3.28
予告通り
昨日の日記で宣言した通り、今日は新作映画を見てきました。しかも、アカデミー作品賞受賞の話題作、ポール・ハギス監督『クラッシュ』。
1時間52分間、退屈はしないけれど、驚きもしない、そんな感じ。ちょっと泣いたけど。
ロスの、人種差別の根深さや深刻さを詳しく理解できてるわけではないけれど、この映画は多分大袈裟に表現しているわけではなく、これが現実なんだろうなあとは思う。あまりにもステレオタイプ、と一瞬思いかけたけど、でも見た感じはこのまんまなんだろうな、と。でも、それを最後に「ええ話~」にまとめるにはちょっと扱う問題がでか過ぎる気が…。そんな、36時間の物語ではまとまらないだろうに。作ってる人たちとしては善だけに偏ってないつもりなのはわかるけど、それにしてはちょっと監督さんがいい人過ぎ。見ながらちょっと『パッチギ!』を思い出した。全然違う映画やけど。
差別や人種問題をめぐる映画で、『クラッシュ』が賞を取り、『ミュンヘン』がシカトされる。色々なことが深刻ですね。
久しぶりに見たマット・ディロンは、なぜかジム・キャリーに似てて可愛くなってた。相変わらず彫り深過ぎやけど。他の俳優も悪くはなかったけれど、ここまで役者の芝居でおす映画なら、もうちょっと面白い人(顔でも芝居でも)の方がよかったな。
夜、学生時代の友人の大学院合格祝い。今の私に大きく欠けているものはギャル度だと気付く。