昼間、SNの双子に関してまったく気付かなかった!という声が続々届き、ああ私は独りじゃなかったんだと安堵する。

夜、数年前にDVDで『ハサミ男』を見て以来いつか作品をまとめて拝見してみたいと思い続けていた池田敏春監督『人魚伝説』(84年)を見るためにシネマヴェーラさんへ。
もちろん初見でどんな作品かの情報も持たずに見てみてタイトルとのギャップにびっくり、原発誘致に反対した旦那を権力者たちに殺された美し過ぎる海女の人妻がこれでもかってくらい人を殺しまくって復讐しまくる『キル・ビル』みたいなヴァイオレンスな映画だった。こんなに血が吹き飛ぶの「とんぼ」(長渕剛)の最終話以来に見たかもってくらいぴゅーぴゅーと鮮血が吹き出てた。そして機動隊が水圧で流されるくらい雨が降ってた。色々激しかった。
ラストの、主人公が槍一本で手当たり次第周りの人間を刺し殺すシーンにはこれなら原発一個作った方が死人少なくて済むんじゃないのとちょっと笑ってしまったが、白装束や素っ裸で本当に人魚みたいに水中に潜る白都真理の姿はうっとりするくらい美しく、旦那を殺したヤクザとのセックスシーンとその後の血みどろのやりとりは壮絶で、清水健太郎が演じるキャラクターの救いのなさは衝撃的で、過剰な勢いに気圧された110分間でございました。面白かったです。上映後には拍手が起こっていました。ただ、プール付きの家に住んでクルーザーを乗り回す土建屋がみんなここまで極悪人ってわけじゃないよとだけ独りごちておく。

の前に、牛原虚彦監督『怪猫謎の三味線』(38年)を見て、これはこれですごくかっこいい怪談映画でラストの舞台シーンにはかなり興奮した、が、いくら男を取られた復讐だからって猫を簪で刺し殺してはいけないのだ。まだ十代だろう森光子が可愛くてこれこそ化けもんやなと思った。

...ねえねえ、『ソーシャル・ネットワーク』の双子が合成ってみんな知ってたの...?私、知らんかったし...。

既に数日前なのだが、劇団ハイバイの最新公演「投げられやすい石」をこまばアゴラ劇場で鑑賞したのだった。入り口に研ナオコからの花が届いててびびった。
画家として売れっ子になりかけていた先輩が突然失踪し、数年後に再会すると身も心もボロボロになってだいぶうざい奴に変わってしまっているもまだ絵を描いていたという物語は、偶然つい最近読んだばかりの松本圭二「あるゴダール伝」を思い出してしまったのだが、その先輩演じる岩井秀人氏が自分が今まさに売れっ子演出家になろうとしている最中だと言うのにこんな舞台を作ってしまうその相変わらずの自虐っぷりと言うか冷静さと言うかがなんとも可笑しくて面白かったです。コンビニ店員とのやりとりはほんと見ててしんどかったし後輩と結婚した元カノにカラオケボックスでセックスしようと誘う下りには笑った。そして最後に見せられる、先輩が数年かけて描き続けたという一枚の絵が、本当に中原昌也氏の作品にそっくりですっごい驚いた。
二月に開催される第一回こまばアゴラ映画祭では岩井さん監督の作品も上映するようで(その他の作品が9割知り合いの監督というのはなんの偶然なのか) 早起きできたら是非見てみたい。

まあ歴史にだけ疎いわけじゃなくフェイスブックが何なのかもよくわかってないんですけどとりあえずデヴィット・フィンチャー監督『ソーシャル・ネットワーク』を見てみてこれならなんでmixiは訴えられないんだろうとぼんやり思ったりしたわけですが、映画がすこぶる面白かったのであんまり深く考えないことにする。今後この作品がハーバードに訴えられたりしないんだろうかとはちょっと心配。
冒頭から、これ英語が母国語の人でもちゃんと聞き取れないんじゃないかってくらい早口で展開される会話の嵐に圧倒され、時間や場所が移っても会話だけが続いてるような錯覚に陥り、登場人物が基本ノートパソコンを開いてるせいかほんとに誰かのチャットを覗き見してるような気分になり、こんな映画もあるもんかと驚いた。映画のリズムに完璧に沿うノイズや音楽も面白かった。こんなに出てくる人間誰一人にも魅力を感じない映画も珍しいなと思ったけど、このうるささからのあのラストにはさすがに涙腺が緩みかけた。
お話も、どこまで事実か知らないけれど若くして数千億稼ぐきっかけになった出来事が女にフラれたことだとか裁判を起こす程揉めてる原因が嫉妬でしかないとか、バカバカしくて笑った。お気に入りのジャスティンくんがほんまうっとおしい奴の役でちょっと悲しかったけど、ここまでもうこのキャラクターにはこの人しかいないってくらいの役者を集められる時点でアメリカ映画って偉大だなと思いました。あの双子とかずるいし。

