って、理由はひたすら観光とショッピングなんですけどね。本日から一週間程NYに旅立って参ります。「本当に遊びに行くだけなの?」と何回も聞かれたけど、増村保造『女体』の主人公の言葉を借りると「 遊ぶ意外興味がないの!」、本当に。なんかごめん。
NYは学生の頃一度旅行してるんだけど、何をどう間違えたか2月なんかに行ってしまい本気で寒くて身動き取れず自由の女神すらまともに眺めないまま帰ってきてしまった苦い過去があり。なので今回はかなり真面目に観光する予定。時間に余裕があればSEX AND THE CITYロケ地観光ツアーにも参加したかったところなんだけど。 それでも可愛いギャルとのふたり旅、『SEX AND THE CITY2』のテーマ「Sometimes you just have to get away with the girls」を地で実践する旅。何からget awayするのかはうにゃむにゃ。

じゃ、いってきます。来週半ばには帰国してますけど。血栓症の私がエコノミークラス症候群にならないことをみんなでお祈りしましょう。
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びっくりするくらい用意は進みませんが...。  

あかん、湿気で脳みそがやられてビールとペリエの区別がつかなくなってきている。
故にうっかりビールを呑んでしまった後井筒和幸監督『ヒーローショー』を見に行ったら、客の少なさに酔いが覚める。うむ。
ヒーローショーとは名ばかりの、ほんと古泉智浩の漫画に出てくるような田舎に生息する救い難い程アホなギャル男とヤンキー男たちが些細なことをきっかけにとりあえず殴り合う、鉄パイプを振り回す、うっかり殺してしまう、でも大して反省もせずまた同じことを繰り返す、という無軌道な暴力が勢いよく描かれる前半は中々面白く見たのだが、主演の無気力な若者と一番のワルを演じるジャルジャルのふたりが被害者と加害者にも関わらず妙な友情を育み出す中盤から急にドラマのリズムがかったるくなってだいぶ残念。ジャルジャルの後藤がまったくワルのヘッドには見えないし(アパートでの恋人との会話の芝居は中々良かった)。それでも最終的には結局やっぱり誰もヒーローなんかじゃなくみんな最低野郎だったという物語は嫌いじゃないしそりゃこんなメリットのない役は吉本の芸人くらいしか引き受けないだろうなとは思ったけれど。つまんなくはないけど134分は要らんかったかな的な。ちなみに『ガキ帝国』は未見...。
ヤンキー役の役者たちがみんな面白い顔をしていてそれを撮りたいってのはわかるけどそれにしてもいちいち顔とカメラの距離が近過ぎるのは単に個人的に好みでない。突然流れる音楽がちょっと中途半端過ぎるんじゃなかろうか。たまに飲み屋で会う素性を一切知らないけれど面白過ぎて大好きなおじさんがかなりおいしい役で出演していてびっくりした。

ユーロスペースさんで開催中のGEIDAI-CINEMA#4 にて大橋礼子監督『海への扉』を2回目の鑑賞。結構酒の入った状態(失礼...)だったので途中で寝てしまうかもと密かに危惧していたのだが、無事完走。やっぱり少女漫画脳は支持。toeファンがエアードラムを叩いていた。
終了後、大橋監督含め今回上映される芸大作品の監督さん全員と万田邦敏監督の、場内をどっかんどっかん笑いに湧かせる大変面白いトークを拝聴、ああいいもん聞けたなと思ったのですが、次回の『海への扉』上映時のトークゲストはなんと!みんな大好きシネ砦集団ですよ!7月1日木曜21時から、私は思いっきり自分の旅行を優先するため行けませんが、みなさまは是非この機会にシネ砦集団3Dをご体験下さい!!

