋・御茶の水(or渋谷)を巡回する映画マグロな1年間になってしまったけど、それでも見た映画の総数は196本+DVD2本くらいと微妙な感じ。でもそれで結構お腹いっぱいなくらい素晴らしい映画たちに出会えたのでまあ良しとする(ベストテンとかは公表しない派)。個人的にも色々あったようななかったようなあったような楽しい年でございました。
来年こそは、映画と酒と猫以外の話題に富んだ日記をお届け出来ればいいな...。
あ、それと今年はなぜか「本当に真面目だねえ」と言われる機会が多くて、それってつまらない人間ってことかしらとちょっと不満だったので、来年は少しグレてみることにします。

お正月は、甥にまみれたりハワイに行ったり、しばらく映画のことを考えずに生活する予定。帰京は今のところ13日のつもりなので、その頃また覗きにきてくれるととても嬉しいです。来年もどうぞよろしくお願いします。
皆様がよい新年を迎えられますように!にゃらば!

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にゃらば、のポーズ

映画納めの後は病院納め、ってことで、年末年始を無事乗り越えられるように先生からご指導&お薬を頂戴しに行く。
結局この1年でステロイド3mgしか減ってへんやんけ!おかげで副作用の食欲も365日ノンストップじゃ!とキレたくなったけど、まあ、血管や胃腸が暴れずぼちぼち健康な日々を送れただけで満足すべきか。人間て欲深い生き物ですから、病弱なときは健康でさえあればと願い、健康になると痩せさえすればなんて下らない事を考えるものですが、なんやかんや言ってもやっぱり健康が第一であります。みなさまも御自愛下さい。

夜は、ガールズトーク納め。完治しない風邪を抱えたまま呑んだせいか、えらい酒がまわり、話は大変な方向に。

冷静に考えて、かなりの確率で今日が今年最後の映画デーとなるだろうと思われるので、悪天候に負けずに頑張ってみた。
ロリコンはとりあえず全員死ねと本気で思ってる私には、最近の日本のアニメ(ジャパニメーションっての?)は完全全否定なんだけど、今敏監督の『東京ゴッドファーザーズ』は「実写でやればよくね?!」と突っ込まずにいられないアニメっぽくなさが気に入ったので、新作の『パプリカ』も見てみたかったのだ。筒井康隆の原作は中学生くらいの頃に読んだけど内容うろ覚え。
普段とは違うアニメオタク系の客層に混じっていざ観賞、の前の予告25分はいくらなんでも長過ぎる。これはひどい。次回もこんなだったら絶対苦情言う。とイライラしながらいざ観賞。
若い女性が出てきても全然エロっぽくなかったり、前作とはうって変わって絶対にアニメでしか不可能な表現しかしてないところも面白いし、監督が「画を紹介するためのストーリー」と言う通りとにかく画が素晴らしく、見てて飽きない。多分これ以上長かったらダルくなるだろうけど丁度いい90分強。盗まれた夢に対する勧善懲悪がちょっと単純過ぎるかなとは思ったけれど、なかなか楽しめたのでした。

が、やっぱり一年の締めくくりがアニメってのはなんとなく腑に落ちないので、締めは偉大な映画作家で。暴風雨の中フィルムセンターに移動して溝口健二監督の『近松物語』(54年)。だいぶ前に見たはずが何故か記憶ほとんどなし。こんなのばっか。
経師屋の若奥さんと職人の若者が、誤解が誤解を読んで不義を疑われ、実際は何も無いのに2人で逃げてる間に運命の悪戯が...。って、かなり分かりにくい説明ですけど、要は壮絶なラブストーリー。
最初、長谷川一夫(若職人)のあまりの二枚目っぷりとキレイな身のこなしにちょっと違和感を感じるも、目の前に次々現れる怖くなるくらい美しかったり完璧だったりするシーンにただ呆然。心中のシーン、山のシーン、勿論水谷浩のセットでのシーンも素晴らしく...。思い出しただけでサブイボ。なのにいちいち音もすごくて、和楽器の音楽も自然音も聞き逃せなくて忙しい。でもやっぱりラストは溝口健二ってどこまでもSなのねと思わずにいられないブルーさ。
ラブシーンがやたら激しいことにはちょっと驚いた(抱き合ってるだけやけど)。そして香川京子に惚れ直しまくり。やっぱり女優は鼻ですね。
ああ、溝口特集明日で終わりなのに。いっぱい見逃してしまった自分が悔やんでも悔やみきれない。ううう。

