うん、この一週間で確実2キロは太った。怖くて体重計乗ってないけど。
ゴダールとデプレシャンを見たらもう今年の映画を締めたくなってしまい、映画も見ずに毎夜誘われるがまま忘年会に参加してたら帰省の日になってしまった。本日から大阪に行き明後日からソウルに行き年明けに帰国するけど帰京するのは多分新年8日の予定セヨ。みなさま、今年も一年お付き合い本当にありがとうございました。2011年もよろしくお願いします。

えー2010年て入院もせずに何したっけなーと思い出してみたら、ハワイ行ったりNY行ったり金沢行ったりオザケンのライブに3回行ったり、いろいろしてた。シネ砦にも載ってみたり蓮實重彦氏&黒沢清監督トークイベントの司会までやってみたり、gojo史上最大級レベルでいろいろしてた。常々ほんま人生にこれ以上波風立てずおとなしく死んでいきたいと願っている私にはある意味厄年とも言える年でしたが、おかげでほんと多くの方と知り合えたり褒めて頂いたりで幸福な一年でございました。多謝多謝。本厄の来年こそ開き直って暴れてやろうか。

と何かと動き回っていたせいで今年は総数204本とだいぶ控えめな映画体験になってしまったのだがその中でベストと言われれば迷わず『トイ・ストーリー3』『ひとつの歌』ということでお願いします。

ではみなさまよいお年を〜〜!!
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今年も一年、猫たちの激しい監視を受けながら頑張って書いてたのですよ...。

クリスマス間近の浮かれポンチな恵比寿にアルノー・デプレシャン監督『クリスマス・ストーリー』 を見に行く真面目なあたし。サービスデーだからか満員御礼で何より。
母親の病気をきっかけに疎遠になっていた家族がクリスマスに実家に集まる、というお話自体は特に突飛なものじゃないと思ったんだけどよく考えたらかなりえげつない話な気が。母親の生存率を計算して黒板に書き出すとか子どもの骨髄を親に提供するのは当然のこととか、恐ろしいことするなあと心底ぞっとしたりもしたけれど、それでももちろんこの作品にはそんなことだけじゃない映画としても人生としてもどうしようもないくらいの自由で豊かな時間が流れているのは重々承知、なのだが。なのだが、現実的に超仲の悪い大家族に在籍してるgojoさんにはあーもーこれ以上はやめてーと言いたくなるような瞬間もあり、あまり冷静に見れなかったのだった。当然我が家は芸術に造詣が深いわけもなく死んだ兄弟もサスペンダーをつけてお皿を拭いてくれる可愛いパパもおばあちゃんのレズビアンの恋人もいないけどさ(私以上のしゃがれ声を久しぶりに聞いた)。その反面、150分と言わずもっともっと続いてほしいとも思い。透明のカーテン越しに裏か表かわからないコインを挟んで母ドヌーヴと息子マチューが見つめ合う瞬間、あーもーそーゆーことなのよねーとなんか笑ってしまった。
ほんとどうでもいいトリビア、ドヌーヴがデパートに行くとき持っていたヴォッテガのバッグは私とお揃い。かなりレアな限定品。

あまりにも公開直後だしもうちょっと落ち着いてからにしようかと思ってたけどあまりにも周りがすごいすごいと騒いでるので辛抱たまらなくなりついジャン=リュック・ゴダール監督最新作『ゴダール・ソシアリスム』 を見に行ってしまった。話題のyou tube予告は未見(DVDばりにyou tubeで映像を見るのが苦手な古風な女なんです)。
冒頭の海の黒さとその後の青の青さと完全に爆音仕様のあちこちから聴こえる音たちになんじゃこりゃと戦いてる間に、なんじゃこりゃは一切理解されないまま映画は終ってしまい、なんか第三章に分かれてたっぽいってこと以外は大きな衝撃しか残らなかったのですが、確かに凄かった、ってことはわかった、気がする。毎度ごめん。ちょっとでも勉強しようと久しぶりにパンフレット買ったから許して。
あの白い動物は誰なのかダイアグラム的に類似している少女たちは双子なのかそないbe動詞言われても前半動物と子どもが可愛くて(憎たらしいガキなんだけど)結構楽しく見てたのになんで第三章でこんなブルーにならなきゃいけないのか、謎が残るばかりなのでまあ年明けか勝手に爆音映画祭で上映されるだろうと予想してその機会にでも何回か見直したいと思いました。いろいろわからないことだらけだったけどゴダール先生が80歳になって尚まだまだエロいってことだけはわかった。すごいおじいちゃんや。

