今夜は父が涙を流した夜......。

せっかく代々木体育館まで応援しに行ったのに久高選手が負けたよおおお。期待しまくってた父は相当ショックだったらしく、普通に泣いてました。
試合前の集合場所に向かうと、50人近い全国からの応援団(会社の人たちが無理矢理招集されただけ)がド派手なオレンジ色のお揃いTシャツ(何故か父のフルネーム入りデザイン)を着てる図を目撃、父の並々ならぬ気合いを感じると共に全員で電車で移動すると言われたので知り合いに遭遇しないことを心の底から祈りながら原宿へ。
一人5万円もするアリーナ席に座ってると、試合前に花束を渡す役を任せられテンション上がる。テレビ局のディレクターにほんまにやめてくれと言われたけど無理矢理渡す。
いざ試合が始まると普通に興奮しまくって声が出まくってしまう。でも途中でTV中継されてる画面を大きなスクリーンで見るとセコンドの人がウチのオレンジTシャツ着てるのが映りまくってて、知り合いが放送を見てないことを久高選手の勝利と共に心の底から祈る。
結果判定負けてしまったけど、初めてのボクシング体験はかなり面白かったのでした。
この時点で我がグループは一気に帰っていたのだけれど、さすがに勿体ないだろうと私と連れはメインイベントであるはずの内藤VS清水の試合も見てく。明らかに突然周りの客のヤクザ率が高くなってびくびくしてるのも束の間、今まで劣勢だった内藤がほんと一発で相手をKOした瞬間はやっぱりテレビで見るのとは全然違う迫力で、すごい!すごい!と叫ぶことしかできなかった。だいぶ楽しかったけど、自分の身近な人がこんなスポーツするって言い出したら絶対止める。見てるだけで心臓に悪過ぎる。エイドリアンは偉い。
人ごみがやだから早めに会場を後にしたので亀田は見逃す。
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オレンジ御一行が行くの図。

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前方の丸い背中が、父です。

果たして昨日だったのか一昨日だったか、多分初めてのフェリー二体験に『8 1/2 完全修復ニュープリント版』(63年)を見たと言うのに、作品に対する感想までもが既に曖昧。暑さのせいで脳みそが絶賛ふやけ中。マルチェロ・マストロヤンニがえらいかっこええなあと感動したことは辛うじて覚えてるけど、それ以外は「なんか乗れねえなあ」とぼんやり138分を過ごしたような気が。あ、あとさすがにハーレムの妄想はバカバカし過ぎて笑えた。あ、あと出てくる女性がみんなゴージャスでやっぱイタリア女はすげえなあと感心したことも思い出した。今は、こんな観客でごめんなさいとフェリーニさんに申し訳ない気持ちでいっぱいである。

気を取り直して開き直って、さあみなさん、今夜は久高寛之選手を応援しよう!!!

どうやら今年も夏は死んでくれないらしくこうも暑いと化粧する気も起きないのでとりあえずノーメイクが許される街=池袋に出てふらふらと映画館に入りふらふらとテリー・ジョーダン監督の『帰らない日々』をぼーっと見てみた。
息子をひき逃げされた父親とひき逃げしてしまった父親が依頼者と弁護士という形で出会ってしまってふたりの苦悩はいや増すばかり...、と大変暗い映画。画面もやたら暗かったな。被害者と加害者の関係という物語に特に刺激があるわけでもなかったが、ホアキン・フェニックスとジェニファー・コネリーの夫婦が中々良く、またエル・ファニング(ダコタの妹)の小生意気な芝居にうっかり泣かされそうになってしまったのでした。ほんまに地味ーでなんの華もない作品やけど、たまにはこんなアメリカ映画もいんじゃないでしょうかと思えたのでした。でもいくら地味とは言え公開数日目にしてお客が私ともう一人だけってのも衝撃的やったけど、その人が坊主頭に金のネックレスをしてるようなB-BOYだったのもえらく衝撃的であった。
久しぶりに見たミラ・ソルヴィノは相変わらず可愛かった。弁護士役の人誰やっけーと思ってたら、帰宅後たまたまやってた『ゾディアック』(WOWOW)の刑事役の人で、でも眉毛の太さが3倍くらい違うくてびっくりした。久しぶりに見直した『ゾディアック』の面白さにもびっくりした。

