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5.22

『学校の階段』

なんてうだうだも言ってばっかりもいられず、気を持ち直して六本木に佐々木浩久監督の『学校の階段』を見に行く。佐々木監督の作品は発狂シリーズしか見たことなし…。

めっちゃ素で、スクリーンにタイトルが出るまで「学校の怪談」と思ってて、ホラーだと信じていたのが実はぶっ飛んだ青春ドラマだったことにひとり衝撃を受ける。原作漫画もあるんですね。知らなんだ。

「階段部」という、とりあえず学校の廊下を走りまくるクラブとそれを阻止する生徒会との戦いドラマ。設定自体も物語の運びも「んなアホな」と突っ込みたくなるものなんだけど、さすがは佐々木監督(&安里麻理セカンド監督)、ドラマとしてもアクションとしても無駄に予算のかかったどうでもいい日本映画なんかより全然立派に映画で、少女たちが走ってる姿に単純にぐっと感じさせられてしまったのでした。現実と回想のワンカットにはスゴいことするなつい笑ってしまった。

想像以上の主演アイドル黒川芽以アピール度だったが、そんなシーンもきちんと撮られてるのが見てて分かるし、地味顔でぽっちゃり体型な芽以クンが意外と可愛く、うっかりはまりかけてしまったので良しとする。

松尾敏伸くんもかっこよかった。三輪ひとみも素敵だった。なのにお客さん少なくて悲しかった!みんな見に行くべし!