久しぶりに登場、gojoメイツ3号杉田協士監督最新作『ひとつの歌』の完成試写にお呼ばれしたから楽しみにして行ってみたけど夜の22時からってどういうことやねんと突っ込む気満々で乗り込んだら想像以上のお客さんがいらしてて、びびった。
監督が数年かけて準備しほんとに少人数のスタッフで作られた今作は、これがまあなんとも他のどこでも見たことのないような映画で、個人的にはとても好きで、低予算なんだろうけど贅沢な時間を見たような、12年来の友人がこれを撮ってくれて良かったと思えた。ちょっと参った。相変わらず実家はでかかった。
本編約100分中で、まともな会話が交わされるタイミングに度肝抜かれる(その会話シーンがまた小憎たらしい程胸キュン)。わかりにくいとか説明不足とかそういうことを通り越して、ただ寡黙な青年がバイクに乗って移動してるだけの画面がひたすら続く時間は既にそこが日本なのか台湾なのかアメリカなのかすらわからない無国籍な事態になっていてでも確実に映画と物語は動いていて、それがまた切なくて。いろんなことがぎりぎり。でも大丈夫。
前から大好きだったけど主演の金子岳憲(ハイバイ) が今回は本当に凄い。彼の横顔だけで泣きかけた。あと、冷蔵庫の音に震えた。井川耕一郎さんの呑みっぷりに惚れた。塩見三省さんは当然素敵。しかし枡野浩一さんが映るだけで一瞬にしてホラー映画になったのには驚いた。
来年には池袋シネマロサさんで公開予定だそうなので、その際には、『告白』が大流行する世の中こんな映画もあるんだよと是非多くの方に見て頂きたい。boidの樋口泰人さんが私なんかよりもっとちゃんとした素敵な日記を書かれておりますでそちらもご一読を。思いっきりタイトル間違ってるけど...。

あんまり乗り気はしないけどサイバラマニアとしては一応チェックしとくかと東陽一監督『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』 をうっかりサービスデーに見に行ったらかなりの混雑でびびる。この監督に対してはかなり不勉強。
全体的な印象としては、アルコール依存症をおもしろおかしく描きたいのかサイバラと鴨ちゃんの夫婦愛を描きたいのかどっちにもつかない感じでやや消化不良。冒頭で浅野たーくん演じる旦那が酔っ払ってDVをするシーン、わざわざ顔を黒く塗るのは頂けなかった。もっと真面目に怖くしてほしかった。アルコール病棟の患者さんたちもせっかく豪華な役者陣だったのにモッタイナイ感が残る。
しかしまあ、始終やたらと画面がゆるゆるなのは出ずっぱりのたーくんの存在が強過ぎることへの引き算の演出なのか?と疑ってしまう程久しぶりに普通の男の役を演じてる浅野忠信がとにかく恐ろしい。素面で喋ってるだけなのに恐ろしい。大好きやけど、結婚して毎日家におられたりしたら正気でいられなさそう。何がどう間違っても結婚することはないやろうから余計な心配ですけど。サイバラ役の永作博美は元々興味がなかったが、やっぱり今回もどうでもよかった。なんであんなに赤い服ばかり着てたのかの理由は謎。
と個人的にはどうでもいい感想しか抱けなかったのだが、隣に座っていたおひとりさまのキレイなおねえさん(座席につくなり缶チューハイを呑みだした)が、映画見てそこまで泣けたらある意味幸せだよねってくらい号泣されていたので、多分いい映画なんだと思います。