上映後は柳町光男監督のトーク。監督の、『近松物語』への熱い思いと、めちゃくちゃ細かい溝口映画と廊下の関係についての講義(?)が聴けて面白かった。

なんかさー、もうさー、こんな狂ったようにフィルムセンターとシネマヴェーラに通ってるバカ女が聖夜の夜に出会えないなんてやっぱりあの御方と私はご縁がないんだわ、と朝っぱら(お昼休みのウキウキウォッチングですけど)からかなり傷心。傷つき過ぎてすべての予定をキャンセルして1日呑んだくれる。そんなクリスマス。はあー。

メリ~クリスマス~。
数ヶ月前から「24日暇じゃ!」と騒いだ甲斐あって、心優しいボーイズ&ガールがウチに来てパーティーを催してくれました。おかげで風邪も良くなった。よかよか。

すいません、22日に復活って言ってたのに23日になってしまいました。
なぜなら、姉の台風一過のような上京終了後、やや疲れが溜まってる状態で昨日はアテネフランセの「ジャック・ベッケル生誕百年記念国際シンポジウム」に朝も早よから整理券ゲットのため並びに行き、ロビーに溢れかえる知り合いに挨拶して回り、衝撃的な方から挨拶されて(向こうから!!)パニくり、『怪盗ルパン』(57年)という素晴らし過ぎる映画を字幕無しフランス語で104分堪能し、蓮實重彦&青山真治&ジャン=ピエール・リモザン&クリス・フジワラ氏による濃厚過ぎる講義を一時間強拝聴し、軍鶏鍋でホッと一息ついた後、有り得ないメンバーが揃う打ち上げ会場で緊張し過ぎで正座しながらビールを飲んだりしてたら、今朝起きたら見事に大風邪をひいていたからさ。さすがにちょっと無理し過ぎたと反省中。
でもこのイベントのために直前に仙台から東京入りし終了後即新幹線で戻っていったり、仕事を抜け出して映画だけ見に来てたりする人たちもいてて、映画馬鹿(失礼)ってすごいなーと深く感心。みなさんもお体だけはどうぞ大切にー。

師走、ですね。こんなに社会から隔絶した生活を送ってる私ですらなんだか小走りな生活を迫られる12月マジック。今日もあれやこれやで映画を見る時間はなく。
で、極めつけに明日から今週末まで突然姉(yonjo)が上京してくる始末。こっち(東京)に特別友達や知人がいるわけでもない彼女には、私が付きっきりで相手する他なく、映画を見てるどころの生活ではなさそうな予感。なので、開き直って日記をお休みすることにします。めんごでやんす。再開予定は22日の金曜日。呆れずに、その際にはまた覗きにやってきて下さい。お願いしまうま。

そんな忙しい日々の癒しには、これですよね。西島秀俊さんのムック本ですよね。

宮崎あおい撮影の写真の至近距離っぷりに嫉妬しつつ、巻頭のインタビューの聞き手が篠崎誠監督なことに地団駄。一言かけてほしかったにゃ...。でも表紙は私撮影の写真の方が絶対好感度アップなはず。(内容は、諏訪敦彦監督の文章や黒沢清監督との対談や、大変充実したものであります)

本屋さんでちらっと立ち読みしただけなので、もしかしてもの凄く素晴らしい内容だったら申し訳ないんですけど、今回のユリイカ「監督系女子ファイル」特集に対して半笑いしか出来ないのは私だけでしょうか。
表紙が『さくらん』のスチールって時点でどこまで本気なのか微妙過ぎるし、この「監督系女子」って言葉をもし悪意なく使ってるとしたら相当問題は深刻だと思うんですけど。
あー、昨日飲み屋で絡んできたおっさんと言い(一晩経っても思い出しただけでむかつく)こういうものと言い、女の敵は女と男だから生きるのって大変。

夜、新宿にて今年初の忘年会に参加。スタートは、おいしいちゃんこ鍋をつつきつつみんなで談笑、と穏やかなムードだったのに、二次会にて生まれて初めて酔っ払って下半身を露出する大人を目撃したり、羽交い締めセクハラを体験したり、Hカップの胸を触らせてもらえたり、うっとおしいおっさんに絡まれたり、えらいことになってた。でも色んな人に会えて久しぶりにカラオケ出来て朝まで女子トークが出来て楽しかったなり。

