って言うか安室ちゃんのライブDVD(「BEST FICTION」)、カメラと編集の中途半端な下心がマジで邪魔。PVじゃないんだからお前らのしょーもない自己アピールとかどうでもよくて(無駄なカメラワークとカット割りが多過ぎる)ライブビデオはあくまでライブが見やすいように作ってくれ。それでもどこまでも安室ちゃんはかっこよくて可愛いけど。神々しいアラサーの星。
そんなことを考えつつでも映画館で予告を見て以来どうにも気になっていた『ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション』を見に久しぶりにライズXさんに行ってみた。相変わらず無茶な作りだったけどサービスデーだからか中々の客入り。
早いうちから神童と呼ばれアニメ映画の才能あふれるライアン・ラーキン、25歳でアカデミー賞にノミネートされるもその後一切の創作活動から身を引き路上でのホームレス生活を選んで生きていく...、というドキュメントに興味を引かれたんだけど、本人に関するドキュメンタリーは数分程度でちょっと拍子抜け。アニメを作らなくなった理由がドラッグとアルコールという分かりやすさにもちょっとがっくり。でも、ひたすら路上で通行人に小銭をせがむライアンの姿と、彼が生前35年振りに作った自身を主人公にした新作『スペア・チェンジ 小銭を』(07年)の圧倒的な迫力は見れて良かった。貧しい男の姿から始まって最後は鳥たちの歌声で終わる。自分が天才じゃなくて良かったとしみじみ感じた。一コマ一コマ手描きのファンタジー、こういうのをアニメーション映画と呼ぶんだなと今更気付いた。この映画を浜田ブリトニーに宣伝させるのは大罪だろうと思った(倉たまもじゅーぶんお門違いやけど)。

まあ私が見とくべきかなと平日の昼下がりにロバート・ルケティック監督『男と女の不都合な真実』に行ってみたらえらい混雑&やたらと年齢層高くてびっくりした。みなさんまだまだお元気なんですね。初めて知ったけど若いわりにはヒット作ばっかり撮ってる監督さんなんですね。
白馬の王子様を夢みる彼氏のいないキャリアウーマンとガサツな恋愛カウンセラーの男がはじめは反発しあうも最終的には結ばれるという典型的なラブコメディに今更ケチをつける気はないのでこれはこれでいいと思うのだけれど、見ながらちょっと感じたのは、「Sex And The City」以降アメリカ女優の下ネタ解禁に歯止めがかからなくなってるけどあのドラマは女が心の中で思っていたことを堂々と言ってくれたから面白かったわけで(それが下ネタに限らず)別にエロいことそれ自体が受けてたわけじゃないのに、この映画を見てると女優に下品なことをさせるのが目的なんじゃないかくらいに見えてきて笑うどころかちょっと気分が悪かった。男と女の恋愛に対する感覚の違いが「不都合な真実」という物語なのに結局「女がこんなことしたらおもろいよな」っていう男たちの都合のよい真実になってどないすんのん。こんな芝居を、やっと人気が出はじめた頃に演じきったキャサリン・ハイグルはめちゃくちゃすごいと思うけど。ここまでセックスの話だけで引っぱって結局キスで終わるなら、最後の最後はいらなかったんじゃないかしらん。
それでも、無意味な空撮とやたらとアッパーな音楽とバーでの男と女の極端で下らない会話と同僚とのガールズトークが見れたのでラブコメ大好きっ子としては憎みきれない映画なのでありました。周りのおじいちゃんおばあちゃんがどう思ったかは知らぬ。

この秋はウチも永遠の21歳になるで!と鼻息荒くFOEVER21に乗り込んだものの平日だと言うのにものすごい人の山と大量過ぎる服の山に気圧されてそのまま二日間ぐったりしてしまった30歳。
そんな私より年下の女と結婚したという事件は許し難いものの「恋のから騒ぎ」にゲストで出る程宣伝を頑張ってる彼に敬意を評して本日は松本人志監督『しんぼる』を見に行ったよのさ。日曜だからかかなりの盛況。
監督の前作『大日本人』にはまぐれだろうけどおお中々いいじゃないかと思える部分があったのだけれど今回みたいに舞台を密室にしてしまうともうまさに映画と言うより壮大なコントにしか見えなくてでも本人は映画と思って作ってるからコントとしても中途半端で(笑いがわかりやす過ぎる)、松本信者としてはちょっぴり残念。これならいっそ高価なDVDとして発表するかいっそ松本の一人芝居部分を延々ワンカットで見せるくらいの極端な手段をとった方が見せ物として面白かっただろうと。やっぱりとことん映画の人ではないんだろうなと思った。劇場は結構な笑いに包まれてましたけど。
それにしても、まさかとは思うけど冒頭ちょっとかっこよかったメキシコでの撮影はマジで監督不在だったんだろうか。もしそうならかなり興醒め。それにしても、まさかとは思うけどこの映画のメッセージは男性器が宇宙を動かすなんてことじゃないよね。もしそうなら泣く。

