たまには人の役に立つ。

『こんなに暗い夜』製作委員会

この度、小出豊監督の『こんなに暗い夜』の初長編作品を製作する運びとなりました。
 そこで、20代半ばから40代位の女性でご出演頂ける方を募集しております。
 小出のプロフィールは下記になりますが、どの作品も評判を集め、インディーズから今まさに躍進しようとしている監督と
期待が高まっています。
 是非、演技経験のある方もない方もご応募いただければ幸いです。 何卒宜しくお願い申し上げます。

あらすじ
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 沢山の母子が楽しむ、新興住宅地の公園に、不妊治療に苦しむ倫子と、避妊治療した愛犬ボンがいる。怨色を帯びた顔であたりを睨付ける倫子が、ボンのリードを離すと、ボンが少女に噛みついた。
 咬傷癖のあるボンは、とうとう保健所に送られ殺処分されることになる。その矢先、倫子は偶々、ボンとそっくりな犬を目にしてしまった。それを身代わりに保健所に差し出そうと思いついた倫子は、深夜強奪に向かい、その先で誤って人を殺してしまう。そして、彼女は今度は自分の身代わりを探してさまよいだすこととなる。
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☆募集に関して
 ○20代から40代の女性(演技経験の有無は問いません)
 ○面接 第1回10月31日、第2回11月15日を予定
 ○クランクイン…12月下旬〜1月中旬
 ○撮影場所…都内近郊
 ○撮影期間…約3週間を予定
交通費、食費支給+小額ではありますが、ご出演料をお支払いする予定です。
☆ご連絡先
 ◯簡単なプロフィールと顔写真+フルショットの画像をそれぞれ1枚添付して下記までご連絡ください。
 ◯制作 加茂(かも)
 tomovsky531@gmail.com
(簡単なプロフィールと顔写真+フルショットの画像をそれぞれ1枚添付してメールを頂けますでしょうか)

☆監督プロフィール

小出豊[コイデユタカ]
2000年 映画美学校第3期初等科修了作品『綱渡り』:監督(高崎映画祭正式出品)
2006年 万田邦敏監督『接吻』:スクリプター
2006年 『お城が見える』:監督(CO2オープンコンペ部門優秀賞)
2007年 万田邦敏監督『県境』(TV):脚本
2008年 万田邦敏監督『一日限りのデート』(TV):脚本(東京少女の一篇として出版化)

たくさんの方からのご応募お待ちしております!!
*スタッフも絶賛募集中です。

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とのことです。レッツ連絡!

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アロハオエー!ということで、出発前母親に「エコノミーなんか乗ったらしんど過ぎて死ぬで」と言われたけれどなんとか無事生きて帰国。ただいまオエ。
アラサー独身女3人による珍道中inハワイは、円安セール期シーズンオフという三重苦により買い物依存症が大爆発。ほんまに自助会でも行こかなと一瞬本気で思ったりした。でもやっぱりアレ買っときゃよかったと微妙に後悔が残る自分が恐ろしい。海はチラ見しかせんかったけど、キレイでしたよ。多分。
女子3人以上との旅行って実は初めてかもで、ホテルの部屋が一瞬にして自分の家化する彼女たちの用意のよさには本気でびっくりした。化粧品を入れるカゴ持参に始まりビオレのハンドソープまで持ってきてたのには大笑いしてしまった。めっちゃ役立ったけど。
そんな頭のおかしい大阪女が3人も集まればちょっとした奇跡も起こるもので、地元でもないのに小学校時代の同級生にばったり遭遇しかも2人も事件が勃発したり40階建ての高級ホテルなのに4機あるエレベーターのうち3機が私たちの宿泊階に止まらない事件が勃発したり(笑い止まらなくて困った)何かと慌ただしく。最終日の夜には勿論ミッションインポッシブルな荷造りに本気で泣きかけたり。帰国後の荷物整理には軽く泣いたり。
それでもやっぱりハワイ最高ハワイ大好き、なので、アラモアナのベンチで知り合った高貴なスーパーリピーターおばあさま(今回で45回目って言ってはった)目指してこれからも頑張るのだ。