もしかしてもしかしたら年内もう映画見る時間ないかもと気付き、貴重な今日には万が一見逃したら死ぬ映画No.1のクリント・イーストウッド監督『硫黄島からの手紙』を見ることにしました。
つまらないわけがないことは重々承知だし、日本人キャストってのが新鮮なくらいでまたいい映画が見れるんだろうなあとちょっとナメた気持ちで見てしまったりしたらえらいことに。いやはやいやはや、ホントーにすごい映画だった。ヤバかった。なにがすごいかヤバいかはとにかく劇場に行って確認して下さい。以上。
と、内容や映像に触れることは避けるとしても、加瀬亮の素晴らしさにはどうしても言っておきたい。前々から気付いてたけど、なんてすごい役者なんだと改めて感動。141分の中で加瀬亮演ずる清水に関する個人的な話なんてちょっとしか出てこないのに、終盤加瀬さんがただ語る場面では本当に涙が止まらなくて困った。泣いた泣いた泣いた。
二宮くんも、現代の若者にしか見えない飄々とした芝居は中々良かった。秘かに嵐デビュー当時からかなり好きだったのでこんないい役者になってくれて嬉しい。
渡辺謙も、想像よりはずっと見れた。笑顔の引き攣り具合がちょっと怖かったけど。伊原剛志も相変わらずかっこよかった(実は「愛はどうだ」の頃からのファン)。中村獅童の、1人だけ力み過ぎ&みんな役のために体重絞ってるのに1人だけむちむちしてるのがちょっと目についた。
『父親達の星条旗』を見逃してしまった不束者の方でも、内容とかが繋がってるわけじゃないので、遠慮せずにガンガン見に行くべし。

うー、久しぶりにやってしまった、寝坊&ドタキャン。せっかく御好意のお誘いだったのに本当に申し訳ない。この借りは近々必ず返すっす。
そんな出来事でパニクッてる時に限って色んな人や用事に振り回されて更にパニクッて、夜なんとか落ち着いた隙を狙って渋谷に向かい久しぶりにシネマヴェーラへ。今回の特集は「ヌーヴェルヴァーグはもうすぐ50歳になる」。
劇場に行くとお客さんの8割くらいが女性で、それだけで感動しかけたところに、ホントに洒落っ気ゼロの地味ーな制服姿の女子高生を見かけ、おお10年前の私じゃないかと近づいてみると、彼女の読んでいた本は大島弓子の「バナナブレッドのプディング」。変なものに惑わされず、そのまますくすくといい大人になってくれと心から祈る。
で、アラン・レネ監督の『夜と霧』(55年)。ナチスのアウシュビッツ強制収容所の現在(55年当時)の映像と戦争時のニュースフィルムがモンタージュされたドキュメンタリー映画。こんなにじっくりとこの建物を見るのも初めてだし、こんなに生々しいニュースフィルムを見るのも初めてで、山のような死体や死体の顔のアップや大量に集められた女性の髪の毛などに体が震える。見る前は「32分か、えらい短いな」と思ってたけど、32分でいっぱいいっぱいになってしまった。
続いて、結婚したい男性No.1エリック・ロメール監督の『獅子座』(59年)。陽気だけど運のない主人公(40前)が、突然遺産を相続して浮かれまくった途端にその話が流れてしまってそのまま無一文果ては浮浪者...。同じ獅子座として、見てて本気で不安になるくらい悲しい星回り...。
それがさ、映画の半分以上は主人公がお金と食事を求めてひたすらパリの街を歩き回ってるだけなのにやたらめったら面白い。なんなんでしょうこれは。別にパリの街が美しく撮られてるわけでなく、途中のちょっとしたエピソードが感動的なわけでもないのに。スーツの汗染みとか底の取れた靴とか、そんなことに「さすがロメール様!」と思わずにいられない。飛行機が苦手なら本気でパリまで出向くんですけど、って誰か伝えといて下さい。

