7.27
『裏切りの季節』
暑い。暑い暑い暑い暑い暑い、暑い!ボケ!と、二年間日記を書き続けた中で一番の名言とウワサの、例のお言葉がそろそろ登場しそうな気配がする今日この頃(と思ってちょっと過去の日記を確認してたらほんまに丁度同じような日にちに言ってて自分でびっくりした。我ながらなかなか優秀な体内温度計である)。
いい加減新作映画も見なきゃな〜と思いながらもつい一角座へ行って大和屋竺監督の『裏切りの季節』(66年)を見てしまう。
ベトナム戦争帰りの謎の男が日本で待ってた謎の女と謎の組織に拉致られ拷問され裏切り裏切られ…。相変わらず色んなことがかっちょよ過ぎて痺れたのだけれど、クレジットに演出協力(って何や?)若松孝二とあっただけに、なんとなく全体的に若松監督作品の雰囲気を感じなくもなかった(って言える程見てるわけでもないですけど…)。
ラストの、ベトナム戦争の写真に光が当たって浮かび上がる前での男と女のやりとりが異常に怖かった。女の顔の真後ろに苦しんでる兵士(多分)の顔が浮かび上がるのとか(モノクロ映画)、最後写真を切るのとか。でも最後の最後に誰が誰を撃って誰が死んだのか、テンポ早過ぎてわからないまま映画が終わってしまったのはちょっと悲しかった…。
あと、日本語ペラペラの黒人さん(役名忘れた…)が、本当に黒人なのか最後まで信じられなかった…。声のトーン(特に歌声)とか、あまりにも日本人な気がしたんですけど…。
全然関係ないけど、劇場の門を出た瞬間久しぶりにホンモノの変態に遭遇した。ちょっとびびった自分が悔しい。
そして、ミスターかりんとう・佐藤央さんの二回目の原稿が御本人の希望によりやや訂正されました。読み直してみましょう。