グランドスラム決勝戦に初のアジア人進出が決定した瞬間を目撃して、結構震えた。頑張れ中国娘。

大学受験では日本史を選択したはずなのに実は忠臣蔵って何のことなのかほとんど知らないんですよね、だからちょっとお勉強のためにと杉田成道監督『最後の忠臣蔵』 を見に行ってみたら思いっきり事件の後日談みたいなお話で結局今回もなんで男衆が寄ってたかって寝てるおじいちゃんを叩き起こしてまで殺したのかの謎は解けなかったのですが、映画は映画で普通に感動してしまう中々いい作品で、久しぶりになんの不安も感じず見れた時代劇だったのでした。上司への忠誠心とか男の友情に私は泣きはしなかったけど、客層の九割初老男性の場内はすすり泣きの大合唱でございました。でも男臭いだけじゃなく若い女の子の恋心の絡み方がエロくて良くて、好みじゃないはずの劇中に挟まれる人形浄瑠璃すらいいと思えて、「北の国から」は見てないけどやっぱり田中陽造って凄い人なんだなと今更思ったりした。いくら武士だからって安田成美に対してここまで女に恥かかせていいのかよとちょっと可哀想になったけど。
大袈裟過ぎない役所広司と佐藤浩市ももちろん良かったけど初めてちゃんと見た桜庭ななみという綾瀬はるかクン似の若手女優が大変可愛く、気に入った。初めて見た呉服屋の偉いさん役のおじいちゃん(名字の漢字が読めない...)が面白くて笑った。とガチガチの時代劇なのにエンドロールで流れた製作総指揮の方の名前がめっちゃ外国人でびっくりした。

で、この後レイトショーで某日本映画をもう一本見た、はずなのだがその後のサッカー日韓戦やらエアギターやらで早朝6時に歌舞伎町で蕎麦食ってから帰宅したら既に記憶が曖昧に。思い出せたらいずれ。

お、大好物のラブコメの匂いがするとロン・ハワード監督『僕が結婚を決めたワケ』 を見に久しぶりのシネタワーさんへ。ダヴィンチ的なものはWOWOWでチラ見程度。
もちろん、大して若くない男女4人が酒場で騒いでのエアラグビーや大事なプレゼン中に出てくるまったく意味の分からない動物の写真やこれまたまったく必要性のわからない回想シーンや下ネタを飛ばす黒人のねーちゃんやぶりぶりと爆音で響くクラッシックカーのエンジン音やとハリウッドのヒット監督の最新作とは思えぬゆるい空気はもろに私の趣味で好きは好きだった、のだが、どうにもこうにもこの親友の妻の浮気を暴露するために暴れまくる主人公の男が間違った正義感を振り回すただの頭のおかしいヤツにしか思えず、見ながらめっちゃイライラしてしまった。お前が結婚を決めるのは勝手やけど彼女からしたらこんな男イヤだろうに。私がウィノナの立場(親友の妻)なら親を使ってでもこいつ潰すね。結局親友夫婦を破綻させたまんまのラストってのもちょっとずっこけた。間違ってもこの映画を見て結婚したいとは思わん。
久しぶりに見たウィノナ・ライダーがジャンキーにしか見えずちょっと怖かったけど、昔から好きだから頑張って復活して欲しい。ジェニファー・コネリーはいい感じに歳をとってていいですね。