パトラッシュ、ぼくはもう疲れたよ...、と実はロクに内容も知らないアニメのフレーズが漏れてしまう程どーでもいいことに振り回されて疲労困憊な2日間であった。やだやだ。やだ。

こんな時は現実逃避に映画が一番とアテネフランセさんで開催中の映画美学校夏期公開講座「上映と対話篇」にて富田克也監督の『国道20号線』(07年)を鑑賞。昨年見逃したのが非常に悔しかった作品なのでやっと見れるー、とウキウキ。結果、とても面白い映画で満足、だったのだが、微妙に私の疲れとリンクする映画でもあったのでパトラッシュとの距離は縮まるばかりなのだった。
国道20号線沿いにある日本の地方の小さな町で、完璧にヤン服を着こなしながらパチスロ打ちながらしょうもない商売に手を出しながら消費者金融に借金しながらシャブではなくシンナーを吸いながら生活してる人たちの、ただその姿だけで、物語も救いも絶望もあるわけではない77分間なんですけど、こういうものを見せられる感覚は決して嫌いではないというか寧ろ好き。非常に興奮させて頂きました。パチンコや車の騒音を爆音で聴いてもっと気分悪くなりながら見たいと思った。
国道沿いのラブホテルやATMやドンキホーテのネオンの酷さに見慣れること、是枝監督はこの作品をご覧になったらいいんじゃないかしらなんて余計な老婆心をもってみたり。こんな映画をスタッフ3、4人の少人数で時間をかけながら自主で撮る人たちがいてくれることが素晴らしいし、ヤンキー女はファンシーグッズがお好きという法則に忠実な美術も素晴らしかった。

作品から勝手にもっとワルな雰囲気を想像してたら、上映後の安井豊さんとのトーク&打ち上げ(相変わらず乱入。相変わらず自己紹介で失笑をかう)での富田監督は外見もお話ももの凄く健全で爽やかな方でちょっとびっくりしたのでした。トーク時に上映された監督が美学校時代に撮られた3分間のビデオ課題がこれまた衝撃的でびっくりしたぜよ。

予告もチラシも見かけないうちにいつの間にか公開されていた阪本順治監督最新作『カメレオン』。そんな状態だから藤原竜也が主演ってことくらいしか情報を持たずに鑑賞スタート、冒頭で藤原竜也の空回り映画かと一瞬危惧したが、あれよあれよとめっちゃくちゃかっこいいアクション映画に様変わり。いやーー、本当に面白かった。久しぶりに思いっきり男臭い阪本監督作品の男臭さが楽しめた(『亡国のイージス』的なマッチョさは苦手)。派手で興奮出来るカーアクションなんて日本映画で久しぶりに見た気がするし、人間の格闘シーンでは心の底から竜也(って呼びたくなる)の身体能力の素晴らしさに感動した。顔が生理的に苦手って理由でずっと好きになれなかったけど、実はこんなに凄い人だったのねと見直しまくり。それでも阪本監督の優しさが垣間見える悪徳老人と不良少年たちのやりとりにはジンときたり。谷啓にサックス吹かすのはずるいんじゃないかとさえ思った。
脇に出てる俳優がみんなハマりまくりなのも良く、菅田俊はゴルゴ13にしか見えず(褒め言葉)、岸部一徳は証人喚問が日本一似合う役者だと確信が持て、豊原功輔は相変わらずかっこよく、名前はわからないけど見事な階段落ちを披露するアクションねーちゃんには度肝抜かれた。やっぱり笠松則道のカメラはいいなと思った。バルト9の音響効果もあって安川午朗の音楽もかっちょよかった。
内容はタイトル通り、カメレオンみたく正体の掴めない男が活躍するって感じなんすけど、元々は松田優作用に書かれた脚本ということもありちょっと臭いんじゃないのと思ってしまう点もないこともなかったり、竜也の芝居やっぱ臭いんじゃないのと思ってしまう点もないこともなかったり、水川あさみ弱いなあと思ってしまうこともなかったが、この際そんなんええじゃないか一揆(騒動?)。映画終了後竜也ファンのギャルたちが「ほんとおもしろかったー!」と女子トイレで騒いでいたのでこれでええんでしょう。ギャルじゃないけどほんとおもしろかったー。