やっぱり東京に住んでて映画見ないなんて5日が限度!(大阪だと平気なのに)ってことで、寝不足のような二日酔いのような雨のせいでくせ毛うねってるような気がしないこともない体を引きずってフィルムセンターへ向かう。
溝口健二の『山椒大夫』(54年)。以前に見たことあると思ってたら何かと勘違いしてたらしく、初見だった。
平安末期の、いいとこの親子が家が没落して父親が捕まって、残された母と幼い兄妹があっというまにどうかと思うくらい不幸になっていく怖い怖い物語...。奴隷制度とか荘園制度とかを受験勉強ぶりに思い出したが、現在の話でもあるよなと思ったり。
そんな物語も勿論素晴らしいのだが、まあとにかく映像がすごいこと。最初の方のすすきの原の場面、モノクロ画面にただ大量のすすきが映ってるだけなのにあまりの美しさに声が出そうになったり、噂に聞いていた香川京子の入水シーン。自殺がこんなに美しく見えていいのかと思いつつ、そりゃビクトル・エリセも門限破るわと納得の画面。ほんでからラスト。今まで「田中絹代ってなんか苦手~」なんてぬかしてた自分をはり倒したくなった。盲目で足も悪くしぼろぼろの体で息子と再会、田中絹代の芝居に呆然としつつ、そりゃゴダールもオマージュ捧げるわなと納得の宮川一夫(キャメラマン)。
その他にも、やたらと静寂な画面がスリリング過ぎたり、山椒大夫さん怖過ぎたり、巫女のばあちゃん怖過ぎたり、全体的に現実なのか幻想なのかよくわからなかったり、とにかく圧倒されまくり度肝抜かれまくりの映画だった。すごいもん見てしまった。

これからやってくる年末のあれやこれやの嵐に備えておでんを食べて体力をつけておく。

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もちろん私が作ったわけでなく、日本酒一本抱えて友達の家に乱入し、呑んだくれて食い倒れて朝の4時半までお邪魔しまくったのだった。おでん以外の手料理もいちいち美味しく、本気で彼女の旦那さんに嫉妬。
ちゃんとしたおでん(コンビニのとかじゃなく)ではじめてはんぺんとちくわぶを食べて感動した。やっぱり西と東で違うもんなんですね。ウチのにはすじ肉が串刺しで入ってたよ。我が家流ではなく家政婦さん流だけど。

今年はね、今年こそはね、平和に年末を迎えられると思ってたの。映画見て、旨いモン食って、いい1年だったなって言えると思ってたの。ところがどっこい、師走に入った途端不穏な空気が身辺に漂いまくりで、映画見てるどころじゃなくなってきた今日この頃。まあ自分のことはどうでもいいとして、友人知人家族親戚その他に問題起こりまくり。あー、なんで私の周りの大人たちはいい歳しても落ち着いてくれないんだろう。こんな人たちに囲まれてまともな人間に育った私って本当にすごいと思うと自画自賛せずにはいられない。でもだから、問題が起こった時に解決出来る人間が私くらいしかいなくていちいち駆り出されて疲れるんだけど。これも運命なのか。大嫌いな言葉やけど。
ということで、しばらくgojoの愚痴日記みたいになりますが、どうかお付き合いお願いします。溝口もヌーヴェルヴァーグもAAも見たくて喉から手が出そうなんですけどねー。うーー。

今WOWOWでワイズマンの『動物園』がやっている。なんかすごいな。誰が見てるのかちょっと気になる。

私の持論のひとつに「家族関係において血縁とは無意味である」というものがあって、では家族とはと問われると、「思い込み」と即答する準備はできている。家族社会学だとか文化人類学をちょっとかじってみたけれど、やっぱり実感として。
血は繋がっているけど家族と思えない(思いたくない...)人もいて、血は繋がっていないけど友達とか親友とかいう言葉で片付けられない関係の人もいる。そんな風に思える他人は27年間生きてきて2人だけど。
今日は、最近色々なことがあってちょっと心配だったそのうちの1人の顔を見に、そのうちのもう1人を連れて日帰りで大阪に行って来た。生まれも育ちも現在の状況も全く違う3人(正確には4人)が、ただひたすら呑んで食うためだけに東京から大阪へ行くことになにか意味があるとは思わないけれど、意味なんてなくていいと思える時間であった。この人たちには私より先に死んで欲しくないなと思った。健康診断は受けましょう。

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すっごい華麗にジャンプしてるように見せかけて、床暖房に負けてるだけ。文明ってすごいですね。