ついでに、先日大阪で年下メンズに囲まれながらへらへら喋ってきたDOOM!Radio がネットにアップされた模様。今井和久監督について熱く語る、酒灼け全開のハスキーな私の声をご体験下さい。最近初対面の人からほぼ100%の確率で「声かっこいいですね」と言われるのですが、嬉しくないです。

  

大阪から帰ってきてまず向かうのが関西ゼロ年代映画祭 ってのもどうなんだろうと思いながらもなんとか最終日に滑り込み。スーパー玉出は相変わらず無駄に元気でした。
鑑賞したのは桝井孝則監督『罠を飛び越える女』(06年)と『夜光』(09年)、両方初見。
1930年に発表された矢田津世子の同名短編小説の映画化という『罠を飛び越える女』は、うん、まあ、なんて言うか、ストローブ=ユイレが好きなんだなと誰でも思うだろうことを普通に思ってしまったのでとりあえず言っておく。モノクロ画面からみなぎる妙な緊張感とノートパソコンを目の前にしながらばりばり昭和初期の会話が展開されるデタラメさが楽しかった。
『夜光』は、うん、やっぱりストローブ=ユイレが好きなんだね、と改めて確認したのはもちろん、なので、 感情がこもっていないようなセリフのやりとりと棒立ちな芝居が一見風変わりな作品なようで、ふと、自分の仕事ややりたいことについて話し合うカップルたちの姿を撮ったこの映画は実はめちゃくちゃまっとうなことをめちゃくちゃまっとうにやってるだけのめちゃくちゃまっとうな映画やんと気付く。なので、面白かったです。微妙なギャグも笑えたし。アップリンクさんの温度設定がやたらと省エネモードで激しい暑さと戦いながらの鑑賞だったことが悔やまれる。

ただいまです。4泊5日といつもよりは短めな大阪滞在のわりには濃厚な内容の日々を過ごして参りました。
21日にはDOOM!さんと昼から会合、お酒もタバコもやらない真面目なヤングボーイズを横目にひとり生ビールを飲みまくって適当なことをぺらぺら喋って参りました。まあこんな女に興味を持った彼らの責任ということで。
22日にはひふみよツアーIN京都に相方と参戦。もちろん夕方からのライブに備えて昼に梅田で待ち合わせ、地下街の赤ちょうちんでちょっと引っ掛けてから、の予定が大幅に呑み過ぎてぎっりぎり開演時間に滑り込み。3回目だけどまだまだ興奮、これが最後なんて切ないよとready for the blue。でも「今夜はブギーバック」でまさかのスチャダラ登場に大興奮、やっぱり大好き。ただ、前の席に座っていたおじさんの独り客(特にオシャレとか音楽好きってわけでもなさそうな、ほんと普通のおじさん)の全身全霊からオザケン愛が伝わるような激しいダンスに目を奪われまくってしまい、終了直後「オザケンよりおっさん見てもうた!!」ともの凄い過ちに気付いた三十路女がふたり。そんなあたしたちの結論、サッカーはダイジェストが一番。
23日は、色々あった。あり過ぎた。本気で疲れた。大阪は中々私に平和を与えてくれない。
そうそう、意を決して「シネ砦」を母に見せたら顔写真のタバコと酔っ払った表情に本気で怒られました。30歳にして普通に親に怒られました。しょんぼり。
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彼が引き出しに入ってる理由は全くわからない。  

では、DOOM!さんとの再会や最後のひふみよツアー参戦のため本日より数日間帰省してまいります。週末には帰京予定ですが。
一応気を遣って母の誕生日に近い日を選んだつもりがあっさりと「ママ週明けから旅行いくから」と言われてしまい、マンションのくせに50坪もある実家で独りお留守番の予定...。誰か遊びに来て......。
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『チェンジリング』に夢中なシネフィルキャット、そら様。