夜は、親切な御方たちに快気祝いを催して頂く。ありがたいこっちゃと盛り上がって病み上がりの私が一番呑んでたような。

で、本日のお昼無事抜糸。順調に回復中と言われてるわりにはチクチク痛むなーと思っていたら中で皮下脂肪が溶けてしまってると言われ傷口からじゅるじゅると液体を絞り出された。そのまま5キロ分くらい出してくれれば良かったのに。
そんなことを考えてる間にいつのまにか公開が始まっていたジム・ジャームッシュ監督最新作『リミッツ・オブ・コントロール』 を見に行ってみたら、あんまり宣伝してないせいか池袋なせいか客が3人で切なかった。しかし。
映画が始まってしばらくは、と言うか映画の9割は、いかつい顔をした寡黙な黒人の殺し屋がただひたすらスペインを移動しながら紙切れをつまみにエスプレッソを両手飲みしてるだけ(してないけど)なのに、めっちゃくちゃ面白かった。今までのジャームッシュの映画の中で一番くらい好きかも。しかし。大変美しく感動的な映画ではあるがその説明が大変難しく一晩考えた結果私の脳みそが無理と言っているので、シネリーブルさんのためにもみなさん劇場で一度ご覧になってみるのがよろしいかと思われます。何気にいい映画館ですよ。手抜きしてるわけじゃないですよ。
なんか変わった撮影だなあと思ったらカメラはクリストファー・ドイルだったんですね。音楽がえらくかっちょいいなあと思ったら日本のバンドでびっくりした。帰りに立ち寄った呑み屋ではもちろん生ビールを二杯並べて上から眺めてみた。

・ぼーっと「音楽寅さん」最終回を見て、今更桑田圭祐ってすごいかもとちょっと思ったりした。
・ぼーっと「キングオブコント」を見て、今年も結果に全く納得いかない。てか東京03て誰やねん!という私の不勉強は置いといて、若手芸人が若手芸人に点数をつけるという緊張感のない採点方法も置いとくとしても、せめて決勝戦のジャッジはミスターキングオブコントの松本人志に一任するのが正しいんじゃないか?ただの司会者なら他の人でいいじゃんか。
・ぼーっとニュース番組を眺めて、民主党政権により障害者自立支援法が廃止されたり母子加算が復活するのは大変素晴らしいことだと思うけどしかし、ダム建設中止とかってモロに私の財布を直撃しそうなのでちょっぴり不安になったりもする。
・なんて、TVばっかり見てると今以上馬鹿になるべと病み上がりの体を引きずりフィルムセンターさんで山中貞雄監督『河内山宗俊』(36年)やユーロスペースさんでフレデリック・ワイズマン監督『チチカット・フォーリーズ』(67年)と日本初公開『エッセネ派』(72年)を鑑賞し感動の嵐に武者震いしつつも、連休まっただ中にこんな映画を見に来る人がこんなにもいるのかとちょっと呆然とする。ワイズマンにいたっては両方立ち見御礼。健康な人はみんなBBQでもしてるものとばっかり。わたしゃ調子に乗って動き過ぎて傷口から出血してきたよ。
・それにしても、渋谷にでっかいH&Mができて嬉しい限りだが、生きる上での懸念材料であった胆のうも摘出しステロイドの量も落ち着きつつある私の今一番の悩みは、極力部屋着以外には利用しないと決めていたユニクロで+Jに手を出すか否か。ジル・サンダーさんも憎いことするで。

