いやああああ、まさかのまさかにナダル負けましたねええええ。予想外の衝撃過ぎて深夜に思わず叫んでしまったぜ。決して調子が悪くはなかったが相手のスウェーデン人(名前忘れた)がえらい強かった。もちろんフェデラー派の私はナダルにこのまま勝ち続けて欲しかったわけではないけれど、でもやっぱり決勝戦はナダルVSフェデラーを見たかったなあああ。これでフェデラー様の優勝&生涯グランドスラムがぐっと近づいたことは素直に嬉しいけどちょっぴり複雑な心境。

で、本日はそら様ウチの子になって一周年。普段は素っ気ないドライフードだけど今日は鶏のささみにおかか和えというグルメな猫の贅沢メニューでお祝い気分を盛り上げましたよ。
一年前は部屋の奥の奥に引きこもってた彼女も今じゃすっかり家に馴染んでくれて、嬉しいやらちょっと情けないやら。
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ほんとはね真面目にね午後からアテネフランセさんで見逃してたワイズマンを見る気満々だったんだけどね、服も着替えてメイクもしてさあ出掛けるだけってなった時突然妖怪怠惰に襲われて、「ああやっぱり3時間半とか無理...」とそのまま倒れ込んでしまったのね。無念。
でも夜にはなんとかやる気を出して、吉祥寺バウスシアターさんで開催中の「爆音映画祭2009」 によれよれ向かって長嶌寛幸さんのライブ&青山真治監督作品『こおろぎ』(06)の上映には向かったよのさ。満員御礼で何より、会場でお久しぶりな人にいっぱい会えて嬉しかった。
初めて生で聴く長嶌さんのライブは、水の音や人の声の爆音がほんと何かの映画の音を聴いてるみたいな不思議感覚が面白かった。座高の低さ事情(背が低いだけ) により真ん中の席で楽しめなかったのが残念。
映画『こおろぎ』は上映される機会の少ない作品だけど私は以前に一度見ていて、かなり印象的な作品だから結構細かいことまで覚えてるつもりだったのに、今回初見みたいな不思議感覚。果たして私の記憶力が相当頼りにならないのか爆音上映のパワーなのか。色んなことのために後者だと信じる。だって一番びっくりしたのはやっぱり以前はほとんど気にしてなかった風や木の揺れる音や今イチ正体のわからない音たちの存在やったし、うん。
内容に関しては前回見た時も「全然わからんけどおもろいわー!」と感動した記憶があるのだが今回もやっぱり「相変わらず全然わからんけどおもろいわー!」と感動。私にはその全然わからんという感覚自体が面白いのでそれ以上何かを追求する気にはならないのであった。だからあかんのか。それにしても鈴木京香のヒップラインはヤバい。

低気圧と女性ホルモンの奇襲攻撃をもろに受け瀕死状態のところにフェデラー様まさかの全仏テニス二回戦敗退かという恐ろしい試合を見てショック死しかけたところを解説柳恵誌郎さんの爆弾発言(民放だと絶対放送禁止)に心身共に救われる。このおじさまほんまおもろい。仲良くなりたい。
でまあもちろんフェデラー様は無事勝ったので(結婚&おめでたにはショック死したけど...。でもまああの女と結婚するフェデラー様の心の美しさには改めて感動)勇気をもらって外出。何気にお久しぶりなシネマヴェーラ さんの「シナリオライター小國英雄のすべて」特集にて森一生監督『日露戦争勝利の歴史 敵中横断三百里』(57年)、実話を基にした6人の兵隊による決死の偵察行、映画自体はもちろんフィクションなのに本当に寒そうな雪山をひたすら馬で進んでいく6人の姿が本当に辛そうで、シナリオライターの特集なのに物語より役者の姿に動揺する事態に。しかも6人でも十分大変そうなのにラスト大量の兵士と馬と激しい爆発まで起こったりして、大沢たかおも見ればいいのにと思った。途中出てくるインチキ臭い中国人&中国語には笑ってしまった。
続いてマキノ正博監督『続清水港』(40年)、舞台「森の石松」の演出家(片岡千恵蔵)がなんとタイムスリップして本物の石松になっちゃう(でも本人は現代のことを覚えている)お話、めちゃくちゃ面白かった。役者ふたりの長い会話が、これまたシナリオライターの特集になのにこれほんまに脚本に書いてるのか?と疑問に思ってしまう程完璧な漫才なのには驚いた。 貧しい友だちの友情と夫婦愛にはほろりと泣いた。浪花節の挟まれるタイミングがなんともかっこよくて痺れた。最後の方フィルムが切れてしまってたのがちと残念だが、そんな細かいことはこの際どうでもいいと思えたんです。

