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9.27

『グエムル』

帰省後やっと映画第一弾。『グエムル 漢江の怪物』を見に行く。話題のポン・ジュノ監督!ですが、なんかタイミングが合わないの連続で『殺人の追憶』は未見なんですよね、私…。なんかごめん…。

後半グダグダだよという噂と、確かに120分は長いなーと思いながら見始めるも、個人的にはかなり素直に終始どきどきしっぱなしだった。面白かった。怪物映画としてかっこいいし興奮出来るし、ギャグセンスもかなりよろし。娘の遺影を前に家族が泣くシーンで笑いをとるなんてなかなかすごいことするなと感心。

チラシには「家族愛の物語」と書いてあるけど、それはただお父さん役のピョン・ヒボンが泣けるだけじゃないかという気もするが、でも泣けるので良しとする。死ぬシーンかっこよ過ぎ。

主演のソン・ガンホ、全然かっこよくないし、最初は「こんなダルダルのスウェットが似合うのも珍しいな」くらいの興味しかなかったのに、実はすごい役者さんだったのですね。ええ芝居しはる。ペ・ドゥナは相変わらず可愛かった。相変わらず良かった。1人で走ってるシーンに涙。中学生役の子(名前不明)もえらい良かったなあ。ほとんど顔真っ黒状態のひどい役なのによく引き受けた(女優2人の黒目があまりにもでかくてびびった。韓国女優はワンデーアキュビューディファイン派なのか?)。

ラスト、全然ハッピーエンドじゃなくてびっくりしたけどいいんじゃないでしょうか。結局怪獣にまつわるエピソードあれだけ?って気もするが、いいんじゃないでしょうか。いわゆる美形男性が1人も出てこなくてこんな規模の映画を作れてしまう韓国はすごい国なのかもしれない。

夜、友だちのお仕事2周年記念をお祝いするつもりで某飲み屋に顔を出すと、気がつけば青山真治監督と諏訪敦彦監督と中原昌也さんと西島秀俊さんと荒井晴彦さんが周りにいらっしゃった。すごくね?