帰りの飛行機の中では『インクレディブル・ハルク』を鑑賞。なんか最近ハリウッドの中年俳優は身体を張って頑張ってるなあとえらく感心した。

岸川真さんの小説が更新されたので読んでみませう。
・昨夜は、夜のおにいさまのそれはそれは盛大なお誕生日パーティーに出席。とてもじゃないけど素人(多分...)45歳お誕生日会の余興とは思えない、山田広野さん司会による芸人ショーを楽しんだり、ケーキやらシャンパンやらをごちそうになったり。総勢60名以上参加していたということなので、久しぶりな人たちと再会できたり初めましてな方と名刺交換しまくったりできてよかった(でも今朝その名刺を見直しても名前と顔が一致しなかったりするんですけど...)。やっぱりかっこいい大人ってかっこいいなあと当たり前のことにしみじみした夜だったのでした。
・本日は、偶然つけた「いいとも」のゲストがバッファロー五郎で、死ぬ程好きやったくせに何故かTVを正視できない自分の弱さと戦いながら、明日からのハワイ行きの用意をせっせと。関空出発なのでとりあえず今日大阪入り。
ほんと今年は海外づいてて、薬が減るのって素晴らしーと健康を謳歌。おかげで年間見た映画数がだいぶ少なくなりそうやけどまあそれはそれこれはこれということで。映画祭にも伊藤大輔にも通えないのはちと残念ですが。
今回は十数回目にして初めての友だちとだけハワイ。連れはEXILE狂な新地のホステスと我等の高田純次と名高い幼なじみなため、知性の欠片もない笑いと物欲にまみれた4泊6日になる予定。久しぶりのエコノミーに若干の不安が残るもののあああ楽しみ。ハワイ万歳。遠足前の小学生かってくらい昨日から発熱。
ということで、今月いっぱい東京を離れますです。11月アタマには無事ハワイ太りして帰ってくる予定なのでその時までアフイホー。

せっかくさあ結構なお金払って結構な時間かけて念願のケラスターゼトリートメントを美容院で施してもらったのにさあ最終的にはストレートパーマを猛烈にプッシュされてさあ。ちょっぴりしょんぼり。

まあ何はともあれ主演が西島秀俊さんですから。しかも加瀬亮ですから。池田千尋監督作品『東南角部屋二階の女』を見に行きました。私よりも若い女性監督、ええこっちゃ。
ひょんなことからボロアパートに暮らすことになった三人の若い男女、それぞれに問題があるようなないような、そんなお話が特に奇をてらうことなく地味にシンプルに描かれているのは嫌いではないなと思いながら見ていたのですが、映画が進むにつれてだんだん「いくらなんでも地味過ぎないか?」と不安になってきて、映画が終っても尚その不安は解消されることはなかったのでした。なんやろう、このなんて言っていいかわからん感。脚本がスカスカってわけでもなく演出がダメダメってわけでもないのに終った瞬間「え、だから?」と言いたくなるような。角部屋の女が大して活躍せえへんし。監督さんの腕の見せどころが掴みきれなかった。でもこの内容にこのキャスティングはもんの凄い贅沢ってことはわかった。むしろ西島さんも加瀬さんもあまりにイメージ通りの配役で、贅沢に完璧過ぎて面白味がなかった。塩見三省さんがかっこ良過ぎた(娘役の子の声の低さが気に入った)。香川京子さんが主役級とはちょっと予想外で驚いたけど、当たり前に美しかった(ネックラインが素晴らしい。お手入れ方法を教えて頂きたい)。三人が飲み屋で働いてるシーンはなんだか可愛らしくて良かった。
っていうか、なんか西島さんマッチョになりましたね。スウェットから透ける胸板が厚くてびっくりした。個人的にはあと5ミリ髪の毛長い方が好み。っていうか、こんな人がお見合いに来たらその場で式挙げるし。こんな〆でごめんなさい。