運動会って秋じゃないのか!?数日前から隣りの小学校が朝も早よから大音量で嵐の「Belive」を流しまくったり不穏ささえ漂う不協和音な吹奏楽の練習を始めたり応援団の太鼓叩き出したり、うるさーてしゃーない。そんな状況から逃げるため新宿に出てナ・ホンジン監督『チェイサー』を見てみた。
女ばかりを狙う変態の殺人犯と元刑事だが今はデリヘルの元締めをしている主人公の追走劇。アメリカではレオナルド・ディカプリオによるリメイクが決定していたりHPを見る限り錚々たる方々が絶賛のコメントをしていたりと評価高めな今作品、でもごめんなさい私はえらく退屈してしまいましたのでした。面白くないってわけではないし監督デビュー作とは思えぬ風格やっぱ韓国映画ってすげえなは思うのですが、なんか、途中で飽きた(ほんとごめんなさい)。妙にやたらと細かいことが目について、犯人の家探す方法くらいもっとあるやろとか誰が深夜に殺人犯と女刑事をふたりきりにすんねんとかなんで顔の知られてる刑事に尾行させんねんとか、明らかにそれが狙いだろうけどあまりの警察側の馬鹿っぷりに興ざめしてしまい、ひとりで犯人に向かっていく主人公の姿にあんまり盛り上がれず。決して好みの韓流スターが出てなかったから文句垂れてるとかではございません。多分。
車をぶつけてふたりが出会う下りとタイトル通り韓国の狭い路地を追いかけ合うシーンはさすがかっこよく、だいぶ手に汗握ったけどそこ以外ぐっとくるポイントは特に。惨殺のシーン、個人的には超苦手分野やけどどうせ撮るならもっと気持ち悪くやればよかったのに(特に最後の)。でももし誰かに殺されるなら絶対に銃殺希望。ED患者(この分析もちょっとね...)の欲求不満相手になるのだけは死んでもごめんだと思えた。

数日前のリベンジにコーエン兄弟監督『バーン・アフター・リーディング』 を見にシネマロサさんへ。大した興味はなかったのだけれどブラピマニアの義兄による猛烈なリコメンドに負けて(彼的に『スラムドッグ$...』は途中退場モノだったらしい)。
コーエン兄弟と言えば昨年『ノーカントリー』で話題になった、はず。もちろん私も劇場で見た、はず。がしかし自分で自分が恐ろしい程どんな映画だったか全く思い出せない。果たして私が軽く健忘症なのかその程度の映画だったのかすら判断できないレベルで記憶にない。すまん。
でも『バーン・アフター...』は、なんとなく『ノーカントリー』以前のコーエン兄弟監督作品をぼんやり思い出すような、気の利いたこじんまりしたコメディ映画(高校生の頃梅田のミニシアターで見てたことまで思い出したり)。監督名がすっかり有名になった後、もの凄い豪華キャストを使ってスパイ映画をパロディした96分のB級映画を作った心意気は買うが、そこしか買いどころがないと言えなくもない。どうせパロディするならやっぱり『トロピックサンダー』ばりに本気でやって頂きたかった。
ブラピの馬鹿キャラもジョージ・クルーニーのエロキャラもマルコヴィッチのアル中キャラもこれじゃさすがにもったいないんじゃなかろーか(せっかくの手作り椅子も未使用なままじゃ面白さ半減)。頭のいいアメリカ人の考えてることはようわからん。そしてこの映画に大興奮してた義兄の感覚もようわからん。ただ、この映画を客が呼べそうな宣伝に仕立てた日本人の誰かさんは偉いと思う。