サイバラ映画を見た後に立ち寄った呑み屋で今最も期待しているサイバラ映画の監督さんと遭遇して、大阪人としてさすがにちょっと緊張した。

水木マンガも流行ったらしいTVドラマもほとんど知らないまま鈴木卓爾監督『ゲゲゲの女房』 を見たのだけれど、これがたいそう素敵な映画だということはわかった。良かったです。
お見合い五日後に結婚した売れない漫画家を支える妻の物語、まさかのクドカン萌え。本人が妖怪みたいなビジュアルだというのに。いやそれを言うとここに出てくるムラジュンも宮﨑将くんも戦後のはずなのに堂々と現れるパルコも高層マンションもみんな妖怪みたいなんだけど。 監督の前作『私は猫ストーカー』よりも格段と映画として立派になった感じと、それでもどこかふわふわしてる感じをにやにやしながら見てしまった。動き出すアニメーションも踊り出す妖怪たちも可愛くて。
女房役の吹石一恵、グラビアを見て興奮したことはあったけどまさか靴下を脱ぐだけで新婚初夜を感じさせる程エロいなんて、ってまあこれは監督がエロいんだろうけど(雑巾がけのお尻にはさすがに笑ってしまった)。しかめっ面で健気な姿を眺めながら、わたくしも色々反省致しましたとさ。
と基本的には満足な中、「貧乏で命まで取られない」って言ってるわりに将くん思いっきり餓死してたよなあってのだけが気になったんですけど...。
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私もバナナ踊りしてみたい。

夜、友だちの誕生日という大義名分のもと大好きなフレンチレストランVIRON に行ったら、一年ぶりくらいだというのに店員のおにいさんが覚えててくれたのは嬉しかったのだが、挨拶した瞬間「声、ハスキーになられましたね...」と言われたのにはさすがに参った。

昨夜は、銀座三州屋さんにて女子たちによる女子のための牡蠣フライの会。年下のかわい子ちゃんたちを眺めながら熱燗片手に旨い揚げ物をしこたま食べて過ごす時間は近年稀に見る至福の時であった。マジで。

本日は、渋谷アップリンクさんで開催されたnobady CINEMALINKvol.2 なるイベントにて上映された三宅唱監督作品『やくたたず』を、予約もせずにふらふら見に行ってみたら満員御礼でびびる。監督は泥酔した私にも優しかったジェントルマン。
と酒の場ではお世話になってるくせに実は初体験の三宅監督作品、監督の脚本&撮影で北海道を舞台にモノクロ映画な今作は、冒頭学ラン姿の、日本人離れしたイカつい顔の男子高校生(でも運動神経はスコリモフスキばり)が三人無言でカメラに向かって歩いてる姿だけで結構満足してしまったのだが、その後に続く寒そうな雪景色を背景に物語があるようなないような何かが始まるような始まらないようなその全てに意味があるようなないような、壮大な寸止め感に興奮、面白かったです。色々ちょっとかっこよ過ぎるかなあと感じなくもなかったけど結局誰もかっこよくなかったから良かった。そんなクソ寒そうな中わざわざ海に行くなんてこいつら役に立たない上どんなけアホやねんとちょっと笑ってしまったけど。不親切な内容により三人がバイトだか就職だかする会社が一体何をやってるところなのか社長と女社員の関係は一体どうなっているのか重要っぽいポイントすら今イチ理解できないまま見終わってしまったけど。
上映後の、監督&出演してる俳優さん&俳優の渋川清彦さんによるトークイベントも、映画の中から出てきたやんちゃな男の子たちまんまみたいなお話(でも内容はかなり真面目)で楽しかった。私もビールがジョッキで出てきたシーンが気になりまくっていたのでその謎が解けて嬉しかった。