うーむいい加減アメリカ映画が見たいと思って『アイアンマン』(ジョン・ファヴロー監督)を見に行ったんですが、その後に生牡蠣をむさぼり食ったりカラオケで華原朋美を熱唱したりしてたら作品の詳細は既に頭に残ってなかった、そんな感じの映画だったのでした。いくら漫画が原作とは言えちょっとゆる過ぎたかな。
武器の天才的な開発販売で大金持ちの主人公がアフガニスタンで捕虜となったことをきっかけに心を入れ替えて正義のための武器を開発する、というストーリーは中々笑える面白い内容だと思うけれど、幾らなんでも全てがひょいひょい進み過ぎるしアイアンマンが活躍するシーンもあんまりかっこよくないし気を利かしてるつもりのギャグも空回りっぱなしやったしお気に入り俳優テレンス・ハワードの中途半端な使い方も腑に落ちないし久しぶりに見たグウィネス・パルトローはなんだかただの幸薄そうな女にしか見えないし。でも、何故今ヒーローものの主人公にロバート・ダウニー・Jr.?とだいぶ疑問だったがそんなに悪くなかった。中学生の時に友だちと考えた「世界のロバートBEST3」では3位だったがそろそろ2位に浮上か。あと、出てくる車の趣味が良かった。
どうやら(てか絶対)続編があるっぽいけど、あんまり惹かれないかにゃ。

・岡田秀則さんの連載が更新されたので読んでみませう。私にとっては中高生時代にひとりで梅田のシネマヴェリテに行くことが具体的な場の始まりだったかとなんとなくぼんやり思ったり。
・そんな岡田さんもオススメの岸川真さんの最新刊「蒸発父さんー詐欺師のオヤジを探しています」を夢中になって一気に読了。

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岸川さんご自身のお父さんを探す実録ドキュメンタリー映画を撮影する過程がノンフィクション小説として書かれている、ということがにわかに信じられないくらい複雑で深刻なお話が、にわかに信じられないくらい軽やかで爽快な読み物になっている。こんなことほんまにあるの!?と疑いたくなるような出来事も、なんか自分の身内のことを思い出すとああ十分有り得るわなと納得できて、だからこんな本を書いた岸川さんをほんとにすごいと思った。私には自分の身辺の話をこんな冷静にしかも面白く描くなんて絶対無理、って単にガキなだけだけど。
げらげら笑いながらも登場人物全員の姿にどっかで泣きながら読んだ。私からもオススメ。
・「ポイしないでください」にもちょっとマジで泣いた。

・佐藤央さんの連載が更新されたので読んでみませう。それにしてもあのラストのからくりを知った時にはびっくらこいだでよ。

・そんな佐藤監督の最新作『シャーリーの好色人生』&冨永昌敬監督最新作『シャーリーの転落人生』(シャーリー・テンプル・ジャポン34)の完成試写を今宵見せて頂いたのでした。
劇場公開は来年頭予定(池袋シネマロサさんにて)とのことなので詳細についてあーだこーだ言うのは差し控えさせて頂きますが、これが大変面白くいい感じにわけのわからない立派さで、個人的には両監督の今までの作品の中で一番好きかもと思える映画たちだったのでした。
シャーリーというろくでなしの男を巡るふたつの物語、佐藤監督の『好色人生』、夏生さちちゃん(可愛かった)のドキドキする程瑞々しい表情やら中川安奈さんのハラハラする程不穏な表情やらおお中々かっこいいじゃないかと思える一軒家やらおおマジ凄いと興奮しまくった杉山彦々氏の熱演やら感心する点多々。褒めてばかりもなんやから「お、ここはダメ出ししてやろう」と思っていたシーンはあっさり公開時には訂正する予定と告げられる始末。まあいいんですけど。
冨永監督の『転落人生』、全体に漂うエロい雰囲気やら役者さんの使い方やら(ここでも杉山氏は冴えに冴えてた。役柄としては悲惨過ぎたけど)音楽の使い方やら脚本やら、とにかくかっこよくて上手くって、「くそーダメ出しできねー」と無駄な悔しさに包まれる始末。多分色々限られた中での制作だったと思われるのに、そういう貧乏臭さが一切なく寧ろ贅沢に見えるのがほんと驚き。いやはや素晴らしかったです。
と、きちんと見たようなことを言っておきながら実は試写場の椅子と私の体の相性が悪かったのか途中から猛烈なお尻の痛みに襲われそっちの方に集中力の半分位を持って行かれてたので細部に関しては微妙に記憶が曖昧な点が。なので一般公開された暁には劇場に足を運んでもう一度しかと見直したいのでありました。その際にはみんなで一緒に押しかけましょう。