メエメエ鳴きながら(嘘やけど)ジョナサン・デミ監督『レイチェルの結婚』 を見に行ってみたら大変面白くて満足。
クスリだかアルコールだかの依存症(それが結局どっちなんだかは劇中明らかにはされない)のため入っていた施設から出てきた主人公(アン・ハサウェイ)、実家では2日後に結婚式を迎える姉やその準備に励む友人たち、 その華やかな雰囲気と家族の問題を巡る数日間がほんと他人の結婚式を録画したホームビデオみたく映画は進んでいく。ドキュメンタリー風ってのとはまた違うけど、調べたところ芝居のほとんどはアドリブだそうな。でも脚本はシドニー・ルメットの娘だそうな。
とにかくこのアットホームな結婚式がやたら楽しげで、それを見てるだけでもいいような気分になってくる。常に何処かで音楽が流れていたり勝手に踊ったり唄ったりしてる人がいたり黒人の新婦がニール・ヤングを熱唱したり。食器洗い機で盛り上がるなんてよく思いついたなとつい普通に笑ってしまった。それと同時にトラウマ抱えまくりの妹とエセ常識人の姉と頼りない父親の言い争いが起こったりするのだけれど、式が終わり、再びバラバラになる家族にとって問題が何ひとつ解決されないまま映画が終わるのがまた良かった。さすがにヤク中でもふたり姉妹でもない私が入り込んで感情移入するってことはなかったけど、大嫌いなはずの家族再生系映画なのについ何度か泣いてしまったぜ。
囲み目メイクとヘビースモーカーで頑張ってワルな感じを出してたアン・ハサウェイは、本気な幸薄感が出せない可愛らしさという点でこの役には向いてる気がした(芝居も良かった)。これを熊田曜子みたいな女にやられると痛過ぎて見れなかったはず。お姉さん役のローズマリー・デヴィットという女優さん、どっかで見たことあると思ったらSATCに数回出てた人や。デブラ・ウィンガーがえらく美しくてびっくりした。ロジャー・コーマンが紛れてたとは気付かなかった。

とあるアメリカ映画を見に劇場へ向かったら恐怖の上映昨日までだった事件に遭遇しショックのあまりフラフラと隣りの劇場に倒れ込んだら深川栄洋監督『60歳のラブレター』が上映してたので、見てみた。
昨年の『真木栗ノ穴』が結構お気に入りだった深川監督あっというまに立派になっちゃってと勝手に感心しながら鑑賞。物語は、わかりやすく言うとアラウンド還暦な人たちの恋愛沙汰、熟年離婚した夫婦だの独身のキャリアウーマンだの平凡な魚屋の夫婦だの。33歳の監督さんにこの内容はどうなんだろう、まあこうとしか作りようないわなと勝手に同情してしまう仕上がりであった。ぼちぼち悪くはないけどもうちょっと頑張って欲しかった感が残る。冒頭の空撮しかかっこいいと思える箇所はなかったぞよ。
まあいくらなんでも中村雅俊と井上順の芝居が熱くて濃過ぎる。感動ミュージックを流して必死で盛り上げてたラスト(とその時の原田美枝子の衣装)には申し訳ないけど爆笑してしまった(中村雅俊の『女咲かせます』ばりに無理矢理な登場の仕方があの流れだとギャグにしか見えなくて)。それでもアンパンマンが独り高級マンションにいる姿やイッセー尾形が意識のない妻のため一晩中ギターを弾くシーンにはぽろぽろ泣いてしまったのだけれど。
実話が基になっているらしいが60歳と言えばガチンコ自分の両親と同じ歳、しかし別居歴15年以上の彼女たちに今更ラブレターなんてとんだフィクション。いやそもそもウチの親父はまともに文字が書けないんだった。