っていうか低燃費少女ハイジ、これで最終回なのー!?悲し過ぎ。最近は顔が似てるだけじゃなく物真似もかなり上達しました。

確かにこれは見終わった瞬間「面白いぞコノヤロー!」と叫びたくなる北野武監督『アウトレイジ』 、噂通り最近の北野監督作の中では群を抜いた面白さでございました。
今までと同じヤクザ映画ではあるのだけれど、なんと言うか映画の中の暴力や男たちの怒声が感動的なまでに無意味で無感情、ただスクリーンに映ってるそれがかっこよくて面白いと言うか、やっとヤクザに対するカタルシスがなくなった感じに好感度大。01年の『BROTER』を見て「こんなもん実際ヤクザにもなられへんかった男が自分の夢を映画で叶えてるだけやろ!子どもか!」と怒り狂っていたウチの母も今回は満足するんじゃないかしら。女のぞんざいな扱い方とか今までとは違う終わり方にもびっくり、たけしも大人になったのね。
ぶっ飛んでる椎名桔平もインテリヤクザな加瀬亮もキレてる三浦友和もすっごい良かったけどやっぱり役者としてのたけしって凄いなと改めて思った(それでもちょいちょい父親を思い出して気分悪くなったけど...)。大使館の黒人には思わず大爆笑してしまった。人殺しまくったり手榴弾投げたり無茶しまくっても小日向文世というキャラクターがいるだけで全部納得させられてしまうのはなるほどなと感心。予告を見た時にはなんで関西弁のヤクザが出てこないのだろうと思ったのだけれど、このコノヤローリズムを成立させるためだったのかと大いに納得。ただ本当に映画で血を見るのが苦手な私は歯医者とラーメン屋のシーンでは思いっきり目をつむってしまったのでした。あとあんまりみんなわからないだろうけど日本映画に出てくる入れ墨ではかなり高レベルにリアルな色落ち具合です、あれ。

ミア・ハンセン=ラブ監督の『あの夏の子供たち』、予告を見た時点でオリヴィエ・アサイヤス監督の『夏時間の庭』っぽいなと思ったら、27歳のミア監督はアサイヤスさんの彼女さんだったんですね。分かりやすくて素敵です。
実在のモデルがいるという超多忙映画プロデューサーが借金苦を理由に自殺してしまい残された彼の妻と娘たちの姿を描く、と書くとなんだか重くてダークな映画のようだが、この作品にそんな臭いは一切なく、父親の死を受けて哀しみの中それでもただ生きていく人々の姿をただ私たちが眺める、そんな映画だった。ちょっとでもドラマチックに感情的になりそうになると悉くそれを回避(自殺そのもののシーンもごくあっさり、特に理由を突き詰めるようなこともしない)父親の生前も死後も本当にただ生きる、そんな女たちの姿がものすごく大胆に『SEX AND THE CITY』にまで繋がっていく、「天使たちのシーン」を思い出す、素敵な映画でございました。あの子供たちはパリやイタリアでキャリーやミランダになっていくのだろう。
まあとにかく三人の娘の芝居が芝居とは思えない自然さで素晴らしく、あんな子どもにどうやってこんな演技をつけたのだろうとほんと不思議なくらい良かった。まだ小学生くらいの次女が父親の死を知って本気でやつれてる顔が凄かった。ヨーロッパの光の中ではしゃぐ姿が眩しかった。停電になる瞬間はちょっとやり過ぎかと思ったがその後外に出る展開は予想外で、とても良かった。パリの子どもはお洒落過ぎてズルい。映画を作るって本当に大変なんだなあと今更しみじみ。