興味ないけどちらほら耳に入ってくる昨年のベスト10に関して大疑問。なんで『アウトレイジ』が1位じゃないの??マジ意味わからん。

既に微妙に乗り遅れた感があるもののトニー・スコット監督最新作『アンストッパブル』 をようやく。
公開直後に見た周りの人たちからとにかく賞賛の声しか聞こえてこないことにまあ面白いやろうけどまさかそんなにとちょっと疑ってかかった私が馬鹿だった。久しぶりに鑑賞中にやけが止まらない程面白かった。こんな映画1月に見ちゃうと今年一年のハードルが高くなって困る。
ほんと、誰が悪いでもなく勝手に暴走しだした爆発物を積んだ巨大貨物列車を止めるのにてんやわんやしている大人たちなだけの映画で、ハンドルがするっと「力行」に動く1カットを見逃すとまったく意味の分からない事態だし、99分間画面に映ってるのは本当に田舎街を走る薄汚い電車と労働者のおっさんたちだけなのに、そのおっさんたちが椅子に座って結婚指輪を輝かしながらハンドルを動かす姿に泣ける。窮地に陥ったときのデンゼル・ワシントンの笑顔はずるい。あんな、全てを正しい道に導いてくれるおじさん私も欲しい。『スター・トレック』でも良かったけど若手有望株のクリス・パインくんも素敵でした。是非第二のマット・デイモンになってほしい。
大して意味のない子どもたちもガラスにぶつかって宙に吊るされた可哀想過ぎる鉄道職員もTV画面を見つめる奥さんもラストのゆるさもほんまに良かったなあとしみじみすることしかできなくて何なんですが、とにかく見ただけで気分が上がって幸せになってその後のお酒もアンストッパブルに美味しく飲める素晴らしい映画でございました。満足。トニーさんはデブの権力者にどんなけ恨みがあるんだろうとちょっとだけ心配になった。

と本編自体も良かったけれど、ジョニー&アンジーやイーストウッド先生や『カーズ2』やと予告だけでもだいぶ興奮。ええこっちゃ。

本日は、それはそれは珍しくお勉強。
満員御礼の新宿ジュンク堂さんにて開催された平倉圭著「ゴダール的方法」(インスクリプト) 刊行記念イヴェント、平倉圭×國分功一郎×千葉雅也(みなさんほとんど私と同じ歳くらい)による「ドゥルーズ・映画・ゴダール」なるトークセッションを、ドゥルーズを一秒も読んだことのない私が聴きにいくという無謀なチャレンジ精神。いや最近話題のこの本ですが根が真面目なgojoさんは実は2007年に開かれた平倉氏による「ゴダールシステム」というレクチャーには全回足を運んでようわからんけどなんかおもろいと非常に感心して「ダイアグラム的類似」という言葉を弄んでたりしてた気がする。久しぶりに見た平倉氏は相変わらずしゅっとしていた。そしてつい先日筒井武文氏にこの本の感想を伺ってみて「すごい!なるほど!」と騒いだのだがその後の酒に次ぐ酒で詳細の記憶がどこかに逃げてしまった気もする。やっぱチャップリンは悪だと思うわけ。
しかしさすがにさっき聴いたばかりのトークの内容くらいは覚えてるだろうと思ったが、8割方ガチガチの哲学寄りだったお話をまとめて報告する力量が私にあるわけがない、という07年からまったく成長してない結果に。ごめん、他の人に聞いて。もちろんめちゃくちゃ濃厚な二時間だったし千葉雅也さんに非常に興味を引かれたのは覚えてるんですけど。
終了後親切な知り合いに打ち上げに誘われたがさすがに今回は勢いだけで場を乗り切る自信がなく辞退してしまった。この事実で私のアウェイ感を察して下さい。