病院の手違いで初日の夜だけ団体部屋に放り込まれそこでアラウンド70なおばあちゃんたちのとてもじゃないけどここには書けないハンパなくえげつない猥談に巻き込まれたかと思ったら無事個室に移動した二日目の昼には隣りのおじいちゃんが死んでて、やっとオペ当日の三日目は担当医の軽い説明によりなんの問題もなく終わると思ってたのに全身麻酔から覚めた直後想像を遥かに超える痛みと寒気に襲われ大暴れしてみたりしつつもまあ順調に回復してるってことで予定より早く退院してまいりました。わっしょいわっしょい。抜糸というよりもろにホッチキスで止められてる傷口が完治するのはまだ先なのでさすがにしばらくは自宅療養する予定ではありますが、やっぱり病院より自宅が良かか。酒は飲めるし猫がおるし。
それにしても今回は、入院先の病院が日本の高齢化を肌で感じるのにここ以上の場所はないんじゃないかってくらい周りの患者さんがご高齢で、 気がつけば必然的に私は病院内のアイドルっつーか全員の理想の孫っつーか足立区のベッキーか関根麻里かというくらいのポジションを確保。いつのまにかフロア内でのあだ名は「かわいこちゃん」。院長には会う度「将来のあるおじょうちゃん...」だの「大事な娘よ...」だの優しいお言葉をかけて頂く。身近にお年寄りがいない者としては貴重な体験でございました。元来異様なくらいお年寄りに好かれるタチではあるんですけど。
ということで、無事胆のう摘出を済まてまいりました(あ、手術のミステリーの答えは「へその穴を広げる」でした。怖いでしょ)、お見舞いの連絡を下さったみなさまありがとうございましたー!
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別に誰も見たくないやろうけど記念に、これがmy胆石。

そうそう、入院して気付いたんだけど夜にお酒を飲まないと読書が進む。入院中でもないと読まないだろうと村上春樹「1Q84」を毎日だらだら読んでみて、まだ一巻目だけど感想としては、この内容は小説よりもものすごく有能な漫画家(まあ浦沢直樹か)が描いた方が絶対面白いだろうよと思ったんですけどどうでしょう。

誰か太田光の嫁(名前は知らん)の勘違いを止めろ!と叫んでる間に本年二度目の入院のお時間に。なので昨日は、入院前日になんとかテンションあげるべとダーネル・マーティン監督『キャデラック・レコード』を見に行って、ビヨンセの歌声とヒップラインに涙してきました。いい映画だった。
で今回は、特にどこかが悪くなったわけではなく胆のうを摘出する手術を受けるためだけの入院なのでご心配には及ばず。しかもその手術が開腹ではなくお腹に小さな穴をあけてそこから内視鏡を入れるだけという簡単方式、らしいが、なんでその論理で胆のうという臓器が取り出せるのかはミステリー。まあ医者に任せた。おかげで術後の回復も早いらしく長くても一週間程度で退院できるそうです。悲しいかなプラチナだかシルバーだかの連休は都内で自殺率No.1も心底納得な足立区の片隅で過ごし、ワイズマンも山中貞雄もろくに見れなそうですが仕方にゃす。しかしそこらへんの三十路と比べりゃすっかり入院マスターな私は暇つぶし準備は万端、数日前に「カムイ伝全集」を入手、ついでにDSiもゲット(ソフトはマリオとぷよぷよですが)、頼むからこれでなんとかなって欲しい。あの町で暇はやばい。
ということで、連休明けにはNO胆のうな新しい私になって再登場の予定。みなさまは素敵な連休をお過ごし下さいませ。
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ほんとは全然違う映画を見に行く予定だったのにうっかり渋谷OPENING CEREMONY (クロエ・セヴィニーライン高いよ)の罠に引っかかりまくってる間に上映時間をとうに過ぎてしまい、あたふたと近くの劇場でタイミングの合う時間にやってる映画に駆け込んでみた森岡利行監督『女の子ものがたり』。西原理恵子先生様の漫画が原作なことにいちゃもんつけるのはいい加減やめたい、が、今回もやっぱり漫画に忠実な部分は面白くて映画オリジナルの部分はだるだるだったのでした。いや、主人公が高校生時代のパートは演じてる少女たちが3人とも抜群に良くて、不気味な程無邪気なのに絶対に抗えない不幸の影がまとわりついてる感じが中々上手く感心しながら見たんだけれど、映画完全オリジナルの、それを回想してる大人(西原)の部分が、深津絵里の芝居の何がいいのか全く分からないし(あんま関係ないけどここまで肌が白いとちょっと怖い)若手編集者(誰?)とのやりとりも説明的過ぎてかったるいしそもそもなんで漫画家がスランプになってるのか何をきっかけに過去を思い出してるのか全然わからんしで、素直に女子高生たちの「女の子ものがたり」な映画にすればよかったのにと思ってしまった。まあそれだと物語に感情移入できる人以外誰も楽しくない暗い作品になってしまうだろうけど。
高校時代の西原を演じる大後寿々花(『SAYURI』の子)、美少女ってわけでもないし一刻も早く顎の矯正をした方がいいとは思うけど、久しぶりに若い女の子の芝居をいいなと思った。最近注目株の波瑠クンも良かった。ふたりが泥だらけになって殴り合って別れるシーンはさすがに色んなことで頭がぐちゃぐちゃになってボロボロ泣いてしまった。立派でした。
ただ、やっぱり、西原漫画の一番すごいところは文字の言葉だと思うのだけれど映画の中でそれをそのまま登場人物に話させるのは間違ってると思うしその意味で今更阪本順治は正しかったと再確認するのだけれど、だから今からでも遅くない、頼むから『パーマネント野ばら』の企画はなかったことにしてくれ。熟考の結果、今あれを映画化できる映画監督は日本で森崎東しかいない、はず。