みんな大好き世界の亀山モデルのわりには話題になってないのは良いことなのか悪いことなのか判断のつかぬまま阪本順治監督『座頭市 THE LAST』 を見に行ってみた。
香取慎吾と反町隆史がメインキャストという致命傷を背負いながらの座頭市にだいぶ不安はあったものの、阪本監督さすがと言うか当然と言うかふと思い出せる最近見た時代劇映画、北野武の『座頭市』や綾瀬はるかの『ICHI』や山崎貴『BALLAD』崔洋一『カムイ外伝』なんかとは比較するのも失礼なくらい立派な映画でございました。すっごいかっこよく演出されてるシーンがまんまと素直にかっこよかった。幾つか不思議な会話があって、これを考えた脚本家ちょっとすごいなと思った。ラストなんて言わず続編作ってまた見たいな。その前に『カメレオン2』か。
勝新の『座頭市』をロクに見てない私にとってはこの市像がどこまで成功してるのかよくわからないのだけれど危惧した程には悪くなかった慎吾ちゃん。声とアップに迫力がなさ過ぎたのは残念だったがやっぱり肉体の存在はでかい。人間が右から左から現れては消えるところに突然縦になって出てくる姿も中々。冒頭しか出てこない石原さとみもだいぶ良かった。仲代達矢は岸部一徳じゃないんだ。子ども店長ちゃんと芝居も出来るのねと感動した。10代の頃から想い続けてる豊原功補様にはもうちょっと活躍して欲しかったかな。雪山の中でチャンバラをするのはつるつる滑ってほんと大変そうで見ててハラハラした。

帰り、駅の売店でタバコを買おうとしたら身分証の提示を求められ、さすがに心が折れそうになった。

アメリカ映画について語り尽くした後見るべきはチャップリンかジョン・フォードかと悩んだ結果、満を持してのマイケル・パトリック・キング監督『SEX AND THE CITY2』!!もちろんpart1を見に行った時と同じ女友だちと一緒に鑑賞、今日の夕方ピカデリーの入り口で「楽しみ過ぎて見るの怖い!」と騒いでいたのは私たち。
がしかし、さすがにここまで期待しまくった映画が実際その想いに応えてくれることなんてほとんどないことくらいは学習していて、なのでどんな映画にも極力期待はしない派だったのですが、結果、想像を遥かに超える出来映えに大々々満足。終わった瞬間本気で「すごい!!」と叫んでしまった。これジェンダー教育の教材として全国の中学生に見せるべきだと思います。R15なんてマジで馬鹿馬鹿しい。
前作の映画では現代のNYを舞台に完璧なシンデレラを再現してみせたSATC、大人の女でも白馬の王子様に出会えるんだという淡い希望を与えた結末だったのだが、今回は執拗なまでに男女間の恋愛関係における保守的な感覚を否定、更に異性愛至上主義も完璧に否定、日々色んなものと戦って生きる女たちが現実と折り合いをつけながら進んでいく姿が監督(とっくにゲイをカミングアウト)の愛によって涙なしには見れない映画となっております。でも徹底的に「伝統的」なものを拒否しときながらラストカットはこれ以上無理ってくらい古典アメリカ映画だったりするのが憎らしいくらい。
4人が旅行で訪れた中東アブダビのディスコで「私は女」をカラオケで熱唱し地元の女たちと大合唱するシーンは、本当に凄いことが起こっていると鳥肌が立ちまくった。 ミランダとシャーロットが乾杯したその相手に泣いた。サマンサと若手女優の友情に泣いた。キャリーとホテルマンのやりとりに泣いた。本当に良かった〜〜〜。これで論文一本書くくらいの自信はあるけどさすがにブログではやめときます。
それでも無理矢理なんとか残念な点を挙げるとすると、アブダビがいかにバブリーで非現実な場所かということをアピールするためにホテルや街の様子をちょっとダルいくらい丁寧に撮っていたのだが、その贅沢の全てをドバイで経験済みのgojoさんにとってはあんまり夢の国でもないってことと、先日黒沢清監督に「ああ、あの変な顔の女優ばっかり出てる映画」と一蹴されたことでしょうか。

