あらこんな映画いつのまに公開してたのと阪本順治監督『行きずりの街』を見にシネコンに行ってみた。平日の午後、がら空きってわけじゃなかったけどなんであんなに途中入場のお客さんが多かったのかの理由は謎。
中村トオル主演、原作は人気ミステリー小説らしいが途中までお話がよくわからなかったのはちょっと聞き取りにくいセリフのせいなのか私がアホなせいなのかは謎。菅田俊の存在が登場するだけでなんか笑えたのが狙いなのかどうかは謎。でも眼鏡落として「メガネメガネ...」って言ってた。
最近のもろ活劇っぽい阪本監督作品に比べだいぶしっとりした雰囲気の映画で、夜の東京を舞台にトオルちゃんが走り回る姿はかっこよかったけど主演のキャラクターが何もそこまでってくらい情けない男で、元妻と久しぶりの再会のやりとりにはちょっと吹き出してしまった。パンツ一枚であんな大声あげなくても。こんなキレやすい男となら離婚もしたくなるやろ。鍛え上げられた上半身は最高に素敵やったけど。そしてその元妻を演じる小西真奈美が、私にはマジで小動物にしか見えなくて、濡れ場も頑張ってはったけどどうしても麻布のホステスには感じられず、残念。なのでつまんないってわけじゃないけど今イチ乗り切れないまま映画が終ってしまった感あり、無念。窪塚卍ラインのインテリヤクザは良かった、て言うかこういう頭のおかしな役やらせるなら窪塚みたいになってきてよかったね。

昨日は、前回とは違う親切な御方のお誘いにより再び開催中のフェスティバル/トーキョー にて神里雄大演出岡崎芸術座「古いクーラー」を池袋にて鑑賞してみた。初めて見る劇団さんなのでどんなお芝居かまったく予想がつかなかったのだけれどこれが大変面白く非常に満足。回を重ねる毎に内容が変わるらしいので今後同じタイトルの作品を見ても今回の舞台と出会う機会はないっぽいけど。
舞台の隅にソファとイスが置かれてるだけのシンプルな美術に、一切の劇中音楽もなく、具体的な物語が有るわけでもなく、8人の役者さんが(一応みんな古いクーラー?)無意味な言葉をひたすら連ねる退屈な時間、色々考えさせられることもあって、見て良かったです。まだまだお若い演出家さんの次回作が楽しみ。家の近所にこんなオサレな劇場があるって知れたのも良かった。
観賞後には出演してた役者さんも交えて旨いもつ鍋を食べながら陽気に盛り上がりこれまた楽しい時間を過ごす。しかしその数時間後には女31歳の恐ろしさを肌で感じる。刑事とか民事とかよくわかんないし。

なので本日は厄年女がふたり集まって不幸を煮詰めるという名目で鍋を食う。池袋の片隅でものすごい妖気が噴出してたはず。

一応今日も某日本映画を見に行ったのだがその帰り道、通りがかりの男性に突然「言いにくいんですけど...、つま先写真撮らせて下さい」と声を掛けられ(UGGのブーツにジーンズをインという足下の私に対し。あ、そのUGGはわざわざ海外から取り寄せたJimmy Chooとのコラボモデルなんですけどね、一応)せっかく復活しかけた脳みそがまたも思考停止してしまったため昨日の続きしか書くパワーがないんですよ、ほんと。
で、この数日のメモの続きとして他に見た映画は、アントワン・フークア監督『クロッシング』 、悩みを抱える三人の刑事たちの、特にどうってことのない映画だけどこんな豪華キャストを使ってこんな地味な映画を作れる、アメリカってやっぱり凄いなと感心しました。黒人娼婦にめっちゃ細かくフェラチオのダメ出しをするリチャード・ギア様が素敵でした。無理矢理最後にオチをつけた感じが残念だったかな。ガース・ジェニングス監督『リトル・ランボーズ』、これが今回一番の掘り出し物、全然期待してなかったのに不覚にも号泣。一見スパイク・ジョーンズ系のPV出身オサレ映画なようでかなり素敵な映画の映画。だいたい80年代を舞台に『ランボー』を見て人生が変わる少年たちの物語が感動できないわけがない。老若男女にお勧め。
で、映画以外には池袋ジュンク堂さんで開催された黒沢清監督&中原昌也氏のトークイベントを聴きにいき、おふたりの最近の映画に対して完全に意見が噛み合ない愉快なトークを拝聴し、こっそり紛れ込んだつもりの打ち上げで気付いたら黒沢監督の隣に座ってる自分の厚かましさに驚愕しつつ厚かましいついでに「興味がない」と断言する監督にしつこくいやもうDVD出てるから絶対見て下さいよと『トイ・ストーリー3』を勧めてみたりしてました。 イベントでの監督の「自主的に映画を撮るということは、カメラで何かを映したいと思うこと」というお言葉と、打ち上げの場で監督と中原氏がフライシャーの『絞殺魔』の話になるだけでふたりともうっとりされていたことが大変印象的でございました。