ひとりヤンキー映画強化のため(嘘やけど)三池崇史監督『クローズZERO Ⅱ』 を見に新宿ジョイシネマさんに行ったらここもまもなく閉館なんですね。『ミリオンダラーベイビー』を見てる途中痴漢に遭ったメモリーくらいしかないけど。
前作『クローズZERO』は結構面白く見た記憶があるのだが詳細は残念ながら忘れた。それでも今回も結構面白く見れた。やっぱ品川ヒロシとは何かが全然違ったっす。途中さすがに「何をそんなに殴りたいことがあるの」と呆れかけたけど(それを言ったらお終い過ぎるけど)、前作みたいな中途半端な恋愛や難病モノが絡んでこなくて後味すっきり。やべきょうすけ熱演の意味が今イチよくわからずおかげで133分は長いなと感じたけれど、イケメンたちが頑張っていたのでまあ良し。全体的にちょいダサな感じもヤンキーっぽくてまあ良し。でも元来男性恐怖症の私はこの撮影現場行ったらマジで泣くやろなと思った。
小栗旬は相変わらずかっこいいんだかズルいんだかよくわからなかったが、まさかの山田孝之がかっこよく見えたから自分でも驚き。この人の童顔&ずんぐりむんぐり系体型にワイルドキャラは如何なものかとずっと思ってたのにこれがえらくいい役者で。壊れたビニール傘をさす姿が素敵でした。

むしゃむしゃ夕飯を食べながら適当にテレビをつけ流してたらトキの生態に関する番組がやってて、それに異常なまでに猫たちが食いつくこと食いつくこと。今までこんなことなかったから面白過ぎて写真撮りまくってしまった。
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姿勢良く鑑賞。

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浅野忠信風に鑑賞。
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勢い余って全然違う動物まで鑑賞。  

動物系の番組は好きで結構見るんですけど何故トキが彼らのハートをここまで鷲掴みにしたのか大変謎。そんな愛国心に満ちたキャットたちだったのか。
昼間はぽんずさま皮膚病再発につき動物病院へ。かなり割高のダイエットフードを与えてるにも関わらず1グラムも微動だにしない体重。 人間に例えるとそらにとってぽんずは私が100キロの男にちょっかい出されるようなもんで、そりゃ猫パンチも出るわなと同情。

なんか、幼い頃から知り過ぎて(一方的に)大好きな親戚のおじさんが結婚するくらい感慨深い松本人志の結婚。嬉しいような切ないような。相手が自分より年下なことに無意味に軽く動揺。何はともあれおめでとうございます。

だからってわけでもないけどだいぶ今更品川ヒロシ初監督作品『ドロップ』 を見てみた。結果、木村祐一ならこれくらい撮れそうという予想を全く裏切らない『ニセ札』に続き品川ならこんなもんだろうと実に納得できる感じでございました。マジつまんないとかでは決してなくそれなりに楽しんで見れるものには立派になっているし堤幸彦ファンを公言してるわりにはそれよりいいんじゃないのと思ってしまったけれど、それでもまあ品川。監督が書いた物語を原作にして他人が描いた漫画が映画の原作になるという怪奇現象には少し混乱。漫画のコンテ化風。
前半の喧嘩シーン(スタントかと思ったらちゃんと顔が映って驚いた)とファミレスのガラス割りは感心するほどかっこよかった。ただ合間に挟まれる会話の連続、漫才風の掛け合いをその辺のイケメン俳優に任せるのはさすがにしんどいかと。それと、実話なんだろうけど流行なんだろうけど人が死ぬ下りがだいぶだるい。122分まで引っぱられるのは疲れた。でもだいぶヒットしたっぽいし、次も撮るのかなあ。見るかはネタ次第かな(不良ものはもういい)。
初めて見たけど水嶋ヒロ、全然かっこよくなくてびっくりしました。成宮寛貴のアヒル口は天然なのか?レイザーラモン(HG)の芝居が良くて感動。上映終了後両親と見に来ていたらしい小学校低学年風の女の子(PG12作品ですけど)が「面白かったー!」と大騒ぎしていて、本日一番動揺した。

