6.29
ベルモンド萌え
夏バテ気味の状態で一週間も映画を見ずにいたら、うっかり脳みそがババロア寸前になったので慌ててフィルムセンターへ。こんな日に限ってクソ暑い(失礼)でやんの。
上映作品もよく確かめず、とりあえず19時前に劇場に行って、で、ジャン・ピエール=メルヴィル監督の『いぬ』(63年)を見れると知り、タイトルから勝手に犬が何かする映画と想像してたら全然違ってびっくり。いぬ、とは密告者の隠語だそうで、ギャングと警察を廻る超かっこいい犯罪映画だったのだ。
作品自体が、画面の暗さ(モノクロやけど)とか、取り調べ室の長ーいワンシーンとか、男と女のやりとりとか、かっこいいのは勿論やねんけど、とにかく、主演のジャン=ポール・ベルモンド(ポリンキーが懐かしい)のかっこ良さと可愛さにメロメロメロ。役自体も素敵過ぎるし。最後に前髪直すのとか、ワケ分からんけど痺れまくり。女の人殴る場面はマジ怖かったけど、でもああいうオチなら良しとする。
終わり方が衝撃的でややブルーになるも大満足。私も明日から眉毛に届きそうな程アイラインを跳ねさせたくなりました。多分せえへんけど。
フランス映画を見ると長袖が着たくなる。