なんだか最近人気者のグレン・パウエルを初めて見たときには、「このニヤケマッチョは「初対面は最悪やけど最終的にはめっちゃええ男で主人公と結ばれがち」な役しかできないんじゃないか」と思っていたのだけれど、リチャード・リンクレ…
期待を裏切らないおもしろさだった、カン・ジェギュ監督『ボストン1947』。日本と韓国のマラソン界にこんな歴史があったこと、恥ずかしながら全然知らなかったから勉強になったし、泣いた。 1936年ベルリンオリンピックのマラソ…
最近の猛暑で外出する機会を厳しく制限、見にいく映画もかなり限定していたけれど、たまには何も知らない監督の何も知らない作品も見ないとねと、奥山大史監督『ぼくのお日さま』を見たんですがね。 『ナミビア〜』と同じくスタンダード…
阪本順治監督『冬薔薇』(22年)で「お、この娘いいじゃない」と思った河合優実クン、そのあとあっという間にお茶の間の人気者になり、「私の目に狂いなし、良き良き」と勝手に満足していたけれど、山中瑤子監督『ナミビアの砂漠』を見…
前作が好きっていうかあまりにすごいことをやってしまっているピクサーさんに震え慄いたのにまさか2まで作るとはと、ケルシー・マン監督『インサイド・ヘッド2』を吹き替えで。公開からだいぶ経ってるのに場内は親子連れで大盛況。 前…
今作の予告を見て「お、これは私が最近薄々感じている新時代ラブコメの予感」と思って見に行ったらまさにそうだったし、それはつまりよく出来たアクションでありコメディでもあった、デビット・リーチ監督『フォールガイ』。個人的に、こ…
ようやく9月に見た映画メモに突入、キム・ソンス監督『ソウルの春』。監督の人気作『アシュラ』(17年)は未見。 私が生まれた79年、両親は日本の高度経済成長についていくのに必死で祖国で何が起こっているかなんてまったく知らな…
あれは若い頃、監督のデビュー作『ポケットの中の握り拳』(65年)の中で母親を殺した主人公たちが庭で歓喜のダンスを踊っているのを見て、「あら素敵」と胸キュンして以来マルコ・ベロッキオ監督は大好きなので、『夜の外側 イタリア…
これは誕生日に見に行ったから覚えてる(悪趣味)、二村真弘監督『マミー』。 98年の夏、和歌山の小さな村の夏祭りで起こった毒入りカレー事件で犯人とされ、死刑判決を受けた林真須美。当時19歳だった私は今でもはっきりとあの報道…