・神楽坂アートスペースKさんで開催中の「猫展」に行ってみた。知り合いの作家さんが出品してるからと軽い気持ちで足を運んだのだが想像以上の本格的な猫っぷりに深く感動。猫絵に猫皿に猫ワイングラスに猫電灯(どれもこれも欲しかったけど只今これ以上家にモノを増やさないぞ活動中のため泣く泣く購入は自粛)。猫派の方々にはかなりお勧め(18日までだそうです)。
・新大久保のすっごいマニアックな場所にある「辛ちゃん」に行ってみた。友だちカップル(韓国人留学生&在日朝鮮人)に誘われたからと軽い気持ちで足を運んだのだが想像以上の美味しさに大騒ぎしてしまう。お店の作りも周りのお客さんもほんとに韓国みたいで。バカでかい豚カルビが相当にお勧め。
・新宿ジュンク堂で開催された廣瀬純さん&青山真治監督のトークイベントに行ってみた("闘争のアサンブレア" 出版記念イベントだったはず、「美味しい料理の哲学」しか読んだことのないあたし)。連れに誘われたからと軽い気持ちで足を運んだのだが想像以上に面白く感動的な内容で色々勉強になったり笑ったり。たつのこ大学の学生が羨ましくなった。帰り道に焼き鳥をがつがつ喰らった。
・低気圧で体がダルダル。通り魔犯早く捕まってほしい。もうすぐそらさま一周年。
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昨日は、池袋ロサさんにて『グラン・トリノ』再び。初見時よりも映画の先がわかってる二回目の方が途中から泣けてしゃーなかった。わんわんわん。

本日は、ひとり韓国映画強化のためミン・ギュドン監督『アンティーク 西洋骨董菓子店』を見てみた。これ一般的には超人気韓流スター勢揃いのイケメン映画だが実は私この監督のデビュー作をなんでか公開時に劇場で見ていて妙に印象に残っている(黒沢清が好きな人なんだなあと感心した記憶が)のでちょと気になったのであった。
原作は日本の人気少女漫画、主人公はゲイもノンケも関係なく虜にしてしまう「魔性のゲイ」、という設定だけあってお話自体はそれこそ漫画。主演俳優の4人をとりあえずかっこよく可愛くファンを満足させるために作られたアイドル映画、なんだけど、途中で挟まれるディズニーアニメばりにラブリーな歌と踊りのミュージカルシーンが、何故かアジア人が演じてるというのに全くこっ恥ずかしくならずに見れる。これってすごいことな気がする。それ以外にも、ぺらぺらなシーンの連続を見せるリズムが非常に上手いのか、特に誰のファンでもない私が見ても111分退屈はしない中々な映画であった。ううむ韓国映画。主人公のトラウマシーンになると監督の趣味が暴れてしまうのか、アイドル映画レベルではない本気な怖さになるのはちょっと笑えた。
でも、さすが主演のチュ・ジフンは途中からめちゃくちゃかっこよく見えて(ガタイがさあやっぱりさあ)、過去の麻薬容疑で活動停止中なのが悔やまれる(別に日本でまで次回作上映中止にする必要はないと思うぞ)。天才フランス人ゲイパティシエ役はあのセラドン君。彼はここでもエロを一手に引き受け、脱ぎまくっていた。映画が終わり劇場が明るくなった瞬間、後ろの客(女性)が「キスし過ぎー!」と雄叫びを上げていた。

つい先日西島秀俊さんのトークショーがあったとさっき知ってショック死しかけなジャ・ジャンクー監督最新作『四川のうた』 を見にユーロスペースさんへ。四川の成都にある巨大国営工場が民営の商業施設に建替えられるにあたりそのことによって失業者になってしまう労働者達のインタビューや工場の最後の様子がドキュメンタリーなようなフィクションなような不思議映画。
前半の、壮大な音楽と落ち着きまくった画面の雰囲気に、 「ジャ・ジャンクーもえらい大人になったもんやなあ...」と感心感動はするもいくらなんでも大人になり過ぎ感にちょっと寂しさも感じる。半裸のおっさんがひたすらうろうろしてるようなやんちゃさをもうちょっと見たかったと思ったり。リン・チャンの音楽が流れ赤い服の少女がローラースケートを滑るシーン辺りからうおおやっぱり面白いと興奮できた。カメラ目線が素敵。それにしてもやっぱり中国はやることが飛んでる国やなあと再確認。それにしても最近の中国ドキュメンタリー映画は撮ったもん勝ち過ぎる気がする。チャオ・タオは作品ごとに若返ってる気がする。
ってのが観賞後の素直な感想だったのだが、その後初めてこの映画のからくり(ドキュメントとフィクションの境)を知ってだいぶ混乱。あんなところであんなことしてたなんてまさか想像してなかった。とするとこの作品自体を壮大なやんちゃと捉えられなくもないのか。おもろい。