こんな映画の後はやっぱおでんだよねー!とおでん屋にてタマゴを頬張る。最初はカメレオン効果で上がりっぱなしだったテンションが、後ろのテーブルに座ってた息子(タンクトップ着用)&その母親&息子の彼女な三名様の、息子の母親に対する話っぷりが、いやいやどんな事情があるんか知らんけどそれはいくらなんでもあかんやろと感じずにはいられない本当に酷いもので(私が言うくらいなんですから)、聞いてるうちにだんだんブルーになってしまったよ俺は。あと10分長くあいつが店にいたら多分直接怒りにいってた。いや、親子の間でどんな話しようが自由だとは思いますけどそこに彼女を同席させるのはアホ過ぎるやろとプリプリ。別に他人の話を盗み聞きするのが趣味とかではないです。

本来は日本未公開予定だった作品がファンたちの署名活動によりめでたくロードショー公開となった、なんて経緯を聞くとほうどんなもんかいなと気になって見に行ってみたエドガー・ライト監督『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン』。結果的には満足できた大変面白い作品でございました。
有能過ぎるが故にロンドンからど田舎の町に左遷された警察官が主人公、という大きな物語の流れが冒頭3分に省略され、残り117分間とりあえずアホなことやっとけ!と暴れまくってる潔さが気に入った。さすがにちょっとしつこくね?と感じなくもなかったが、今まで苦手だったイギリスのコメディセンスにここまで笑えたという新鮮な喜びがあったので良しとする。不勉強な私はいちいちが何のパロディとか全然わからんかったけど、おじーちゃんおばーちゃんが銃をぶっ放しまくる銃撃戦では声を出して笑いつつマジかっちょいーとちょっと感動。男同士の親友ストーリーにも不覚にも感動。ほんまにドリフかよ!と突っ込みたくなるようなオチにもこんなことようやるわと逆説的に感動。でも、ああやっぱり村社会って気持ち悪くていやあねと勉強になったり。そして最終的には年寄り誰も死んでないんやと監督の優しさにホロリ。大人が本気でふざけるのって楽しいなあと改めて感じたり。こんな映画が署名活動によって公開に至ったというのは、ちょっと日本に安心できる話なんじゃないかと思ったり。

帰りに立ち寄ったもつ鍋屋で、隣りの合コン風集団が「すべらない話」ごっこみたいなことを始めだし、横で聞いてるだけで夏に鍋を食べてるのに冷や汗が止まらないという貴重な体験をする。映画でようさん笑っといてほんまよかった。

連休だからって別に行楽に出てるわけではなく、映画を見る暇もないくらい呑んだくれてるだけです。なんかごめん。
某巨匠のお誕生日会に参加し、ポニョに似てると言われてみたり財布をなくしたと大騒ぎしてみたり(ほんとお騒がせしてすいまんせんでした...)、友だちに誘われるがまま鴬谷の朝顔市に足を運んで「これからはガーデニングに燃えるわ!」と宣言しときながら酒を呑んでる間に屋台が閉まって朝顔買い逃したり、志村けんと鈴木亜美熱愛てだいぶおもろいなーと思ってみたり、酷い日々です。世間じゃダグラス・サーク特集が始まってるっぽいけどやっぱりどうしても前売り券を買って映画を見るという行為に馴染めなくて断念。あー、痩せたい。