全然関係ないけどさあ、テトラポットって絶対何か裏がある、ってくらい、あるよね。
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で、まあ大騒ぎした挙げ句、暇人の為せる技として今日一日都内のソフトバンクをハシゴしてあっというまに携帯もiPhoneも無事復活したんですけどね。ついでにiPhone4に機種変までしたんですけどね。店員さんの説明がとても流暢なもんだからすらすら聞き流してしまい、最終的に財布から一円も出してないけど結果的に幾らかかったのかまったく不明。別にいいけど。
それでもさすがに今日は何かする気が起きなかったのでここ数日で見た映画のメモ、廣木隆一監督『雷桜』、主演のふたりがちゃんと乗馬してるのには感心したけど監督さんはほんとに時代劇を撮る気がないんだなってことに妙に感動しました。蒼井優ちゃんのリアルもののけ姫っぷりは素敵でした。ちょんまげ姿の岡田君による後ろからギュは中々胸キュンできた。 柴田剛監督『おそいひと』を今更。面白い、とはもちろん思ったけれどもっと普通に撮ればいいのにとモッタイナイ感も残った。主人公の男性が本名で演じてる意味がわからない。ロウ・ウェイ監督『スプリング・フィーバー』、 噂通り大変素晴らしかったです。監督の全作『天安門、恋人たち』のイメージが強かったからこんな全うな恋愛映画を撮れる人なんだとびっくりした。冒頭数分で男同士の正常位セックスが始まったところでロウさんの心意気を感じました。確かにメインの女優さんは堀北真希に似ていた。
と書いたところで眠くなってきたので続きはまた今度。

この数日間に親切な御方から頂いた吉田くん手ぬぐい!超可愛くない?  
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へい無事復活。
と言っても今回は毎年恒例私の体調不良ではなく、愛用のMacさん突然のご機嫌斜め事件により一週間程アップルストアに入院してたためしばらく日記を書けない状況だったのでした(もう一台パソコン持ってるから日記くらいなんとか出来るんだろうけど、方法がわからない)。
で、この一週間ぼーっとしてたわけでなくそれなりにちょいちょい映画見たりイベント行ったり色んな人と出会ったりしてああこれは書き残しておきたいなと思ったことが色々あった。あったんですがね。
本日の夕方、故障の原因が保証の範囲内だというので修理が無料で済んだMacさんを抱え、ああこれで一安心と渋谷の飲み屋に落ち着いてひとりビールとワインでへらへら祝杯をあげいい気分になって、ちょいとお手洗いに行ったところで人生初の携帯水没。しかもiPhoneと普通の携帯電話二台持ちしてたのが両方同時にダイブ。お二方とも即ご臨終。私の人生にまったく必要のないドラマチックな展開、久しぶりに自分のアホさにちょっと本気で泣いた。しょっちゅう「ほんと天然だよね」と言われる度「アホか!全部計算の上じゃ!」とキレていたのも今回ばかりは言い訳の仕様がございません。素でアホです。
ということで、突然誰とも何の連絡も取れなくなったショックのあまり数日間の備忘録を書く気力も失せたわけです。明日以降ソフトバンクに行って本格的に復活したらまた何か書けるかもなのでどうかそれまで暖かく見守っていてやって下さい。あー死にたい。

そんなこと言ってる間に第二巻が!!