ミーハーっ子としては一応見とくべかとかなりお久しぶりなダニー・ボイル監督作品『スラムドッグ$ミリオネア』 を近所にて鑑賞したのですが、大まかな感想を先に述べますと、本日やっとゲットした念願の平子理沙写真集『Etoile(エトワール)』 を帰宅直後に鑑賞したときの興奮の方が大きかった、というところでしょうか。男性向けか?ってくらいエロくて可愛くて綺麗。栄作に軽くジェラシー。
で映画は、みなさんご存知の通りスラム出身の青年(のことをスラムドッグと呼ぶそうな)が高額賞金クイズ番組出てドキドキハラハラ的な。アカデミー賞を受賞したこの作品を、イギリス人監督が都合よくインドを捉えた世界の中で主人公に都合のいい問題ばかりが出題され最終的には都合の悪い人間は全部死んでくれたし金と女を手に入れたしでそれはそれはハッピーエンドで良かったね、としか感じられなかった私の心はいかがなものか。でも全然興奮できなかったら致し方なし。この、ちょっとかっこいい風の演出(基本斜めな感じが意味不明)がウケてるのか貧困な不幸から健気に頑張るインド人の姿を上から目線で眺めるのがウケてるのか、盛り上がりポイントすらよくわからんかったぞよ。見ながら、終盤なんでこんなドキドキしてんねやろ自分と思ったら、それは映画に対してじゃなくクイズの正解に対してだと気づいた。
って途中まではこんなに文句言う程ムカついてもなかったのだけれど、最後の中途半端なインド映画風エンドロールがどうも気に障って仕方なかったので怒ってみたのでした。こういうの気持ち悪くてほんと嫌い。2時間ひたすら座ってアンサーしてるだけの芝居でレッドカーペットを歩けた彼はちょっと羨ましい。

そー言えばこの二作品て高校生のときビデオで見て以来ご無沙汰かもとふと気づいたのでぶらり新文芸坐さんに足を運んで小津安二郎監督『東京暮色』(57年)と『お茶漬けの味』(52年)を拝見。天気の良い土曜日だというのにえらい混みっぷり。
映画はさすがに半分近く記憶が薄れてて、改めて『東京暮色』のそれはそれは酷くて重くてブルーな物語&画面とその空気を壊す陽気なミュージックにひどく動揺したりした。喫茶店から警察にかけてのシーンとマスクを着けた原節子が異様に怖かった。『お茶漬けの味』は、高校生の私には全くわからなかった佐分利信の魅力に打たれっぱなしで困った。すっかりダメ男好きに成長した今では「ぼんやりさん」の時点でかっこよくてかっこよくて。10代の頃以上にこの木暮実千代が自分(の性格)そっくりに見えて、それはそれで困ったような仕方ないような気持ちになったりしました。そしてやっぱり鰻とラーメンととんかつが食べたくなった。

で、無事帰京いたしやした。今回は微妙にタイミングが合わなかったため大阪で映画を見ることはなく、幸せ満開な結婚パーティーに出席したり相方のお母さんのお誕生日を彼女の娘と共にと女系一族にまみれてお祝いしてみたりその後うっかり遭遇したTHE猛禽な女子の文句を本気で言い過ぎて(もちろん彼女が帰った後にね)周りの男子にドン引きされたりと比較的平和な過ごし方をしてきました。おかげで入院生活によりすり減った体重はすっかり元通り。食い倒れな街やさかいに。今回一番の収穫は憲法記念日に放送の「そこまで言って委員会」を見れたことでしょうか。マジおもろかった。
まあ連休が終わったところで生涯連休派の私にはなんら生活の変化はないのですが、やっぱり東京の平日が好き。明日からが楽しみ。にゃあにゃあ。
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おおもう5月かあ(って常に驚いてるよねと昨日友だちに指摘されたが)ということはゴールデンウィークかあそう言えば去年って何やってたっけと自分の過去の日記を見てみたらドバイに行っててちょっとびっくりした。多分あの時がドバイも私も史上最もバブリーだったんろうな...。
今年はおとなしく、友人の結婚パーティー出席のため大阪に。明日からいってきます。今回はさすがに大人しく過ごす予定。多分。母親に「禁煙成功中」って嘘ついてるからバレるのがだいぶ怖いまもなく30歳。
帰京は来週末くらいなので、またその頃にお会いしませう。わんわん。
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