昨日は、なんか夕方の空が凄かった。

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本日は、さすがに邦画ばっかり見過ぎやなあと反省しつつもついフィルムセンターさんに行ってしまう。数年前から何処かで誰か特集してくれー!と叫んでいた伊藤大輔監督特集だもの。でも一本目は清水宏監督作品『小原庄助さん』(『Mr.ダマー』みたいなもんか。49年)。大河内伝次郎、勝手にすごい二枚目な素顔を想像してたのに冒頭から出ずっぱりの冴えないおじさんが本人だと途中で気づいてちょっとびびった。やっぱりメイクって偉大ですね。
清水宏派の私はいがぐり頭の子どもたちが木に登ってるのとか広い日本家屋を騒がしい部屋から静かな場所までカメラが滑らかに動くのとかを見てるだけで満足だったが、一番ぐっときたのは終演の文字が「終」じゃなくて「始」だったこと(めっちゃ簡単に説明すると、金持ちの地主が没落してくお話)。かっこよくてため息が出た。
で、伊藤大輔監督の『遥かなり母の國』(50年)。始まって数分で主人公のジョーが人を殺すわ女に暴力振るうわでなんちゅー映画やと思うも、登場人物の芝居が揃いも揃って暑苦し過ぎるも(途中で山田五十鈴が杉村春子に見えた)、やっぱり京マチ子には似てないなと心改めるも、すっげー面白かったのでした。現代劇でもやっぱり決闘のシーンがかっこよくてかっこよくて。大好きな齊藤達雄のこんなワルな顔を初めて見たのでだいぶドキドキした。ジョーの、流暢なんだか訛ってんだか微妙な喋り方もだんだん素敵に見えてくるから不思議。出演時の役者の年齢が気になった(一瞬で20年も経つんだもの)。
実は今日はフィルムセンターでいかに浮くかというファッションテーマを自らに課していたのだが中々成功していた様子。でも休日の割には思った程混んでなくてちょと空振り。

あかんもうこれ以上吉高由里子クンを我慢できない!と仕事も早めに切り上げて蜷川幸雄監督『蛇にピアス』を見に映画館に駆け込む。金原ひとみの原作は読んだけど殆ど覚えて茄子。
始まって数分でえらく過激な(でもえらく地味な)セックスシーンに動揺するも、だんだん由里子クンの裸にも見慣れてくるくらい由里子クンは頑張っていた。小説だと有りだと思われるが映画のナレーションとなるとだいぶ無理がある台詞も、由里子クンの舌足らずで頭悪そうな喋り方のおかげで深刻さが半減して辛うじて聞けた(でも巻き髪は今イチ)。改めて、渋谷って汚い街やなあとしみじみした。
19歳の女の子がピアスやタトゥーを入れることでしか現実感を得られないという29歳の私でも感情移入できない青春物語を72歳のおじさんが映画化するってどうなのよと思わなくもなかったが、これが意外と妙に若者ぶることなくかなり普通に作られており、逆に普通過ぎて途中でタルくなったりしたのでした。だいぶ原作に忠実過ぎたのかしら。由里子クンの渾身の演技をもっと衝撃的に見せることはできたような気が。でも娘の監督作よりは俄然好感度は高かった。私の周りで妙に評判のいい『青の炎』をちょっと見たくなった。
変態のドSなのに妙に常識人なARATA、久しぶりに映画で良いと思った。高良健吾はこれでよかったのかという疑問は残る。由里子クン以外に出てる女優があびる優とソニンで、監督と私の女の趣味の合いっぷりに驚いた。小栗旬には気づけなかった。CHARAの主題歌は良かった。