監督さんは大学の後輩らしいが今まで一本も作品を見たことがなかったのでこの機会にと加藤直輝監督『アブラクサスの祭』 を見に行ってみた。芥川賞作品らしい原作小説は未読。
元ミュージシャンの鬱病坊主が再び音楽を始めることで復活していくというまっすぐな物語がまっすぐな映画になっていて、最近暴言吐き過ぎでいつか人に刺されるんじゃないかと自分でも思わなくもないgojoさんでも特に難癖つける気も起きない普通にいい映画だったんですけど、80年生まれの監督がデビュー作でこれを撮るのかあとちょっと気にならなくもないわけではなかった。ここでも画面からスピッツの音楽が流れてた。カラオケスナックのシーンに漂う微妙な違和感に、多分監督さんスナックとか行ったことないんだろうなと勝手に若さを感じた。
ほとんど聴いたことのないスネオヘアーがこんなかっこいいギタリストだとは予想外で、感電しながら荒波の中でギターを弾く姿や最後のライブシーンはかっこよかったし生まれて初めてともさかりえをちょっといいなと思えたりしたんですけどね。まさかこんなにスネオヘアーのぽっちゃりした肉体を見せつけられるとは。それにしても小林薫の僧侶と本上まなみの妻ってのはエロ過ぎるんじゃないかと思った。

夜、ヒョウ柄の毛皮を着てとある試写会に顔を出すとみんなに大阪のおばはんか!と突っ込まれまくって傷心。今冬の流行アイテムで他の女子も着ているというのになんで私だとそうなるのか。

とにかく連日満席だとの噂を聞きでももう公開からだいぶ経ってるし落ち着いてるだろうとマシュー・ヴォーン監督『キックアス』 を見に行ってみたらそれでも9割以上の客入りでびっくり。
漫画オタクの冴えない男子高校生がバットマンやスパイダーマンみたいなヒーローに憧れ特殊能力があるわけでもないのに勝手に全身タイツ姿でキックアスというヒーローとして活躍しだす、馬鹿っぽい設定は面白かったし想像以上に複雑な脚本もなるほどねと思ったしニコラス刑事には何度も大笑いさせられた(娘に欲しいものを聞いた時の表情がたまらんかった)、のだけれど、どうも根が真面目なgojoさんは、いくら母親を殺した奴らへの復讐という大義名分があったとしても10歳やそこらの少女の手を汚してまで人を殺しまくって何の疑いもなくあーよかったねという展開に微妙に違和感が残った(あくまで現実世界に現れた一般人によるヒーローという設定なら普通警察に捕まるだろうによ)。ちょっとおふざけが過ぎる気が。タランティーノの映画でビッチが何をしようとそんなこと感じないのに、なんでやろ。だからってつまんなかったってわけじゃ全然ないし女の子のアクションはかっこよかったんですけど。117分はちょっと長いなとは思ったんですけど。
ただこの作品が実は数十億円単位のお金をかけた自主映画だという話を知り、どんな映画であれやっぱりアメリカ映画ってすごいなーと感動はしました。そして改めて私はアメリカ映画の中で十代の若者が車の中で音楽に合わせて暴れる姿に弱過ぎると痛感した。あれだけでちょっと泣けた。

好きな監督だし出演してる俳優陣も魅力的だしジムの音楽も良さそうだしとだいぶ期待して熊切和嘉監督最新作『海炭市叙景』 を見に行ってみたんですがね、うーんこれがだいぶ残念な結果に。このわかりやすさは本当に苦手。
何かと有名らしい原作小説を読んでないので何とも言えないんですけど、この、廃れゆく街に生きる人々にのしかかる不幸な問題があまりにもわかりやすいお話過ぎて、こんなこと別に海炭市じゃなくても世界中のどこにでも転がってる話やろと突っ込まずにはいられず、映画自体もそのわかりやすさを伝えるためだけのものにしか感じられず。出来のいいオムニバス形式のドラマ見てるみたいやった。 せっかくあんなでかい船と竹原ピストルがいるんだから坑夫の話だけで152分の方がよかったんじゃないかしらん。それでも、やっぱり元ヤンキャラの加瀬亮が素敵だったりダミ声の孤独な頑固ばあさんが猫の名前を呼び続ける姿はあまりにも他人事と思えずどきどきしたんですけど。最近の日本映画を見てたまに思う、何もそこまで人を不幸に追い込まなくてもええやんかって気持ちを、加瀬亮の奥さん役の女優さんの顔が代弁しているようだった。
前から苦手だったけど近藤龍人って方の撮影ってさ、スピッツの音楽みたいだよね。一瞬何かあるかなと思わせて実際びっくりするくらい空っぽだったって感じが。