さすがに週に3日の午前様はヤバい。管理人の視線が冷たくなってきた。


もちろんみなさん買いましたよね、新藤兼人監督の「作劇術」。

日本映画に関するとても内容の濃ゆい素晴らしい本!だと噂を聞いて嬉々として書店に走り入手したもののまだ読んでないのですが(ごめんなさい...)、この本のインタビュー&編集をなさった岸川真さんお疲れ様の会を勝手に催す。岸川さんを紹介して下さったフィルムセンターの岡田さん&岸川さんのパートナーさんと共に(久しぶりに本当に素敵なカップルを眺められて幸せだった)。
今週3回目の中華料理(しかも同じ店)を食べながら、お2人の映画に関する膨大な知識に感服しまくったり、ちょっと衝撃的なネタを聞いてショックを受けたり、今の若者に対して嘆いたり、VOWについて盛り上がったり、楽しい夜なのでありました。そこで締めとけば良かったのかな...。

気分を入れ替えて、穏やかな気持ちで久しぶりにアテネ・フランセへ行く。ストローブ=ユイレの最新作がこんなに早く日本で見れるとは思っていなかったので、多分混んでるだろうと予想したものの意外と空いてた。まあ平日の午後だから当たり前か。
『あの彼らの出会い』(06年)。チェーザレ・パヴェーゼの神話的対話篇集「レウコとの対話」(47年)の最後の五つの対話を映画化、と、書きうつしてみるものの、一体全体それがなんなのか全くわかっておりません。ごめん。
まあストローブ=ユイレの映画っていつもそんな感じで、字幕なんて殆ど読まないしねー、と開き直って見始め、映画が始まった瞬間の男女2人の立ち位置やら周りの風景やら聞こえる音にクラクラする程衝撃を受けたものの、今回はなんとなく台詞の一言も聞き逃せない感じがして、画面見るのと字幕読むので大変。映画があまりに不親切過ぎて、字幕を読んだからって内容を理解出来てるとは思わないけれど、この映画は2006年中に見ておけて本当に良かったと思えたと言うかなんと言うか。別に具体的に世界の現状に対して具体的に何か訴えてるわけではないのに、語られてる物語は50年以上前の本だというのに、なんとも刺激的な作品だす。
陽光がキレイな森やら河やら周りで鳴いたり飛んだりしてる鳥の音やらにももちろんうっとり。会場の横のビルの工事音がうるさすぎたことだけが残念...。見に行くのなら夜の回をオススメします...。

実はかなりの相撲好きな私。実はここ数週間某スポーツ番組で特集してた曙・武蔵丸・KONISHIKIの鼎談コーナーを楽しみに見ていたのだった。
最終回の今夜、「朝青龍が圧倒的に強い現状を変えるにはどうしたらよいか」という質問に、3人が声を揃えて「他の力士がもっと練習すればいいだけの話」と答えていたのがとても印象的&納得できて嬉しかったのでR。某馬鹿キャスターの「でも今の若い力士達は俺らも練習してるって言うと思いますよ」という反応を鼻で笑う姿も素敵だったのでR。そんでまたみんなトークがほんまに面白くてすごい。根拠のある自信からくる余裕が感じられるユーモアセンス。惚れ直した。特に武蔵丸。朝青龍を倒せるのは今の俺だけ、って、引退した人が自信満々で言えないよ普通。
さすがに相撲取りに知り合いはおらんけど、最近、その世界に属してるだけ、肩書きだけで満足しまくって、経験も勉強も実力もない人たちがぴーちくぱーちくしょーもない自慢だの文句だのを垂れ流してる姿を見ることにうんざりしていたところなので、そういう輩はみんな武蔵丸にはり倒されればいいと思った。まあそういう人たちに限って「どこの世界にも属してない、なんの肩書きもないお前にだけはそんなこと言われたくない」と反論してくるんでしょうけど、そんな時代錯誤&想像力皆無な人間に付き合ってる程暇じゃないので無視。でも8割9分くらいの人間はそんなこと言ってくるからさすがに疲れるのでR。ばーか。
と、なんだかイライラするのも、帰宅直後に飼い猫にお気に入りのワイングラスを割られたせいなのです。夜中に掃除機とかマジだるいんだよー。ばーかばーか。