夜は、池袋のパルミラさんにて友だちのお誕生日を祝う。この一切日本人に媚びてないアラビア料理(ドバイ帰りの私が言うんだから確かだぜ)に感動。調子に乗ってベリーダンスタイムではダンサーのおねーちゃんに誘われるがまま踊り狂ってみたり久しぶりに水煙草を吸ってヘラヘラしたり。

ふんどうせ崖の上のロリコンなんじゃねーのだのこいつバセドウ病なんじゃねーの(似てるって言われてるくせに。ごめんなさい)だの散々文句言っときながら結局『崖の上のポニョ』(宮崎駿監督)を見に行ってしまう私。劇場で宮崎アニメを見るなんて何年振りか思い出せない、時間と場所が丁度いい作品がこれしかなかったんです、と誰にともなく言い訳。しかもその上微妙に満足なんかして。ああ。
全篇CGを一切使わず手描きなんてただ作り手の自己満足かと思いきや、やっぱり手描き独特ののぺーっとした感覚とけばけばしくない色彩はほんとアニメでしかできないことをやってるなと感じられて中々良かった。ポニョが半魚人化する過程がどう見ても気持ち悪くて笑えた。暗く荒れ狂う海の上を少女化したポニョが笑顔で駆け抜けるシーンの異様さには興奮せずにいられず、このおじさん(監督)ほんとに狂ってんだなと笑えた(ポニョの妹たちが魚に化けたら怖くて悲しかったけど...)。おばーちゃんたちが微妙に可愛くなくてよかった。無責任丸出しな結末が笑えた(今後ポニョが現実に曝されることを考えると泣ける)。
うむ、色んなことが適当に流されまくる(誰も突っ込まなかったのかな、これ)ふてぶてしさに呆れつつ、でもそんなことどうでもいいのかと妙に納得させられる、これは本当に子どもの時に見ておきたかったなとちょっと思った。歳とって見ると、いくらなんでもこの母親(リサ)のキャラクターは理想的過ぎるやろとか結局最後に母性に回帰する(最後の握手は興ざめだった)なんて下らないことするから期待の一茂(長嶋)の出番が少なくなってつまんないじゃんとか余計なこと考えてしまうからねえ。ポニョの好物と生活習慣は私と同じ。

とまあ一晩経ったらすっかりスーツ熱も冷めてとりあえず適当にビームスとかアローズ辺りで買えばいいかそんなことよりクロエのブーツに金使いたいよなどとぶつぶつ言いながら北野武監督最新作『アキレスと亀』を、こないだ遭遇した義理もあるしと見に行ったのでした。
世間から孤立した芸術家と彼を支える妻の愛、という宣伝されまくりの物語はほんの一部で映画の殆どが主人公の幼少&青年期のお話だったのにはちょっと驚いたけど、何もこんなに次々人が死ななくても思ったけど、たけしの芝居と映画内ギャグがいつもより冴えに冴えてたので、最近の武映画を見た後のようなどうしようもなさに襲われることもなく意外と大丈夫だったのでした。芸術家だからベレー帽って、どこまで本気か冗談かわからないとか、細かいところとかを色々突っ込みだすとキリがなさそうやし、中尾彬の芝居とかゲイジュツの表現とか、ああ根本的に無理と思ってしまう部分も多々あったけれど。最後まで「アキレスと亀」の意味はよく理解できなかったけれど。
冒頭のアニメ、モンスターエンジンがやればよかったのに。夫婦愛には泣かなかったけど電撃ネットワーク愛には泣けた。この大森南朋はずるいと思った。麻生久美子の肌の白さが怖かった。樋口可南子がかわいくてかわいくて。悪い映画じゃないとは思うけどもし私がたけしの妻なら怒りを通り越して呆れ果てる映画だなと思った。