見たのは昨日のことなんですけどね、大して話題にもなってない映画をこんな鬼暑い日に見に行く私を誰か褒めてと思いながらリー・チーシアン監督『1978年、冬』を見てみたら、これが予想以上に良い映画で驚いたのでした。
タイトル通り1978年の冬中国の田舎町にて、原題でもある西幹道という古びた鉄道の限られた土地を舞台に、そこに突然現れた北京から越して来た少女と少女に恋した兄弟たちの淡い物語。78年の中国が時代的に混乱期であることはなんとなく伝わってくるが、特に大きな出来事によって物語が動くわけでもなく、でもこの時代が故の悲しい結末となっております。あまりに古典的な悲恋がえらく泣ける。不器用が故お兄ちゃんが好きな女のためにとる奇妙な行動が可愛らしくて泣ける(そのひとつひとつがめちゃくちゃあっさり流されるのがまたよろし)。後半、小学生の弟が主役に変わり(というかそこでこの映画が彼の回想だと気づくんですけど)、彼が学校で苛められて事故を起こした後普段は乱暴な母親がとった行動がなんかようわからんけど泣ける。出てる役者はほぼ全員素人だそうで、でもみんなすごいいい顔してるのも魅力的でした。
『鉄西区』を思わせる電車からの風景がやたら美しくて感動してたら撮影監督が田荘々作品の人だった。たまに挟まれるロングショットがちょっとしつこいと感じなくもなかったが、まあ良しとする。でっかい肉まんがたまらなく食べたくなった。

と、意外な掘り出し物に出会えてルンルン気分のまま某若手映画研究者さんのお誕生日会に乱入し、テンション高いまま朝の5時にポニョをフルコーラス唄い上げた結果、本日は撃沈。

昨日は、gojo29歳目前にして糖尿病対策に本気で取り組むために3年振りに泳ぐの巻。区営プールなのに全身グラフィカルなおじさまがいたりして、さすがは池袋。勝手に親近感もたれて話しかけられた時はちょっとびびったけど。

今日は、とにかくとりあえず日が暮れるのを待ってから街に出て、ユーロスペースさんでレイトショー中の「映画美学校セレクション2008」にて丸谷肇監督作品『籠の中の緑』(06年)を拝見。
私も学生時代に遊びに行ったことのある練馬区の光が丘公園を巡るドキュメンタリー映画。と言ってもこの巨大な公園を舞台に何かドラマが起こるわけでもなく提議したい主張があるわけでもなく、ただ膨大な緑や子どもやお年寄りやバードォッチングな人々や自然保護な人々や鳥や花が映っているだけで、でも公園を舞台にした癒し系映画では全くなく、妙なスリルさえ感じる相変わらず不思議に面白い作品でございました。監督の前作屋久島を舞台にした『島影』を見た時にも似たような感覚に襲われた記憶が。そしてこれまた前作同様、映画の中での時間軸とか地理感覚が一切説明されない不親切さも相変わらず良かった。途中で出てきたギターが鳴り響く居酒屋は何だったんだ。そしてこれまたまた前作同様、映画に出てくる人たちとカメラとの距離感がワイズマンほど近くもなく単純なインタビューほど遠くもない絶妙さで、私がカメラ片手に公園行っても絶対こんなもの撮れないだろうなあと感服。
と、映画が面白かった上に光が丘公園に関する意外な歴史(戦争絡みのあれこれ)が知れたり平和に見える公園の人たちの微妙な人間関係が垣間見えたり(どんな世界にもあるのねえ)都会の野生動植物の生態系が知れたりと色々勉強にもなるお得な93分でございました。個人的には松ちゃんのコントに出てきそうな外見のやたら歴史に詳しいおばさんとラストの少年たちの遊び(変なポーズを取りながらただ黙々とフリスビーを蹴り合う)がツボでした。手作り飛行機にハマるおじいちゃんたちはちょっと泣けた。