そして大学の先輩を応援するためわざわざ緒方明監督『死刑台のエレベーター』 を見に行く私を誰か褒めて。渋谷にて、周りの客層が予想以上に若いカップルでちょっと驚く。
何を隠そうオリジナル版ルイ・マル監督作品の方は見たことございません。なのでもっとトンデモ映画かと想像してたわりには真面目なサスペンス映画として結構楽しんで見てしまいました。冒頭、オープンカーに乗った阿部ちゃんが真顔で愛してると呟いた直後スキンヘッドのブラザーが現れるという展開には思いっきり吹き出してしまいこのままどうなるんだろうとものすごい不安になったりもしたし、途中でちょっと理解不能なシーンがあったりもしたけれど、それでもまあこんな無茶振りを普通の映画にした緒方監督すごいなと思えた。
吉瀬美智子の周囲から浮きまくりの存在感と演技はわざとなんだろうからとりあえず置いとくとして、久しぶりに見た玉山鉄二がだいぶ良くてびっくり。微妙に同郷者として頑張って頂きたい。カメラ屋のおっさんに笑った。
それでもやっぱり111分間地味に丁寧に作られた犯罪映画が若者たちには刺激が弱いらしく周囲が明らかに途中で飽き出して落ち着きがなくなり、『告白』世代を目の当たりにした気がした。

昨日は、親切な御方のお誘いにより開催中のフェスティバル/トーキョー にて黒田育世演出「あかりのともるかがみのくず」 を鑑賞してみた。
ダンスのことなんてまったく分からないしこの母と時間を巡る黒田ワールドを理解できたとも一切思わないけれど、とにかく130分間体力の限界以上に大声を出しながら動き回る黒田さんと周りのダンサーさんを眺めてるだけでこっちまで息切れしそうになる勢には圧倒されまくり。一億払われても私には無理と思った。座ってただけなのに終了後のビールが無駄に旨かった。

本日は、アップリンクさんにて開催された保坂大輔監督特集上映 で『くりぃむレモン いけないマコちゃん』(07年)を鑑賞してみた。保坂監督は大学の先輩なのだ。サークルや学部が一緒だったわけでは全然ないけど。
他のくりぃむレモンシリーズを見たことがなく勝手にもっとエロ映画をイメージしてたのだが、さすがはハリウッド派の保坂監督らしく、少女同士のエロの中に時空を超える壮大なSF映画が見え隠れ、でも中学生の女の子たちがふたりきりで過ごす時間とそこからのキスシーンになんの違和感も感じさせなかったり童貞男子の情けなさが切なかったりと立派な青春映画でもあって、面白かった。人気のない校舎やヒロインの背後を飛びまくる飛行機がなんとも不思議であった。主演女優さんがほんとに童顔でこの子脱いだりして大丈夫なのかしらと妙にハラハラした(実際はハタチを越えてたらしいが)。
上映後の保坂監督&瀬々敬久&篠崎誠監督による「自主映画×商業映画の現在」と銘打たれたトークイベントも楽しく拝聴、その後の打ち上げにもするっと参加、かなり色々大切なお話を聞けた、気がするんだけどな。篠崎監督が図書委員になったというニュースとアセロラハイボールが人間の飲み物じゃないくらい不味いと瀬々監督と騒いだことは覚えてる。ごめんなさい。

読書の秋ですね。
この本、マジで凄かった。久しぶりに本読んで心底感動した。中村うさぎ&マツコ・デラックス著「うさぎとマツコの往復書簡」。
元々中村うさぎの買い物依存症に始まるキチガイっぷりとマツコの毒舌には親近憎悪にも似た近いものを感じわざと避けてたところがあったんですが、これを読んで、別に私自身は閉経を迎えたババアでもないし女装癖のあるオカマでもないのに、この言いたいこと全部言ってくれてる感に軽く目眩。ものすごく真面目な性を巡るフェミニズムのお勉強にもなるし(マツコの勉強家ぶりにちょっと引くくらい)救済されたい女たちの魂の叫びに泣ける。書店のレジで微妙に恥ずかしい思いを我慢して、是非手に取って読んでみて欲しい。
ちなみに、この本を薦めることでこんな人たちの気持ちを理解できる私ってちょっと変わってて面白いでしょアピールする気はございません。私は普通です。