親切な御方から試写状を頂いたので、4月23日(土)より全国ロードショーの大森立嗣監督最新作『まほろ駅前多田便利軒』を一足先に拝見させて頂く。多謝。
東京近郊の地方都市で便利屋を営む真面目な主人公とそこに突然転がり込んで来た中学時代の同級生の物語、という三浦しをんの原作小説は昨日とは打って変わって最近読んだばかりなので記憶に新しく、これまた昨日とは違って原作をその重さも軽さも奇をてらわずに一年の流れとして無理なく映画にしているところに大変感心致しました。面白かったです(最終的には結構ヘビーな話だったりするんだけど)。監督の前作『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』についてはちょっぴりボロカス言ってしまったけど、今回は普通に好き。よかったよかった。
主演の瑛太と松田龍平が、そんなもん見る前からかっこいいことは重々承知していたけれど、ほとんど出ずっぱりのふたりが本当に良くてびっくり。アラサー男たちのホモソーシャルでもマッチョでもない微妙なやりとりに対して萌えでも胸キュンでもない微妙な感情になったのは同年代だからかしらん(と思って今調べたら思いっきりふたりとも年下でしたけど...。それでもケンタとジュンは私には若過ぎたのかな... )。夜のバス停でふたりが出会うシーンからよかった。龍平はこの笑顔のままいつかテロでも起こすんじゃないかとハラハラした。セリフに詰まりながらも自分の過去を語る瑛太の姿に泣きかけた。渾身のギャグには笑った。まあ実際こんな便利屋がいたら用がなくても毎日仕事を依頼するだろうけど。
久しぶりに見た片岡礼子も今まで興味のなかった本上まなみもえらく綺麗(あんな見事な膝下だとは存じ上げませんでした)で、くるりの音楽も可愛くて、唯一文句を言うとすれば銭湯のシーン短過ぎってことでしょうか。美しい肉体をもうちょっと眺めてたかった。瑛太の顔が小さ過ぎて誰が隣にいても遠近感が狂うのはもはや誰の責任なのだろうか。

大阪で暇なときにでも見ようと思っていたけどとてもじゃないけどそんな時間は取れなかったので結局近所のショボシネコンでトラン・アン・ユン監督『ノルウェイの森』を鑑賞。原作小説は学生の頃に絶対読んでるはず、でも面白いくらい内容を覚えてない(発売当時とにかくはなきんデータランドの書籍部門でずーっと一位だったことは鮮明に覚えてるのに)。こんなに、溢れる性欲を持て余した若者たちの物語だとは予想外でした、と、村上春樹に特に思い入れがあるわけでもなくビートルズやCANの音楽に造詣があるわけでもなく60年代に興味があるわけでもない私にとってはこれが洋画だろうが邦画だろうかあんまり関係ないのかもね。
133分間、見ながら、松ケンも凛子も水原希子ちゃんも頑張ってるしとにかく映像は美しいし音楽もかっこいいのに今イチ乗り切れないのは何故だろうと。結構深刻な話のはずなのにまったくどうでもいい。この映画の一体どこで何が動いてるのかよくわからなかったと言うか。うっとりするような綺麗なシーンは幾つもあったのだけれどそれと映画が面白いかはまた別のお話なのだなあと改めてお勉強になりました。まあ世界の亀山モデルに最初からそんな期待してたわけじゃないからいいんだけど。そんなに濡れないならなんか道具使えばいいじゃんという突っ込みは多分しちゃいけないんだろう。
文学青年にしては立派過ぎる松ケンの上半身に萌え、玉山鉄二に萌え、霧島れいかという女優さんが素敵だなと思い、菊地凛子は声がかわい過ぎるので喋ると舛添要一色が薄くなるなと思いました。