帰宅後「あらびき団」を見て、メグちゃんの顛末にちょっと本気でショックを受ける。

岸川真さんの小説が更新されたので読んでみませう。なんか、九州行きたくなってきた。

大して興味もない映画をこんな鬼暑い日にわざわざ見に行く私を誰か褒めてと思いながら是枝裕和監督最新作『歩いても歩いても』を見てみたら、やっぱり私は是枝監督に大して興味が持てないと改めて確認出来た、意義があるんだかないんだかよくわからない結果に。
なんて言うの、所謂ニホンのフツーの家族が夏のある日に田舎の実家に久しぶりに集まって過ごす一日、おじいちゃんから孫まで集まってちょっとした笑いや暗い部分もあり、みたいな作品の、その台詞から芝居から諸々全てのノスタルジックなファンタジーっぷりが『おもひでぽろぽろ』的な(ロクに覚えてないけど)宮崎アニメレベルにしか見えなくて(実際出てる俳優みんな声優やってそうな感じの人たちじゃね?)、丁寧に撮られてる台所やせっかくの日本家屋もみそ汁のCMレベルにしか見えなくて、是枝監督て多分真面目で良い人なんだろうけどなんで映画撮ってんねんやろと身も蓋もない疑問が頭を駆け巡った114分であった。『誰も知らない』の時も思ったけど、「貧乏」とか「家族」って言葉に既にドラマがあると過信するんはいかがなものかしらん。この両親の性格含め。
ひとつの部屋に大人数が集まるシーンをもうちょっと面白く撮れないものかと思った。田舎の頑固な年寄りにしては原田芳雄はかっこよ過ぎるんじゃないかと思った。ラストに全てのネタが繋がるダサさは不要だろと思った。と文句ばかり垂れてしまうのは場内のお客さんたち(年齢層高め)があまりにも満足げだったのでそこに参加出来なかった悔しさからでもあるんですけどね...。

なんて言いながら、映画鑑賞後駆けつけた甥っ子の誕生日会にて自分の身内を改めて眺めて、私にはニホンのフツーの家族を語る資格もなければ共感する記憶さえ持たないという事実を思い出したので、上記の感想はあまり頼りにしないで下さい。どっちにしても個人的にはフツーの家族なんてわざわざ映画で見たくないけどさ。

昨日は、gojo29歳目前にして夜中の3時に吉野家の牛丼初体験デー。お店のシステムがわかんないと騒いだりお肉とご飯のバランスが悪いと騒いだりで夜のおにいさまに叱られながらのほろ苦デビューであった。

本日は、最近ポップな映画ばっか見てっからたまには重そうなの見てみっかとポール・ハギス監督最新作『告発のとき』に足を運ぶ。監督の前作『クラッシュ』が苦手めだったので今回も大した期待はしてなかったのですが、予想に反して中々良い映画だったのでした。想像通り気分は重くなったけど。
軍から突然失踪した息子を独りで探す父親が謎を追うごとに色んな事実が明らかになっていきラストには衝撃的な真実が!的な物語がひたすら地味に、何故か借りてきたシェパード犬に見えるトミー・リー・ジョーンズが黙々と演じてる姿(最近同じような役ばっかやってる気がしなくもないが)をひたすら丁寧に撮っている、変なあざとさがないのが気に入りました。それでもちょいちょい挟まれるヒューマンな匂いが気に障ったり(DV男の事件とか)最後の動画は不要な気がするとか思わなくもないけれど、イラク戦争を扱った映画を見て本格的に暗い気持ちになったのは久しぶりな気がするので見て良かったと思えました。
逆さの星条旗の意味はさすがに初めて知った。携帯電話の動画が映画になるってのも凄いなと感心した。若い軍人役の俳優たちが本当に頭の悪いマッチョに見えて怖かった。シャーリーズ・セロンくらい美しいとあえて自分を醜く見せたくなる(『モンスター』とか)ものなのかしらとぼんやり思った。