あ、そうそう、風船おじさんじゃなくて風船太郎の間違いでした。

朝からあっちへこっちへうろちょろ動き回った結果、29年間持たずに生きてきたスーツという洋服を購入しなければいけない事態にぶち当たる(大学の入学式用に買ったツーピースは、入学式以来に卒業式に着ようと思ったら虫が食ってた。そのまま着たけど)ので、早速用事が終了後デパートをうろうろしまくって人生初のスーツ探しの旅に出てみた。
もちろん婦人服のスーツコーナーに行けば無難でシンプルなものがすぐ発見できるんだろうけどまあせっかくの機会やし多分これ以上買うことはないやろうしそれにもうええ歳やねんから一着くらい良いもの持っててもええかと熟考の結果、アルマーニやらサンローランやらディオールやらプラダやらをふらふらしてみたがどうやらハイブランドさんはデザインにどっかひとひねり効かすのが当たり前らしくどうにもこうにも。やっとこジョセフでいい感じのモノを見つけたが全くの未知分野なため試着しても何がどういいのか悪いのか全然わからず無駄に頭使ってもんのすごい疲労。結局購入は先送りにし歩く気力もなくしてタクシーで帰宅な始末。たった数時間のショッピングでこんなに疲れるなんて恐るべしスーツと妙な敗北感。そんな自分を癒すため吉高由里子ちゃんの写真集をゲットしてなんとか生き返る。あかんマジ可愛い。大森克己撮影のやつも欲し過ぎる。
そりゃどんないいブランドで買ったって元のデザインの名残がなくなるくらいお直しをしなきゃいけないことくらいわかってるけど(自称身長150センチ)、今更セオリーとかで買うのがなんとなく悔しい、という意味不明なな闘争心。なんか、ちゃんとした場所にも着ていてけてでもインナーを変えれば華やかにもなるチビに有効なかっこいいスーツをご存知の方からの情報を切に望む。

そう言えばモックンも滝田洋二郎監督も結構好きやったなと思い出し、何かと話題の『おくりびと』を見に行ってみた。
納棺師(初めて知った)という葬儀屋さんより先に遺体を棺桶に納める仕事にうっかり就いてしまった主人公を巡るあれやこれやがかなり普通にいい感動映画に収まっており、こんなのが米国アカデミー賞なんかに出たら速攻リメイクされるんじゃないかしらと思う類いのわかりやすさで中々楽しめたのでした。死体を前にした納儀という能か舞踏かみたいな儀式(初めて見た)も新鮮で勉強になったし。ギリギリの笑いのセンスも幼い頃から見慣れてるせいか(調べてみたらここ20年で滝田監督作品15本中12本見てた...。詳しい理由は自分でも不明)個人的にはあんまり気にならず。いやらしいって感じもわからなくはないけど。好きとか言っときながらでも実はやっぱり何故今シブガキ隊?と一瞬頭をよぎった疑問も、確かに最近の若造アイドルじゃ河原の草原でひとりチェロを弾く姿に耐えられないわなと納得。全裸になった時のマッチョっぷりはさすがにちょっと不自然やったけど。
中途半端なナレーション(と、お前ら副音声か!って突っ込みたくなる程ずーっと喋りっぱなしだった後ろのカップル!!)がうるさかったのとか、唐突に現れる意味不明な青山真治監督作品『こおろぎ』まんまのシーンとか、どんな場面でも同じ表情(なんか、「太陽眩しい...」みたいな顔。伝わって)の広末涼子とか、いくらなんでも引っ張り過ぎなラストの泣き所(最近の滝田監督作品ではお馴染みのような気もするが)とか、あー脚本は小山薫堂かと納得できる部分とか幾つか不満は残るものの、終映後の女子トイレでは女子高生たちが大泣きしていたのでいいんじゃないでしょうか。久しぶりに山崎努がくどくなくて良いと思った。余貴美子みたく中年になってもロングヘアーの似合う女性ってだいぶ珍しいんじゃないかと感心した。家のセットも良かった。