観賞後どっぷり余韻に浸りながらイタリアンを食いまくりワインを飲みまくり23時頃新宿駅に行ったら人が全然いなくてびっくり。サッカーって人気なのなー。

昨日、黒沢清×蓮實重彦「東京から 現代アメリカ映画談義」 の出版記念トークイベントが原宿にある素敵な本屋Bibliothequeさんにて開催され、インタビュアーとして私が参加させて頂きました。

このお仕事の依頼を初めて聞いたときにはあまりのことに大爆笑してしまい、絶対無理やから断ろうと思ったのですが、周りの大人たちに適当に盛り上げられてるうちに確かにこんなもの凄い貴重な体験をしないわけにはいかないかも知れないとうっかり思い始めてしまい、引き受けてしまいました。が、その直後に事の重大さに気付き、当日までの3週間無理無理絶対無理と独りごちながらアメリカ映画にうなされていたのですが、終了した今では、本当にこんな体験が出来て良かったとしみじみ思うのであります。

当日、事前の打ち合わせで黒沢監督に「まさか今日はお酒入ってないよね?」と聞かれ「もちろん!」と答えたのですが、ごめんなさい、世界的映画監督を相手に嘘をついてしまいました。ビール呑んでいきました。二杯程呑んでいきました。素面じゃ無理でした。

イベント自体は、もちろん私が何か出来たわけではなく、ただただ蓮實先生と黒沢監督のお話にただ横でお客さんと一緒に感心したり笑ったりしてただけなんですが、蓮實先生のチャップリン発言とそれを受けて動揺する黒沢監督を間近で目撃できたし、黒沢監督の新作映画について期待に胸は膨らむばかりだし、楽しかったのでした。最前列のお客さんがみんな真面目にメモをとってる姿を見たときにはさすがに私も動揺したけど。

今回、シネ砦だけをきっかけに全く見ず知らずの私をこんな大役に推薦して下さった蓮實重彦先生、先生の無茶過ぎる無茶振りを快く引き受けて下さった黒沢清監督と青土社の方々とBibliothequeの稲葉さんと軽部さん、そして途中で暴動も起こさず最後まで聞いて下さった満員のお客さん、そしてこんな事態を招いてくれたシネ砦集団のみんなと古い友人に本当に感謝致します。多謝多謝、再見!!
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巨匠と巨匠とあたし。この距離感でいいから遺影はこれでお願いします。

ただ唯一残念なのは、ヤクザの娘も結構出世したよお母さん!と報告したいのだが我が母に私の頑張りが全く伝わらないだろうこと。大阪のおばちゃんにはハードル高いか...。

とりあえず、美容院とネイルサロンには行ったしVALMONTのパックはやったし、出来ることは全部した。明日、高尾山さえ登ったことのない私がエベレスト登山に挑戦。いざ。

はい、2回目のひふみよツアー。NHKホールまでの道程「チケット譲って下さい」と書かれた紙を悲愴な顔で振りかざす人々を横目に、缶ビールとチー鱈片手にラブリーラブリー言うてきました。
実は前回の中野は、小沢健二のライブという事実に胸がぎゅーぎゅー過ぎて最初から最後までドキドキし過ぎて自分の気持ちでお腹いっぱいになってしまい具体的なことがあまり記憶に残ってなかったりしたのでした。 それに比べ今回は幾分落ち着いての参戦(とは言っても十分興奮したけど)、小沢くんの声や素敵な映像や新曲の歌詞なんかに集中できた。改めて、すっごい良いコンサートだなと思った(NHKホールの暗闇が完璧じゃなかったのは少し残念)。
それでも、個人的な思い入れが強い「さよならなんて云えないよ」の時にメンバー紹介がされてスカパラホーンズの音を聴いた瞬間ああ私が生まれて初めてライブってものに行ったのは小学五年のとき心斎橋のスカパラライブやってその後高校生でオザケンを聴いて東京に来て13年間待った30歳の今ここにいるのかとぼんやり思うと吐きそうで泣きそうでいろいろ。
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スーパーいらちな私が大々行列に耐え忍んで今回は無事限定太平洋ブルーのTシャツゲット!カネにもの言わして全色全サイズ買ってやろうかと思ってたけど一枚五千円はちょっと想定外で...。情けなし。「うさぎ!」と「企業的な社会、セラピー的な社会」も購入したので読んでみたい方言って下さいな。