朝のワイドショーで久しぶりに見たヨン様がほんとにただのロン毛のおばさんにしか見えなくて困ったのだが、午後見に行ったキム・ジウン監督『グッド・バッド・ウィアード』のイ・ビョンホンとパク・ドウォンはかっこよく(マッチョ過ぎる肉体にはちょっと引いたけど)、ソン・ガンホは相変わらずいい役者だったので一安心だったのでした。映画は、タイトルの『続・夕陽のガンマン』そのまんま、韓国人による韓国人のための西部劇。 監督のクレジットもdirectorではなくwestern。やや意味不明、でもなんか許せる。劇場内は韓流派のおばさま祭りだったがメインはソン・ガンホだった。
一枚の宝の地図を巡って物語があるようなないような、時代設定はどうやら日本占領下の韓国らしいがキャストの衣装や髪型はそんなことを完全無視、西部劇というよりただめちゃくちゃなだけな気もしなくもないが、今の韓国というかアジアで、あんな闇市のセットを作ったり荒涼とした砂漠に鉄道を走らせたりするその体力には無条件に拍手したくなった。ジャニーズと違ってイケメンがちゃんと馬を乗りこなすし。イーストウッドの役どころがやや弱過ぎるかとケチつけたくもなったけれど、終盤の、韓国人と中国人と日本人(白竜)が馬と車とバイクに乗ってダイナマイトやバズーカ砲をぶっ放しながら延々砂漠を駆けるシーンにはさすがに感動した。この無邪気さを確認するためだけにでも一見の価値ある映画だと思われます。撮影現場は恐ろしく大変そうなので間違っても巻き込まれたくないが。なんか、端役の役者の顔なんかも含め、ますます最近の韓国映画事情は日本とえらく距離がある気がしてきたぞよ。あと、久しぶりだったバルト9さんはやっぱり音響が素晴らしくてよろしかった。

既に見たのは数日前な気がするが、岩波ホールさんで上映中のエルマノン・オルミ監督『ポー川のひかり』 が大変面白かったのでした。オルミ監督の映画を一本も見たことがなく、キリスト教に関する最新知識は「聖☆おにいさん」という私にこの映画が正しく理解出来てるかは非常に疑わしいところですが...。
床一面に太い釘が刺された本が散乱してる冒頭には一体どんな不思議ミステリー映画かと思ったけど、犯人である若い大学教授が世を捨て辿り着いた美しいポー川とその周りに住む人たち(ほぼ老人)とのやりとりを眺めてるだけで勝手に幸せな気分に。変な日本映画のせいでやさぐれた心も穏やかに。特にものすごいハッピーエンドなわけでもないと思うけど(それすら不安)。監督のご子息だというカメラが素晴らしかった。
拍子抜けな程あっさり終わってしまうのも良かったけれど、むしろ94分と言わずもっと長く見せてほしかった。ちょっとしか出てこないけど大学の学長がかっこよかった。思いっきりピザとワインにまみれたくなり、夜は久しぶりに宅配ピザを頼んでしまった。

