私は子どもの頃からストップモーションアニメが大好きで、『ウォレスとグルミット』は日本で紹介される前から輸入版のVHSを探して見ていたり、『メアリー&マックス』は今でもDVDを持っていたりするんですよ。なので「チリのストッ…
沢木耕太郎が原作で佐藤浩市と横浜流星が主演のボクシング映画と聞いて想像した内容と実際の映画のストーリーは5ミリくらいしか誤差がなかったけれど、Zの熱がこれでもかと伝わってきて嫌いになれない、瀬々敬久監督『春に散る』。 あ…
あれは『ライフ・アクアティック』の頃でしょうか、新宿のとある飲み屋で故青山真治監督に「お前は全然ウェス・アンダーソンをわかってない」と説教を受けたトラウマで、新作が公開されるたび「どうせ私にはわからないんだ…」という気持…
『私の少女』(15年)は未見なのですが、チョン・ジョリ監督『あしたの少女』、映画見てこんな辛い気持ちになることある?!ってくらい、見たあと超凹んだ。すごく良かったんだけれども。 卒業間近の高校生ソヒ、ダンスが好きで、責任…
主演女優さんのお名前がパク・ジミンだったので、ダビ・シュー監督『ソウルに帰る』を見たよ。本当にそれだけの理由で。このタイトルに撮影はほぼ韓国、だけど、監督がカンボジア系フランス人男性とのことで、映画の雰囲気はヨーロッパな…
高校生のときのVHSで見たような気はするがなんにも覚えていないので、『エドワード・ヤンの恋愛時代』(94年、原題は『独立時代』なんだってね)4Kを。 90年代前半の台北、スクリーンから伝わるバブル感、どうやら金持ちの娘ら…
バービー風でキメて行こうと思ったけどクローゼットを見たら意外とピンクの洋服ってないのよね、グレタ・ガーウィグ監督『バービー』。 前々から完璧過ぎることが欠点だと感じていたマーゴット・ロビーがバービー人形役ってだけでほぼ成…
久しぶりに映画館でギャン泣きしてしまった、ピーター・ソーン監督『マイ・エレメント』。やっぱピクサーは凄いねえ。本当によくできた移民2(3)世の物語だった。 5つのエレメント火、水、土、風(「紅天女」ではない)たちが暮らす…
大好きな監督やから全作品見たいなーと思ってたけどこの猛暑の中では今回日本初公開の二本が精一杯であった、「みんなのジャック・ロジェ」。 『フィフィ・マルタンガル』(01年)、ロジェといえばバカンスでしょ、とか思ってた薄い知…