ちゃうちゃうポーランド映画なんか見てる場合ちゃうと急いでドリュー・バリモア初監督作品『ローラーガールズ・ダイアリーズ』 、の前に鷹の爪
ダンプ松本風女子プロ選手みたいなビッチたちが体を張りまくって闘うローラゲームというスポーツは今回初めて知ったのだけれど(ルールは劇中で丁寧に説明されます)、田舎の女子高生が本当に自分がやりたいことを見つけて成長していく物語、もちろん騒がしいパーティーを抜け出してイケメンバンドマンとの淡い恋、深夜のプールでデート(初セックスが水中なのは予想外やったけど)、親友と車の中でエアギター、まさかのパイ投げ、とうーんまさに完璧なアメリカ映画と安心しかけた時、あれなんかおかしいぞと気付いた。この映画、何か問題が起こっても確実に3分後には解決されます。そもそも主人公がローラーゲームにハマる理由やいつのまにかスター選手になってることに大した説明がないし、両親や親友や恋人とそれなりにもめるけど100%想像通りのカタチでまるく収まる、映画の『インビクタス』化。まさか無自覚にこんな変なことしてるわけはないだろうし一体なんだこれはとちょっと混乱したが、自身の青春時代をジャンキーに過ごしたドリュー姐さんは思春期の自意識丸出しなうじうじした内面なんかに興味がなく、とりあえず女の子は幸せになれ!というメッセージを発しているのかと受け止めてみた。なので結果的にはとてもいい映画なのでした。
なので、女優たちが体当たりでプレイしている試合のシーンは興奮したし、敵役の一番のワルがジュリエット・ルイス姐さんってだけでなんか泣けるし、主演のエレン・ペイジが相変わらず相方そっくりでそれだけでなんか泣けるし、チームメイトにはゾーイ・ベル姐さん(目尻の皺がたまらん)だし、男性コーチの扱いも上手いし、とにかくビッチたちがビッチに騒いでいる姿を見ているだけで楽しいし、それだけで十分な映画。おすすめ。

アメリカでの上映権をビースティー・ボーイズが買っただとか日本での宣伝番長がいとうせいこうだとかで一階にて上映中の『ビルマVJ』も気になりつつ、イメージフォーラムさん地下で開催中のイエジー・スコリモフスキ60年代傑作選 に再び。前回見た三部作の最終章から時間を遡った第一&二作の『身分証明書』(64年)と『不戦勝』(65年)を鑑賞して、私ったらなんと途中でやっと主人公が監督自身だと気付く始末。馬鹿過ぎ。  
ダラダラと大学も卒業せずヒモ状態の若者が一日街を彷徨ってるだけの『身分証明書』は、それでも十分彼の身に降り掛かる出来事はとんちんかんだったしかっこいいシーンの連続に痺れたものの、まだ落ち着いてああ素敵な青春映画、私も誰かに君を驚かせるくらい簡単さなんて言われてみたいわんとちょっと余裕を持って見ていたのだが、主人公の6年後を描いた『不戦勝』になると、まず舞台になってる工場が何をやってるところなのかさっぱりわからないしこの時代のこの国で体重計がなんでそんなに貴重なのかわからないしなんで通りすがりの淑女が鶏を殺したがってるのかわからないし、何ひとつ具体的なことが見えないのにとりあえず主人公(監督)が歩いてる姿だけで映画が存在してしまうってすごいなと感動、しているところにラストのバイク&電車の長回しどころの騒ぎじゃない暴走パニックなシーンからまさかの「不戦勝」には驚き過ぎて大爆笑。さすがにこの展開は読めなかった。いやー面白かった、これは是非一度自分の眼で確認して頂きたい。相当狂ってます。そしてスコリモフスキさん、すごい映画を撮るだけじゃなく素晴らしい役者なだけじゃなく、運動神経半端ないです。かっこいいなあああ。