佐藤央さんの連載が更新されたので読んでみましょう。それでも私はヴィゴ様のリーゼントがなだぎに見えたんですよ。

意外とジュリー・デルピーが好きなんです、ってことで彼女の監督・脚本・音楽・主演作『パリ、恋人たちの2日間』を見に行ったら客が3人で驚いた。
フランス人女とアメリカ人男のカップルがパリの彼女の実家で過ごす2日間なだけのストーリーなんですけど、ひたすら英語とフランス語が入り乱れた会話が交わされまくる様子が『ビフォア・サンセット』を思わせる小粋な映画でござました。あと10分短かったらもっと良かった。最近よく見かけるアダム・ゴールドバーグも中々良かった。パリが全然かっこよく見えないのも良かった。両親役を実際の両親が演じているという出自の良さも私好みで気に入った。フランスでタクシーはあんま乗りたくないなあと思った。私も35歳になってもこれくらいモテたいなと思った。

と、2日続けて女性監督の映画(その前日は女性脚本家か)を見てみたが、どの作品も子宮臭くなければ自意識過剰空回り系でもなければ頭でっかちオタク風でもない気持ちの良い映画たちだったので大変満足。よかよか。

監督が29歳のかわいこちゃん女優サラ・ポーリーってのが気になって見に行ってみた『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』、面白いとかどうとかの以前に(面白かったんですけど)なんで若いおねーちゃんがこんな映画を撮ろうと思ったのか撮ってしまったのかという疑問が頭から離れない不思議な映画でございました。
長年連れ添った老夫婦の妻がアルツハイマーの兆しを見せ始めたので施設に入ったところ記憶障害を起こし旦那を完全に忘れそこで出会った別の男性と恋に落ち仲良くなっていく姿をただ見守る夫の苦しみを巡る物語...、って切な過ぎるわ。周りのお客さん老夫婦率高かったから見ながら無駄にドキドキしてもうたわ。
まだ28歳の私にはこんなに奥深い男女の機微が理解できてるとは思えないが、それでも徐々に惚けていく自分に戸惑いながらも受け入れていく妻とそんな妻を必死で守ろうとする夫の姿にはええ話やと心打たれ。ひたすら雪景色の中を妻がひとりでスキーする姿が美しくて良かった。施設に入った当日にそこでふたりがセックスするのも、老人の性がああだこうだとかじゃじなくこれまたびっくりする程さらりと描かれているのが良かった。ラストまでひたすら切なかったけど、忘れられても忘れられなくてもこんなこと出来る大人の男(が現実に存在するかはかなり難しいところやと思うが)ってかっこいいなあとしみじみできたので良し。サラ監督の次回作も是非見てみたい。
主演女優のジューリー・クリスティーの美しさには参った。どうやったらこんなおばあちゃんになれるんだあああ。

密かにタスポ普及に反対するぞ活動中だったのだが池袋駅構内で「費用全額負担その場で申し込みキャンペーン」に吸い込まれてしまいうっかりゲット。複雑な心境。

なんか私の好きそうな映画やなーと思いながらジェイソン・ライトマン監督『JUNO』を見てみたら、想像通り私の好きな映画で嬉しかったのでした。声を出して笑ったし、何度かホロリともしてしまったぜ。
興味本位でやってみたたった一回のセックスで妊娠してしまった16歳の女子高生が子どもを養子に出すこと前提で出産を決意、自分の家族やら里親やらボーイフレンドを巡ってあれやこれやの物語。
おでこの形と歩き方が私の相方(18歳で出産)そっくりなジュノの、不思議ちゃん過ぎないギリギリに好感が持てるキャラクターと、とにかく出てくる人たちがみんな頭悪そうやけど面白くていい人なのがよろしかった。かっこいい継母とかバカやけど頼りになる親友(個人的にかなりツボだった)とか自分勝手やけど憎めない里親とか情けないけど可愛い彼氏とか。アカデミー賞を受賞しただけある脚本の上手さに感動致しました。10代の妊娠を、重くもなく軽くもなく古くもなく新しくもなくさらりと映画にしてしまってるバランス感覚も大変よろしかった。センスの良さだけで押すかと思いきや意外とかなり細かいことに気を配ってたのもよろし。こういう映画がヒットするのはいいことなんじゃないでしょーか。
女子高生の妊婦が車を運転するのってかっこいいなと思った。親友の若気の至り的な男の趣味と里親の旦那のバカな行為が自虐的に面白過ぎた。でも今時の16歳はソニックユースを「ただの雑音」と言い切るんだなとジェネレーションギャップを感じて悲しくもなった。スタイリストいい仕事してるなーと感心した。
アメリカでも大ヒットしたらしいサントラがこれまた可愛らしくてつい買ってしまいました。よかよか。

