土井裕泰監督『平場の月』を見て、もう映画の中に「労働」と「勃起」があるだけでホッとしてしまう自分に危機感を抱く…。しょぼい映画見過ぎ病かも。いやしかし、井川遥と堺雅人という大人な俳優と土井裕泰監督の安定感しかない演出、ほ…
もちろんこの私がポルトガル映画の歴史や問題に精通しているわけもなく、それでどうやら凄いらしいくらいの話は耳に入ってくるミケル・ゴメス監督の作品をただただタイミングが合わず今日まで悉く見逃していたのだが、今回ようやく見られ…
正直26分の短編映画のためにえっちらおっちら乗り換えて菊川の映画館まで行くのはかなり腰が重かったんだけど、見てみてびっくり、めちゃくちゃ面白かった、洪先恵(ホン・ソネ)監督『サラバ、さらんへ、サラバ』。行って良かった。 …
葛飾北斎の娘を題材にしたアニメ『百日紅』(15年)は劇場で見たよ、今作は同じ原作で実写化とのこと、大森立嗣監督『おーい、応為』。おーいおうい。 気が強くて口が悪くてキセルを吸う北斎の娘・お栄(応為)を演じる長澤まさみクン…
特別野球好きってわけでもないけど野球映画は好きなので、カーソン・ランド監督『さよならはスローボールで』を見に行ったけど、思ってた野球映画と違った。 取り壊しの決まった町の野球場でラストゲームをするべく集まった草野球チーム…
祝ロカルノ映画祭金豹賞受賞、三宅唱監督最新作『旅と日々』を見に行った。つげ義春の原作漫画は読んだことございません。ちなみにホン・サンスの最新作もまだ見れてない。 89分間、月永雄太による撮影も秋山恵二郎による照明もHi’…
「秒速5センチメートル」で「落ちる桜の花びら」というまさに「あわれで美しい」としか言いようのないタイトルを今まさにわざわざ実写映画化するとなるとため息をつきながら見に行くしかなかった、奥山由之監督『秒速5センチメートル』…
『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の呉美保監督の新作を見逃すわけにはいかぬと、『ふつうの子ども』を見にいった。私、三半規管が相当強いのか『国宝』でも手ブレは全然気にならなかったし今作も全然大丈夫だったですね。幼少期のクルー…
ビスタビジョンで撮影されてるという情報も持たず「ちょうどいい上映時間がIMAXしかないなあ」と若干納得いかない状態で見にいった、ポール・トーマス・アンダーソン監督『ワン・バトル・アフター・アナザー』。最後のクレジットが終…