10.13
気分転換
映画祭は楽しかったのだが、見た映画がどれもこれもブルーかヘビーな内容だったので、帰京第一弾は気分を変えて『チャーリーとチョコレート工場』(ティム・バートン監督)をチョイス。
『シザーハンズ』を見て以来、いまだパステルカラーの町に住むことを夢見ている私としては、やっぱり期待せずにはいられない。が、期待って裏切られるのが悲しいからあんまりしたくない…、と、複雑な気持ちでスクリーンを見つめる。
始まって数分の、一つのベッドにおじいちゃんおばあちゃんが4人並んでる画で、すでにかなり満たされる。それからずっと満たされっ放し。こんなに可愛くてキレイで面白くて悪趣味な世界を見せてくれるのは、やっぱりティム・バートンしかいなくて。それが相変わらず(いや、更にか)すごくて。ただただうっとり。
いや、一般的なこの映画のイメージよりはかなりブラックユーモア&エスプリ満載で、純粋なファンタジー映画を期待してたお客さんなんかはびっくりすると思う。吹き替え版があるってことは子どもも対象にしてるんでしょうけど、ちょっとしたトラウマになりそうな気もする。でもこんなトラウマなら幸せか。
この作品によって、私の「本木雅弘、日本のジョニー・デップ化計画」が加速する。
それにしても、チャーリー役の男の子はこの歳で二度もジョニー様と共演、しかもどちらも素晴らしい映画(前回は『ネバーランド』)なんて、チャーリー並みの幸運の持ち主ですね。母親に嫉妬。
昨日の熱がなんとなく本格的な風邪へと移行しそうな気がしたので、映画を見た後おとなしく直帰。主治医には「風邪引くと死ぬよ」って言われてるんです。多分嘘つかれてるけど。