と、一応映画を見たのに今日一番印象に残ったことはダウンタウンDXで知ったジローラモの趣味だったりする。笑った。

前日に見たマツコ・デラックスがゲストの徹子の部屋にひどく感銘を受け、私ごときが疲れたなんて言ってる場合じゃねえと気合いを入れて早々に映画初めを敢行、年明けに相応しそうなタイトルだなってだけの理由でウディ・アレン監督最新作『人生万歳!』を見てみたら、自称天才物理学者の頑固じじいが若い女と恋に落ちてやっぱ人生は偶然でどうにでもなるよねとけらけら笑ってるだけの91分が非常に楽しく、満足。自分のコピーロボットみたいな主演俳優にわざわざびっこをひかせる(失礼)ウディ・アレンが最終的には何を考えているのかはよくわからなかったけど、 監督40作目でこんな軽快な映画を作るのはすごいことな気が今更してきた。もうNYでは撮らないと言ってたわりにはしれっと戻ってくるのも憎めない。かっこよくもなんともないハゲ親父がプロポーズするシーンに胸キュンしてしまったのは監督の手腕なのか単に私がファザコンだからなのか、微妙。
で、とにかく偶然に次ぐ偶然で進んでいくお話なんだけど、今回一番の偶然に驚いたのはこの映画のチラシのスチールに使われているシーンでヒロインのエヴァン・レイチェル・ウッドちゃんが着てるキャミソールが私とお揃いだったってこと。数年前に買った、特に有名ブランドのものでもない服が同じってすごくない?とひとりで興奮してしまったのでした。

で、さすがに今日くらいは久しぶりにおとなしく家で夜を過ごすべと帰路についた、はずが、気付いたら朝の6時にタクシーで帰宅してた。肋骨痛い。

あけましておめでとーございますー。雪まみれの韓国を経由して大阪から無事帰京致しました。年明け早々、なんで地元でここまで過密スケジュールに酒を呑まなきゃいけないのかと自分でも疑問に思う程酒を呑み酔っぱらい、結局前回の日記から一本も映画を見れずじまいな年末年始を過ごしてしまったセヨ。

とにかく寒いらしい大雪らしいとの噂に怯えまくってたソウルは、確かに雪は積もっていたけど寒さに強過ぎる我が母娘にとっては結構余裕な体感温度で、それでも連日氷点下だったけど、来てみたものの特にやることねえなあと街をぶらぶらしてとりあえず買い物してたら行きはふたつだったスーツケースが最終的には7個になってました。ウォンって怖い。そして、普通の人が韓国来てもここまで焼き肉食べないよねってくらい連日肉を食べてたら、太りました。そして、旧正暦の韓国は年明けのカウントダウンに特に盛り上がりがあるわけでもなくほんと日常で、それでもちょっとくらいのイベントを期待して行ったホテルのバーでも何も行われてなくて、めっちゃ静かに今年の年明けの瞬間をバーのカウンターで独りワインを飲みながら迎えてみたら(母は部屋で爆睡)、寂しかったです(後から知ったけど韓国では女おひとりさまでお酒を呑みに行くなんて有り得ない行為らしく、通りで売春婦に間違われたわけだ)。 結論としては、何の共通点もない母と娘二人旅にソウル5泊は長過ぎる、ってところでしょうか。ここは友だちと来るべき場所な気がする。相変わらず韓国の一般人メンズは9割メガネをかけていた。
あ、でも向こうで韓国コスメ雪花秀のエステに行ったら、ハワイや沖縄やドバイで一通り高級スパを体験したgojo的にもここが一番かもってくらい良かったのでかなりオススメ、と、本当に誰の役にも立たない情報を提供しておく。

そんなこんなで戻ってきた大阪では、相方のライブに行ったりそのまま朝まで呑んだり初対面の甥っ子(8人目)にお年玉を渡してみたりDOOM!のメンズたちとにやにや会食してみたり身内に無理矢理ホストクラブに連れて行かされたり旧友から嬉し過ぎる報告を聞いて感涙しひとりで祝い酒が進んだりと色々あって、色々あり過ぎて最終的に疲労骨折したんじゃないかってくらい肋骨を痛めて来ました。馬鹿かもしれない。
結果、現在、ここまで体ボロボロなのは久しぶりかもってくらいのボロ雑巾状態ですが、そのうち復活する予定なので、どうぞ今年もよろしくお願いします!!


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久しぶりにこんないっぱい雪を見た。


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ほぼ毎日こんなものを食べていた。

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ソウルの街全体、日本の比じゃないってくらい豪華なイルミネーションですごいんだけど、そのほとんどがクリスマスもとうに過ぎてると言うのにサンタやトナカイを出しっぱで、他人事ながらさすがに片せよって思った。

全然関係ないけど、年末のM1でのジャルジャルは断固支持派。あれをわかんないんじゃダメだよおっさんたち。