夜の代々木公園で何やら面白そうなイベントが開催されるという噂を耳にしたので行ってみたら、予想以上に多くの人が寒空の中わらわらと輪になって言葉を発していた。
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詩や朗読に特に興味があるわけではないけれど、詩人の佐藤雄一氏主催で行われたサイファーというこの野外無料朗読イベント、ただのギャラリーとして初体験の私には、即興詩やラップみたいな詩など初めて聞くものばかりで大変面白く。日本全国と中国と同時進行生中継されていると聞いて世界中にはおかしな人たちがいるもんだなあとしきりに感心してしまいました。朗読中にしょーもないいちゃもんをつけに来た警備員に対しそれすら巻き込んで詩にしてしまう佐藤氏にはもっとおかしなことになっていって頂きたい。
熱烈なファンってわけじゃ全然なかったけどさすがに谷川俊太郎先生が降臨されたときには思わず近づいて耳を澄ませてしまったぜ。
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ふううう。実はこの10日間ほど路頭に迷った子羊をひとり自宅に保護してまして、昨日無事彼女が独り立ちしまして。ただ他人が家にいただけなのになんとなく生活のペースが狂って映画を見る時間を作れなかったのですが今日から復帰。酒を呑む時間は作れるのにね、人間て不思議。
と映画リハビリに選んだのがストローブ=ユイレだったのは私の選択ミスで、映画ボケした頭にいきなりの『ヨーロッパ2005年、10月27日』(06年)『ジョアシャン・ガッティ』(09年)『アルテミスの膝』(07年)『ジャン・ブリガールの道程』(08年)はただぼーっとスクリーンを眺めることしか出来ず。まあストローブに対してはいつもそうっちゃそうなんですけど。それでも多分3回目の『ジャン・ブリガールの道程』は、あのエンジン音と鳥を見ただけでぞくぞくするぐらいやっぱり好きな映画だった。
上映後の吉田広明さんによる講演も、久しぶりに大学の授業みたいなお話を聴いたってくらい真面目な内容だったためちょいちょいぼーっとしてしまったのだが、ルソーとストローブとゴダールについてちょっとだけ賢くなれた気がしなくもない。 気のせいかもしれない。

これも既に数日前な気がする、親切な御方に誘われて世田谷パブリックシアターにサイモン・マクバーニー演出深津絵里主演『春琴』を鑑賞したのだった。大きな劇場に立ち見が出る程の盛況ぶりでそんな人気舞台だったのかと行ってびっくり。
これまたどんな内容か全く知らず、谷崎潤一郎「春琴抄」と「陰影礼賛」よりって一体どんなことになるねんとだいぶ謎だったのが、見てみて納得、現実と小説と過去と現在と人間と人形が入り乱れるなんとも不思議な舞台で、舞台美術も数本の棒が扉になったり三味線になったり、どうやってこんなこと頭で考え出すんだろう人間の想像力ってすごいなと大変感動致しました。面白かったです。
深津絵里のあの甲高い声が今まで苦手だったのだが、今回子ども時代の春琴を演じてるときこのアニメ声はなかなか有効だなと思えた。そしてこんな芸術的なものを見てもその後には芸術論を交わすでもなく女三人で自分は春琴になりたいのか佐助になりたいのかで延々ワインを呑んでしまったのであった。意外な人に春琴願望があったり。

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特に意味はない。

なんだか最近身辺がバタバタしてて日にちの感覚と自分の行動がわけわからなくなってる。忙しいってわけじゃまったくないんだけど。
多分数日前バウスシアターさんでの爆音映画祭音楽編にて2、3回目のデヴィット・エルフィック監督『クリスタル・ボイジャー』(72年)を、しこたま酒を呑んだ後に見に行って爆睡してしまったような気がする。でもあの映画に対しては正しい鑑賞法だと自分で自分を慰めた気もする。やっぱりあと何回でも見たいくらい好きな作品。
で、その数日後にはポレポレ東中のさんで柴田剛監督『堀川中立売』を見た。私これ、タイトルの字面だけを見て勝手に堀川中学校の立売くんのお話だと超わけのわかんない勝手なイメージを抱いてしまってたんですけど(馬鹿でしょ)、実在する京都の地名だったとは見事に予想外。そして映画の内容も想像を遥かに超えるスケールの大きい面白さで、『ゼイリブ』ばりの死ねキャピタルがバスローブ姿の神様たちによって爆音で繰り広げられる世界に非常に満足。監督の前作より個人的には全然こっちの方が好み、すごい良かったです。霊柩車から吐き出されるエンジン音も出てる役者さんたちも、多分意味はあんまり理解できてないけどかっこよかった。久しぶりに雀々が見れて嬉しかった。
上映後には柴田監督と瀬々敬久&古澤健監督による『ヘブンズストーリー』と『堀川中立売』の繋がりについての熱いトークを拝聴し感心した、はずが、深夜に飛び出したZ監督による渾身のパルムドールの衝撃がでか過ぎて話の内容を忘れてしまった。無念。
で、自宅に帰ったらここにはおっさんが住んでるのか?ってくらい飼い猫のいびきがでっかくってびっくりした。