『花束みたいな恋をした』(21年)を偏愛する者としては、坂元裕二脚本久しぶりのまっすぐなラブストーリーかと結構本気で楽しみにしてたんですよ、塚原あゆ子監督『ファーストキス』(『ラストマイル』は未見。塚原監督作品でまともに…
公開時話題になってるなってことは気付いてたけどイマイチ興味が惹かれずスルー、今回たまたまタイミングよく上映してくれてたので見てみた、チャンドラー・レヴァック監督『アイ・ライク・ムービーズ』。面白いねこれ、見てよかった。 …
工藤梨穂監督『オーガスト・マイ・ヘブン』、40分の作品ながら説明的な部分がほぼ皆無なので内容(人間関係)が理解できてるか甚だ疑問なのですが、それでも十分に面白かったんだからすごい。映画そのもののセンスとか編集のかっこよさ…
流行り物には乗っかる派なので、ソイ・チェン監督『トワイライト・ウォーリアーズ 決戦!九龍城砦』を見に行ったら若い女性ひとり客が多くてびっくりした。ええこっちゃ。 映画のノリやテンションとしては『バーフバリ』とか『RRR』…
お、大好きなラリー・チャールズ監督の新作!と喜んで、『ディックス!!ザ・ミュージカル』。いや好きとはいえ 『オレの獲物はビンラディン』(16年)は爆笑したものの配信で見た『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリ…
『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』で久しぶりにペドロ・アルモドバル監督の作品を見て開始数分で思い出した、私この監督の被写体との距離感無理なんだった。107分間「近いな…」と思いながらの鑑賞。原作小説は未読。 人気作家らしいジ…
近年劇場公開作品以外は見逃しがちなアルノー・デプレシャン監督に『映画を愛する君へ』と言われると、「いや別に愛とかそういうんじゃないですけど…」と口篭ってしまう天野邪子(奇面組)。 デプレシャン監督自身の、シネフィルが映画…
「いい加減洋画見るぞー!」と気合いを入れて『リターン・トゥ・リーズン』(23)を見に行くのが正解なのかはともかく。 20世紀アメリカとパリで活躍した前衛芸術家マン・レイの短編映画4本(4Kレストア版)に、ジム・ジャームッ…
今年に入って初めて知性を感じる日本映画を見て心底ホッとした、近藤亮太監督『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』。総合プロデュースは清水崇、監督の恩師は高橋洋と、正当なJホラー。とはいえ、私個人はJホラーに特別な興味を持…