本日も午前中から病院に行き諸々検査を受けたりしたんですがそれはもちろん満を持すためでもなんでもなくただ診察終了時間と上映時間のタイミングがちょうどよかったからという理由だけで山崎貴監督『BALLAD 名もなき恋のうた』 を見に行ってみたら、久しぶりに心底むかついた。
原作というか元ネタがクレヨンしんちゃんのアニメ映画(未見)だということなので、そもそも主人公一家がタイムスリップする理由とか現代人と戦国時代人の言葉の違いとか細かいことが完全に無視されて話が進んでいくことに対してはまあ深く突っ込まないことにしよう。にしても酷い。
06年の溝口健二没後50年シンポジウムに出席された監督らしく(『三丁目の夕陽』シリーズも未見)、えらく大層な時代劇のセットに長回しのチャンバラに香川京子まで動員と無駄に頑張っておられるが、その全てが見事なまでにマジで無駄。だって、物語の8割が説明的なセリフで進められる上その会話シーンがとりあえず出演者を適当に横に並べてそれを真横から撮る画面の連続ってさ。蜷川実花映画以来の衝撃、昨日のトニスコ先生とのギャップに軽くめまい。この距離感のデタラメさが人間ドラマのダメさにも繋がってもうぐだぐだ。気合いを入れたらしい2分近い長回し戦闘シーンもメインキャスト以外ただ長い棒持ってノロノロ動いてるだけやし香川京子にいたっては周りの人間誰か出演止めろよと思うくらい(ついでに菅田俊も)どーでもいい役にキャスティング(事実地味過ぎて途中まで気付かなかった...)。主役の草彅くんについては、敵役の大沢たかおが普通に見えてしまったという感想で全てを察してもらいたい。他にも、登場人物みんな心変わり早過ぎとかしんちゃんの役どころが普通にうざい子どもでしかないしとかしんちゃん家のインテリアお洒落過ぎとか色々文句言いたいけど多分他の人が色んな場所で言ってくれることを期待して我慢。ったく、タイムスリップがこんなに簡単に起こるなら私にだって朝起きたらガッキーに生まれ変わってたくらいのミラクル起こしてほしいもんです。あ、夏川結衣でも全然いいです。

午前中に病院やら会社やらを済ませ、満を持してトニー・スコット監督最新作『サブウェイ123 激突』 を見に行ったんですがね、劇中のデンゼル・ワシントン並みに予想外の事態に遭遇...。映画館内に、劇中のジョン・トラボルタ並みに挙動不審な外国人出現、そいつがえらく自由に立ち上がってみたり歩いてみたり叫び声をあげてみたりするもんだからどうにもそっちに気を取られて今イチ映画に集中できず...。まさかこんな日になるとは思ってなかった。なので是が非でももう一度チャレンジしてみたいと思う次第。原作小説も74年『サブウェイ・パニック』も未見。
それでももちろん十分面白いってことはわかった、はず。お、映画が始まったと思ったら次の瞬間事件が起こってる勢いとか映画のほとんどはおっさんがふたり無線で会話してるだけなのにものすごいスリルとかやっぱりめちゃくちゃ興奮した。デンゼルさんのケバいピアスと笑瓶メガネも素敵だった。『エージェント・ゾーハン』以来のジョン・タトゥーロが真面目な役でなんか安心した。ここ数日うるさいくらい流れてたTVでの宣伝や予告でなされてた「物語のオチは劇場で!」的なノリを期待すると大幅に裏切られるのもやっぱり良かった。細かい点には幾つか突っ込めるような気もしたが(せめて身代金に探知機ぐらいつけろよとか)、普段から人並み以下の集中力更に半減のせいで色々見逃してるかも知れないので今日はおとなしくしておくのでした。

