BLOG

1.20

飯田橋→東中野

今年ももうそんな季節なのね、と時の流れを感じながら、日仏会館で行われているカイエ・デュ・シネマ週間(←リンクの部分の色の変え方がわからん)に、アラン・ギロディー監督の『その時がやって来た』を見に行く。

ギロディー監督、数年前に見た『勇者に休息なし』がやたらと印象に残っていたので新作を楽しみにしていた、のだが、会場に着いてから日本語字幕がないという事実に気付く!英語ならまだしもフランス語!!びがーーーん。

でもまあ、『勇者に休息なし』も内容殆ど覚えてないけどとにかく不思議な映像と演出が面白かったので、今回の作品もそんな感じなら大丈夫かなと勝手な期待を抱いて見るも、かなりの会話劇で惨敗。日常会話のシーンと思ってたら、突然男性同士のセックスが始まったりして、逆に面白かったけど…。

と、全く感想を述べられるレベルではないのですが、なんか、前作よりも映画が落ち着いてる感じがしてちょっと寂しかった。ドアを開けたら草原に飛行機!、好きだったんですけどねー。

その後、数個のダブルブッキングとドタキャンを経て(我ながら最低…)、東中野にいまおかしんじ監督の『かえるのうた』を見に行くことにする。

実はいまおか監督作品見たことなくて(全部見たーい)、「超久々のピンク映画か」と身構えたのだが、かなり想像を裏切る映画だった。面白かった。

とりあえず「女の子のお話」ってだけでケンカ腰で見る癖があるのだけれど、今回はかなり満足&納得。それはなぜかと考えると、多分、ピンク映画だから。やっぱ女とセックスに幻想を抱いてるようなヤツにおもろい映画なんて撮れないのよねー、と改めて深く実感。

だいぶ前にも言ったように、歌と踊りに弱い私(いつ書いたか調べるの億劫。ごめん)はラストにも満足。女優の笑顔が美しく撮れてることにも満足。

上映後、監督と中原昌也さんと柳下毅一郎さんの、最終的には巨大イカの話題で盛り上がったトークイベントを聞いて、ど厚かましくも、打ち上げの席に参加する。

目の前に座っている主演女優の向夏さんの顔の小ささ&肌のきれいさにうっとりしながら楽しくお酒を飲んでいたのに、尊敬する映画研究者と映画評論家のお二人に嘘をつかれ、騙され、傷つく。

小雪降る中、監督に頂いたコンドームを片手に帰宅。