映画後ひとり立ち寄ったビール屋のバイトリーダーが、法律よりもシフトを守るような奴で、見てて切なかった。彼の夢は社会保険なのだろうか。

もちろん今週の日曜も真面目に昼から「スクール革命」を鑑賞した後(今あらゆる番組の中で一番面白いバラエティだと思うんだけど)、夜は爆音映画祭に向かい深作欣二監督『暴走パニック大激突』(76年)を鑑賞。
とにかく冒頭から、早い。ふたり組の銀行強盗が主人公、そいつらが名古屋神戸京都の銀行を制覇、という内容がタイトルが出るまでの1分で説明される。その後も、もっと強盗が活躍するのかと思いきや数分後には片割れ(小林稔侍)が事故で死にじゃあもう片方(渡瀬恒彦)が暴走するのかと思いきやストーリー上全然関係ない変態親父がねちねちしたりと脚本田中陽三はいずこへと思いたくなる無茶苦茶な展開に困惑しつつもこの時代の映画っぽい勢いとお色気にわくわくしつつもでもこれ特に爆音じゃなくてもいいんじゃないかしらんと甘いことを考えていた矢先、右翼の街宣車から流れる軍艦マーチが映画的にも爆音的にも大々的に流れ出した瞬間ちょっとこれってかなりすごいことじゃないかと考える暇を与えず映画は『デス・プルーフ』的いやそれ以上の展開に。とにかくラストの15分、主人公と川谷拓三演じる警官とストーリーにかなり無関係な大阪のおばちゃんややくざたちの車が入り乱れてカーレースどころの騒ぎじゃない暴走!パニック!!大激突!!!としか言い様のない、とにかく神懸かりな状況にただただ感動と大爆笑で胸がいっぱい。CGなんてない時代、役者(いやスタントマンか)とスタッフがここまで体と車を張ってこんなもの見せてくれたことに私は斜に構えることなんてできない。素晴らしい爆音体験でございました。タランティーノはこれを見たのかしらん。
で、個人的都合によりgojo的爆音映画祭は本日が最終日なのだが、今年もほんとーーに楽しかった。こんな祭りを催して下さったスタッフさんに多謝。見逃した作品がいっぱいあって悔しいけれど、とにかくは来年にも期待。

と、映画のおかげで幸せいっぱいな気持ちで深夜帰宅してみると自宅マンションの前に悪趣味な少女映画に出てきそうなぬいぐるみが転がっていて、本気でぞっとした。
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もーDOOM!さん、どんどんぱくってどんどんにゃんにゃん言うて下さいよ。ラジオでも色々持ち上げて下さって、多謝。基本的に田舎者精神の抜けない私は上京12年経っても東京の映画環境って異常やなあという違和感は拭いきれずにいます。

彼らの意志を継ぐため本日は再び爆音映画祭 に向かいクエンティン・タランティーノ監督『イングロリアス・バスターズ』(09年)を鑑賞。公開当時に見てるけど、多分このタイミングでこの作品をスクリーンで再上映してくれる爆音さんに世界一感謝しているのは私。しかし終電ギリギリの終映時間だというのに満席のお客さん。
低気圧の影響か見る前に突然激しい睡魔に襲われ、 うーむ途中のチャプターに起きてられる自信がねえと思っていたのに、冒頭のテーマ曲(なんか古い映画のヤツ)が爆音でお腹に響きチャプター1の緊張感を味わった後ひたすらどうでもいい会話がダラダラ100分以上続くこの映画が、初見の時は少し構えてしまったけれど二度目の今回そのバカバカしさに開き直って見てみて、うわ本当にここまでとことんろくでもない奴らがろくでもないことしてるだけの映画だったのか!と大層感動してしまい、最後まで思いっきり楽しんでしまったのでした。すっごい面白かった。
そしてもちろんあのラストの、爆音。数百人単位で人が死んでるシーンなのにあまりに爽快で満面の笑みで見てしまった。爆音『デス・プルーフ』にも引けを取らない、大満足な爆音体験でございました。そして今回初めて、イングロとデス・プルーフは同じお話だったんだと気付けた。