夜のおにいさまに誘われるがまま、今年いっぱいで閉館の新宿コマ劇所に初めて足を運び「渚ようこ新宿ゲバゲバリサイタル」を観てまいりました。開演ギリギリにロビーに着くとものすごい人ごみ&業界人風のお客さんがいっぱいでちょっとびびる。
ようこさんとはゴールデン街の飲み屋で数回ご挨拶した程度、CDもロクに聴いたことなかったので(失礼...)どんなステージになるのか全く予想がつかなかったのだけれど、これがまあほんとーーにかっこいい歌声に圧倒されまくった感動しまくりまくりな3時間だったのでした。いたってシンプルな舞台装置と衣装なだけでお腹いっぱい。マジで凄かった。やっぱりライブっていいなあとしみじみ思った。でも終演後には興奮冷めやらぬままCD買ったけど。
ようこさんの歌声だけでも十分やったけどサービス精神満載な豪華なゲストも面白く、コマ劇の舞台がなんともミスマッチな若松孝二監督のトークやら初めてちゃんと聴いた三上寛やら歌手だったと初めて知った山谷初男やら登場の瞬間からかっこ良過ぎる横山剣やら、超かっちょいい大人たちの宴がなんとも贅沢なステージだったのでした。後ろの踊り子も可愛くて。お土産まで貰えたし、えがったえがった。

で、ちょと働いたっぽい自分へのご褒美に黒沢清監督最新作『トウキョウソナタ』を恵比寿へ。
トウキョウに住む典型的な中流家庭の崩壊やら再生やらの物語、と言われても私にはCGフル活用のSF映画と同じくらいフィクションな世界で、勿論それ自体がフィクションだということは映画の中であっさり暴露されるのだけれど(物語自体も笑えるような突飛な展開を見せるのだけれど)、家族のあれこれに心動かされることは全くなかったのだけれど、よく考えれば黒沢監督の映画でだらだら涙流したのって初めてかもなのでした。冒頭のカットが衝撃的過ぎてびっくりしたらそのままびっくりしっぱなしで119分は流れていったのであった。とりあえず、このキョン2には参った。非人工的なエイジングの美しさに感動した。他にもいっぱいいっぱい感動したはずなのに頭の中が「月の光」に支配されてぼーっとしてしまっているので近いうちもう一回くらい見に行きたいと切に思います。ただ、このラストを見て、相変わらず黒沢監督の女性の描き方の正しさには思わず笑わずにはいられなかったのでした。ただあと、大した意味はないんやろうけどここまでやられるとキョン2の服の色が気になったのでした。井川遥の巻物もちょっと気になったか。
意外な程劇場が空いていたので、みなさんもっと見に行って心打たれるとよいかと思われます。

ふうう、昨日一昨日とこの二日間は私史上最も打ち合わせ率の高い日々であった。名刺渡したり判子押したりしまくりつつ病院行ったりハワイ行きの手続きしたりでちと疲れたけど「ああ私なんかやってる人っぽい...」という錯覚に浸れたのでよしとする。で、今日はちょっとゆっくり休めると思ったのも束の間、ぽんずさまの口の腫れが目に見えて悪化してきたのでせっせとワンニャンクリニックに行ったりして疲れた。癒しを求めて近所の赤提灯なおでん屋に行ったら隣りのおじさんがすっげー面白くて愉快だった(やたら勝手に灰皿を代えてくれる)。ノーメイクであんなにちやほやされたのは生まれて初めてだったので大変嬉しく、調子に乗って熱燗飲みまくって撃沈。あ、でも辛うじて「あらびき団90分スペシャル」は朦朧とする意識の中頑張って見た。風船おじさんマジで最高。