監督御本人から重々「見ないでくれ」と言われていたのでこっそりと七里圭監督作品『ホッテントットエプロン スケッチ』(06年)をアップリンクさんに見に行ってみたんですがね、最近知り合いの映画監督さんからしょっちゅうこの「gojoさんはムカつくだろうから見ないで欲しい」的なことを言われる機会が多くて、私いつからそんな御意見番キャラになってんねんとちょっと不思議だったのですがね。
確かに、ヒロインに白いワンピースを着せる映画断固反対部(あんなもん汚れが気になったり下着が透けないように気を遣わなきゃいけなかったりと面倒くさいことこの上なくまったく現実的じゃない、幻想の洋服でしかない)なgojoさんとしては冒頭数分で今作に躓きかけるも途中でその下がノーブラ&ノーパンだとわかる程エロ目的のある白ワンピースだったから安心した。セリフもドラマらしい物語もない70分間で、この前田あっちゃん似の主人公が顔は可愛いいし裸も大変きれいなのは十分伝わった(逆にそれ以外何も理解できてない気がしなくもない...)。べっぴんさんじゃないとただのどこにでもいる自意識過剰なメンヘル女にしか見えなくもないもんね美人て素敵と思いました。
映画全体の、青い部屋や無数の赤い糸や河原の光の美しさが凄まじく、牛がかわいくて、段ボールの家が楽しそうで、HPの井川耕一郎さんのコメントを読んですっごい腑に落ちた。

週末のシネコンでお目当ての回が満席だったものの二時間暇を潰してでも見たかったシルベスター・スタローン監督『エクスペンダブルズ』をようやく。
マッチョ親父が集まって何をするのかと思ったけれど冒頭で初めてタイトルの意味を知って、それだけでちょっと泣きそうになる。消耗品軍団って。おっさんたち気付くの遅いよと思わなくもないが、やっぱりそこは「マイケル・ベイおたくの短小」とは違うのよねとひとり納得。
映画自体は、最近のスタローンが私を裏切るわけもなく103分間ほんとーにあっという間の超素敵な映画で、スタローンとブルース・ウィルスとシュワちゃんが集まるシーン(場所は教会)のサービス精神とミッキー・ロークの涙には心底感動。ジェット・リーの見せ場はきちんと作るくせに自分はわざわざ敵に捕まって「痛めつけられる」スタローンの相変わらずなドMっぷりも堪能。相変わらず何かを解決したようで実は救済した後は微妙に無責任なヒーローっぷりも素敵でございました。スタローンの顔が途中から皺の多い犬にしか見えなくてちょっと困ったけど。
と、大満足なアメリカ映画に文句はただひとつ。長渕はない。なさ過ぎる。久しぶりにエンドロールの途中で退席した。

『映画は映画だ』以来次回作を超楽しみにしていたチャン・フン監督作品『義兄弟』を韓流スター目当てのおばさまでごった返すシネマート新宿さんにて鑑賞。
今回も前作同様男と男の友情物語がメインで、朝鮮半島における南の対北情報員と北の工作員スパイの絆というぶっ飛び具合も『映画は映画だ』に通じてて面白いなと思ったけれど、ちょっと今回はロマンチックな要素が甘過ぎるかなと思ったけれど(特にラスト)、それでも忠誠であるが故に裏切り者であるが故に忠誠であるとかなり複雑な南北の微妙な感情をだいぶかっこいいカーチェイス有り銃撃戦有り笑い有り涙有りの映画に仕立てるチャンさんとこんな映画を作る韓国はやっぱりすごいんじゃないかと。北朝鮮の人がこれ見てどう感じるのかはわからんけど。
ホモソーシャルぎりぎりの男臭さ(日本のチラシも見事なくらい男性のコメントのみ)がなんだか憎めないのは、男が本質的にどうしようもなく馬鹿な存在であることを全身で体現してるソン・ガンホがポイントかと。殴り合いシーンのゆるさには笑ったし最近の日本で中々ここまで美男じゃないのに主役張れる人って思いつかんし。もちろん相手役の人気スターらしいカン・ドンウォンくんのちょっと西島秀俊似の繊細なお顔も麗しく、ふたりのアップの連続が全然苦痛じゃなかった。前回の監督役さんがちゃんとキャスティングされてるのもよかったねと韓国映画に妙に肩入れするのは別に愛国心でもなんでもなく、単純に興奮したからなんだけどいかがだしょ。