寝ても覚めても腹痛腹痛。生理痛ナメてた。
起きたら治るやろくらいに思ってたけど、まず痛くて眠れず。なんとか朝を迎えたものの、昼頃には体小刻みに震えだすわ意識朦朧としだすわでさすがにこれはやばいと身の危険を感じ、裏ワザを使って強力な痛み止めを入手。飲んだらすぐ落ち着いた。西洋医学万歳。
そんな病み上がり(?)な体でフィルムセンターに向かう健気な私。溝口健二監督『雨月物語』(53年)、以前にどっかの劇場で見てるけど、青山真治の「雨月物語」を読んだら久しぶりに見直したくなったので珍しく再見。劇場、えらい混んでるうえになんだかキャピキャピした若い男女が多い。いくらヴェネチア受賞作とは言えものすごい悲惨な話ってみんな知ってるのかしらんと老婆心。
久しぶりに見て、京マチコが記憶よりも幼くてちょっとびっくりした。幽霊(足もあるし触れるけど)なのにぷくぷくしててそれが逆に怖くてエロい。ってか全体的に前見たときよりエロい。私の想像力が汚れたのか?
男が金と名声を求めて好き勝手戦争した結果女はみんな幽霊になりました、と身も蓋もない物語は相変わらず身も蓋もなく、最後に出てくる子どもも生きてる設定とは言え死体にしか見えなかったり、なんとかハッピーエンドにまとめてる田中絹代のナレーションも白々しくしか聞こえなかったり、面白かった。ほんと見てる間に他のこととか余計なことを考える暇を与えてくれない濃過ぎる96分なのでした。満腹。

ごめんなさい、下腹部が痛くて横になってた記憶しかない一日。
お詫びに猫と虎がにらめっこの図を載せておきます。

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最近ベランダに出る癖がついて困り中。

冬ですね。上海蟹の季節ですね。なので食べてみました。

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写真で見ると意外とグロテスクでちょっと怖いけど、美味しくいただきました。蟹の神さんと父親とその彼女に感謝。

自称B-girlとしてはフージーズの再結成を見逃すわけにはいかないので、年末週末で浮かれた渋谷に『ブロック・パーティー』を見に行く。ミシェル・ゴンドリー監督、映画監督としては評判悪めですが(それでもジム・キャリー狂の私は支持するけどね)音楽のPVは傑作多数なのでちょっと期待。
アメリカでは超人気らしいコメディアン、デイヴ・シャペル(関係ないけどなんで黒人のコメディアンって声高いの?)が企画した「ブロック・パーティー」というラップライブのドキュメンタリー。このライブ、本当にただの道としか言えないブルックリンの一角に作られた舞台に超豪華ミュージシャンたちが出演するんだけど、それが全部デイヴの自費で行われてるそうな。しかも、彼の故郷の田舎町に住む人たちを移動費宿泊費(もちろんライブ代も)全部デイヴ負担でご招待。ライブの宣伝はデイヴ本人が車の中から拡声器を使って町を回る。アメリカって、最低なことと最高なことをする振り幅がでか過ぎるから扱いにくい。
登場するアーティスト達は殆ど黒人で、そのライブ(生演奏バンド付きのラップなんて初めて見た)や彼らへのインタビューも素敵なだけど、やっぱり、田舎町で突然招待された大学のブラスバンドの学生達(こちらも殆ど黒人)やタバコ屋のおばちゃん達が笑顔で踊ってる姿に泣かされる。これ、絶対スパイク・ジョーンズのリチャード・コウフェイのドキュメンタリー(まじで必見)みたいにライブシーンと舞台裏を別の作品にした方が面白かったと思う。良いシーンはいっぱいあるのにバランスというか編集のリズムがちとタルい。やっぱり長編には向いてないのかゴンドリー君(と呼びたくなる風貌)。
でも単純に音楽は素敵だし(ローリン・ヒルは相変わらずかっこ良過ぎるし、初めて見たエリカ・バドゥとジル・スコットにはサブイボ立った)見てるだけでこっちまで楽しくなるし、素敵な映画ではありました。アメリカのブラックジョークって実は面白いということも判明。笑えた。

12月の目標。携帯電話の発信履歴を8月に更新する。

昨夜新宿にて私が泥酔してる姿を目撃した方々。速やかに記憶を消去して下さい。ああ、ほんとなんか色々ごめんでした。