いやー17歳のオーディンちゃん、久しぶりに見てて恥ずかしいくらいの若さ故の強気でどこまでいってくれるのでしょうか。是非セリーナに倒されてほしい。

なんとなく乗り遅れたけどもしかして今って童貞ブームなのかってことで流行りもの大好物な私はまめまめしく小沼雄一監督『童貞放浪記』を見に土曜の渋谷にひとり繰り出したのでした。
東大大学院卒の大学講師、30歳童貞な主人公が風俗に行ったり好きな女にアピールしたりと必死に初体験を成功させようとする物語。ビデオ撮影全開の映像に一瞬不安を抱くも主演の山本浩司の上手さに魅かれて結構面白かったです。控え目な芝居の中に絶妙なバランスで切なさ1割キモさ9割、ファッションも(もちろんシャツはズボンにイン)言動も(もちろん主語は「わたし」)見事だったけど、主人公のキモさが30歳で童貞だからじゃなくて30歳のくせに自分の童貞を気にし過ぎてロクに女と付き合えないという点がちゃんとわかるのが良かった。相手役の神楽坂恵も、地味な顔にお見事なIカップ(やや保留)、いかにも童貞に惚れられそうなキャラクターも上手くって、ふたりのベッドシーンには柄にもなくドキドキしてしまった(女のひとり暮らしにあの豪華な部屋はないやろうとは思ったけど)。生理になるくだりは大いに笑えた。あと大学の助手役の内田慈もやたらと良かったな。
最終的にはハッピーエンドでもないし、世の童貞くんがんばとも思わない、でもやっぱ頭でっかちのむっつりエロは馬鹿ばっかと断言する気にもなれない、なんだかうまいこと監督にはめられた結果となったのでした。
小谷野敦の原作は未読なのですが私小説とのことでちょっと興味有り。読んでみようかな。数日前トーク番組に出てたガッキーが「チェリーボーイ」という言葉の意味をその番組内で初めて知ったと言っていて、さすがに嘘つけやとひとり突っ込んでしまった。

WOWOWのグランドスラム中継を見るたびWOWOWのアナウンサーになりたいと切に思う。こんな緩い仕事で現地に行けるなんてずるい。

さすがにこのふざけた寒暖差に負けて久しぶりに風邪ひいた。新型インフルエンザだと多分私普通に死ぬからいややなあと思ったけど二日間ひたすら首にタオル巻いて寝まくってたら治ったっぽいので一安心。寝てる間に石原真理子と玉置浩二が破局しててびっくりした。
なので本日は病み上がりの体にアニマルセラピー効果を求めてラッセ・ハルストレム監督『HACHI 約束の犬』を近所に見に行ってみた。偉いでしょ。神山征二郎監督版は未見。
物語は、もちろん海を越えたハチ公物語。映画としてどうこう以前にひたすら93分間「やっぱり大型犬っていいな〜、リチャード・ギア羨まし〜、私も秋田犬と戯れて〜」と犬萌えできたのでそれで満足っちゃあ満足なんですけど(ラストではこれ動物虐待じゃないのかってくらい落ちぶれた犬メイクされてましたけど)。やっぱり『ギルバート・グレイプ』のジュリエット・ルイスが本気で好きだった元少女としてはちょっぴり寂しさが残る。もうちょっとくらい気合い入れてもよかったんじゃないか。冒頭の「フジテレビ50周年記念映画」が原因なのか。ほんとに日本の二時間ドラマみたいだった。ギアもただの犬好きのおっさんにしか見えなかった。
愛くるしい子犬時代から一瞬でバカでかく成長するハチには笑ってしまった。でもこんな大型犬が首輪もリードもつけずに町をウロウロしてたら普通に迷惑だろうよと思った。やたらと挟まれるハチ目線カメラ(白黒)とハチの嫉妬心はちょっとホラーだった。孫が突然発言する「HACHIKO」の「KO」は誰の入れ知恵なんだ。

見たのは実は昨日なんですけどね、それはそれは親切な御方のご招待により冨永昌敬監督最新作『パンドラの匣』 の試写を拝見させて頂く。ありがたやありがたや。太宰治の原作は多分10代の頃に読んでるんだろうけど、忘れた。映画初主演という川上未映子さんの小説は読んだことなす。
戦争直後の結核療養施設を舞台に主人公の青年が「新しい男」になるというストーリーは青春ものと言えばいいのか恋愛ものと言えばいいのか、作品自体もオールアフレコの効果かなんとも不思議な空気が漂う94分で、音楽も衣装もとにかくオシャレでオシャレ過ぎるのが残念なくらいオシャレな映画でございました。見てて楽しかったです。嘘かほんとか夢か現実かよくわからないようなふわふわした映画の中で突然血が出てきたり人が死んだりギターを弾く少女たちが唄ったり、むちゃくちゃなバランス感覚が愉快。
っていうか、仲里依紗が可愛かったです。川上未映子のお尻も染谷祥太くんの笑顔も窪塚卍ラインの小さな頭も美しかったし他の役者さんもみんなすごく魅力的だったけど、仲里依紗が可愛かったです。公開は10月10日(土)よりテアトル新宿さんにてとのこと、劇場公開の際にはもう一度見たい。