ゆうきゆう著「マンガで分かる心療内科」、これ久々の大ヒット漫画。面白過ぎるので一度読んでみて欲しい。「ED=エンドオブ・男性器」に続き
「ED =エッチ・できない」と「IT=インポ・テンツ」はやばい。もちろん真面目に心療内科のお勉強もできます。どーしても読みたいのに中々書店で発見できず、これと江古田ちゃん最新刊を一緒にアマゾンで注文する私本人はちょっとイタい女なだけでまったく鬱っ気はございませんが。  

そうそう、昨日言い忘れたこと、Z監督は奥二重の女性がお好き。



と、アッパーなアメリカ映画が続いた後はもちろん瀬々敬久監督『ヘヴンズストーリー』 ですよねと気合いを入れてユーロスペースさんへ。途中休憩有りの4時間38分の超大作、あと二時間我慢すればハワイ行けます。
見る前にお腹いっぱい食べてしまうという愚行を犯したためもしや途中で寝てしまうんじゃないかとちょっと危惧していたのですが、これがもう寝る暇が見当たらないくらい全篇ドラマチックで盛りだくさん、そこが残念に思える程ぎゅうぎゅうに詰まった278分で、Z監督の気合いをしかと受け止められた、気がする。
殺人事件における復讐、をテーマに8章にわけられた映画は別々のようで実は世界がつながっていて、その内容や結末には色んな感想があるだろうけど個人的にはこれはこれで。こんな映画を完成させたZ監督の真面目さと優しさに痺れた。何もそこまで登場人物たちを追いつめなくてもと感じなくもなかったけれど。
撮影されてる場所がどこもかしこも見たことない場所で、あんな水の近くに集合住宅ってあるものなのかとか雪山の中の廃墟ってすげーなとか感心した。やっぱりムラジュンはいくらなんでも痩せ過ぎなんじゃないかと心配になりつつ、やっぱり忍成修吾くんはいい役者だと感動した。なんの映画かも理解せず参加したエキストラシーンで自分の姿が見当たらず無念。

いやあ4時間半どっぷりZワールドを無事完走した、とりあえずビールと入った店先にZ監督のお姿があり、酒で世界はつながるのだった。

最近のドリュー・バリモア姐さんにはずれ無し&ラブコメ大好物の私が見ないわけにはいかないとナネット・バースタイン監督『遠距離恋愛 彼女の決断』 に行ってみたら、これがもう。不動と思われた本年度ラブコメナンバーワン作品『バレンタインデー』の位置が揺らいだ。
実際にも付き合ってるというドリュー姐さんとジャスティン・ロングの主演のふたりも下品な男友達も優しいお姉ちゃんも空港職員とのやりとりも流れる音楽も期待を裏切らないストーリーもストーリーに全然関係ないゆるい瞬間も何もかもが好き過ぎて、映画自体にどうこうっていうよりああ私この映画好きーってことに感動して泣きそうになってしまった。素晴らしかった、gojo的に。頭のよろしい方たちがどう思うかは知らんけど。
ドリュー姐さんのビッチなキャラ(自分以上に豪快に笑う女を初めて見た)も微妙におしゃれなファッションも良かったし、ちょいちょい挟まれる映画ネタのセンスも好みで、「告発のゆくえ」ごっこには爆笑してしまった。 今まであまり好きじゃなかったジャスティンくんにも途中から胸キュン祭り、あの涙は泣ける。
上映中、前に座っていたカップルの男の子が途中で女の子の肩を抱き出し、エンドロールではキスまで始めて、普段なら後ろからイスを蹴ってやろうかと思うところだが今回ばかりはそれが正しい鑑賞法だよと菩薩のような笑顔で若いふたりを見守る気持ち悪いおひとりさまになってみました。