昨日は、ウィンブルドン男子決勝戦のまさかのまさかのかさまのまさかの結果に打ちひしがれて朝を迎えて。それでも私は大人ですから心底ナダルを祝福するよ。初優勝おめでとう。スペイン万歳。

本日は、ほぼ一週間振りの映画なのでまずはリハビリにとスティーブン・スピルバーグ監督最新作『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』を。公開前の期待とは裏腹、あまり良くない評判を幾つか耳にし、某文豪からは「あんなのハムナプトラだよ!」とまで聞かされてたので若干の不安を抱きつつの鑑賞。結果不安は微妙に的中。ちょっぴりがっかり。
一番最初の乱闘シーンがなんかダサくて乗れねえなあ(予告でかっこいいとこ流し過ぎ)と思ってたら乗り切れないままぐだぐだと2時間が過ぎていったのでした。凄い派手なことしてるけど全体的になんかちゃっちい印象。特にラストのUFOとかさー。物語も、謎が現れたと思ったら次の瞬間解決されての繰り返しで途中から何がなんやらわからんようなってもうたし。外国人の名前は覚えにくくて困る。あと、なんでもかんでもあのメロディに乗せりゃいいってもんでもないと思った。
それでもバイクと車のカーレースには興奮したし、「3回下る」のバカバカしさには声を出して笑えたし、老骨にむち打って頑張ってるハリソンくんの姿も「えらい頑張ってはるなあ」と感心できたし、完璧に美しいケイト・ブランシェットの姿にはひたすら見とれたしでそれなりに楽しんだっちゃあ楽しんだんですがね。やっぱり見る前に期待し過ぎるのは映画にとって良くないことなんだと改めて肝に銘じた初夏でした。

七夕の今日は、実はgojo引っ越し2周年記念。これを機に模様替えでもするかと思っても、jobaの存在感を前に身動きが取れない。

ただいまイムニダー。ソウルから無事帰国したハムニダー。
おかげさまで楽しかったムニダ&実は今回の旅は娯楽以外にも超重要任務を背負っていたのだがそちらの方も無事遂行できて(多分)良かったのでしたニダ。それでも勿論美味しい韓国料理を食べて食べまくって食べ過ぎて自己嫌悪に陥ったり、バーゲン真っ盛りの免税店で買って買いまくって買い過ぎて自己嫌悪に陥ったりもしてきたのでご安心を。
ほぼ初めてゆっくり訪れたソウルは何かと新鮮な驚きがいっぱいあってかなり刺激的でした。色々びっくりしたことはあったけれど一番衝撃的だったのはとりあえずどんな店でもイチオシの商品に日本語で「イッコー(IKKO)さんおすすめ!!」と書いてあったこと。なんでここまで韓国で「日本人はIKKOが好き」という意識が浸透しているのか、その謎が解明できなかったことが唯一の心残りでしょうか。あとアカスリ的なものにも行けなかった後悔が残るので、このふたつの思いを晴らすためにも近いうちまた必ず遊びに行きたいムニダ。やっぱり外国には言葉の出来る連れと行くのは大変よろしい。

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適当に入った店の豚肉が旨かった。
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神取忍オススメのアワビ粥も旨かった。
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初めて食べたカンジャンケジャンも旨かった。
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辛過ぎる太刀魚も旨かった。
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でか過ぎるチヂミも旨かった。
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参鶏湯やらチゲやらうどんやらもとにかく旨かったの。許して。
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夜は毎日デモが行われていた。