1.15
『ヘンダーソン夫人の贈り物』
一年の最初に見る映画は、出来れば派手なハリウッド映画にしたかったのですが、何度「ぴあ」を読んでもこれと思える映画が見つからなかったので、ちょっと地味目に『ヘンダーソン夫人の贈り物』で映画初めすることにしてみました。スティーヴン・フリアーズ監督、あんまり見てないけど『ハイ・フィデリティ』はかなり好き。これでジョン・キューザックに惚れてしまいました。
1930年代のイギリスで、未亡人になったお金持ちのおばあちゃんが劇場を買って支配人を雇って色々面白い事をやって、途中なんやかんやありつつハッピーエンド(第二次世界大戦始まったからそうでもないのか)という可愛らしい物語で(実話だそうですが)、映画自体も見ながら自然と笑ってしまうような(でも泣けたりもして)可愛くて素敵な作品でありました。細かいギャグが笑えて、派手なレビューの場面ではうっとりできて、未亡人と支配人のやりとりにはハッと出来て、戦争に対する思いには泣けて。おばあちゃんや若い女の子達の衣装も素敵で見てて楽しかった。水に落ちる女の子の微妙な美しさも良かった。満足満足。
個人的な生活の新年はぱっとしなかったけど、映画生活をスタートさせるには大変幸先の良い作品でした。既に結構お客さん入ってたけど、なんか今イチ見る映画ないなーって方は是非。
久しぶりに人混み(渋谷)に出たせいか夜にはどっと疲れが出てしまい、久しぶりの23時就寝。やっぱ東京は都会やねえ。