平日の午後スパイラルカフェで独り昼ビールしてる最中に業界人丸出しの知人が打ち合わせしてる場に遭遇するとちょっと死にたくなります、という報告。

それはともかく。昨年の東京国際映画祭でまったくチケットが取れなかったリベンジにとイメージフォーラムで開催中のイエジー・スコリモフスキ60年代傑作選にこそこそ、一切の前情報を持たずに『バリエラ』(66年)と『手を挙げろ!』(67年)を見て、ひっくり返る。スコリモフスキさんの作品はほんの数本しか見たことがなくポーランドの歴史についても詳しくは知らない私が悪いのか、両作品ともとんでもなく面白かったけど、とんでもなく意味分からんかった。
監督のインタビューを読む限り『バリエラ』はほとんど即興で撮られたらしいが、そんなんでどうやっておじいちゃんの集団が突然踊り出したり掃除のおばちゃんが突然唄い出したり若い男が路面電車に体当たりしたりするのん。主人公の飛行シーンは思わず笑ってしまうくらいすごいことになってた。とはちゃめちゃなくせに男と女が会話しているシーンが凄まじく美しかったりラストには立派にロマンチックな恋愛映画いなってたりして、ひたすら混乱のまま81分を過ごしたのでした。よう笑った。
で次に見た『手を挙げろ!』って、実は三部作の最後の作品なのですね...。何も知らずにこれを最初に見てしまいました...。しかも公開当時検閲で上映禁止になったためその後監督が国外で活動するきっかけになった問題作とも知らず、失礼。 なので、冒頭で監督自身がおかしな卓球をしてる姿を見てこんなふざけたことやってるから上映禁止になったんちゃいますのスコリモフスキさんよおと突っ込みかけたが、直後グランドピアノに寄りかかって戦車をガン見するスコリモフスキさんの顔、67年撮影当時のフィクションと81年公開当時に追加された映像と内容が入り乱れ最終的には電車の車両で石工にまみれてクスリでハイになってる若者たちの青春密室劇になっていく映画を見てたら、確かにこれは問題作。この映画の何かを理解できたとは一切思えないが、なんか大変なことが起こってたのはわかったのでそれで良しとする。こんなろうそく立てまくってうっかり倒してボヤ起こしたらどうするのんと気が気ではなかったが。

って言うか、なんで私が行ってない日に限って吉祥寺では西島さまとか川辺ヒロシが爆音ってるの!私のバカ!!

吉祥寺15時50分の上映に普通に寝坊するって私中々やるなあと感心しながら本日も爆音映画祭へ赴き、都内のシネフィルくん大集合の中ジャン=マリー・ストローブ&ダニエル・ユイレ監督『ジャン・ブリカールの道程』(08年)とジャン=リュック・ゴダール監督『JLG/自画像』(95年)の二本立てを鑑賞し、ほんとーにぞくぞくどきどきわくわくする爆音体験をしたのでその素晴らしさを是非みなさまにお伝えしたい。なのでこちらをお読み下さい。いや手抜きとかじゃなく二日酔いで書く気力がないとかじゃなく映画の魅力と同時にシネ砦集団の魅力も是非皆さまにお伝えしたいという気持ちでgojoさんはたかじん胸いっぱいなわけですよ。ねえ。それにしても連日吉祥寺から深夜料金タクシー帰りはさすがにアホかもしれない。