8.16
『怪談』
なかなか死なねーなー、夏。
ほんま金積んで殺せるものなら幾らでも出したいけどさすがの私もこの世にはお金ではどうにもならないことがあるって事くらいは知っているので、せめて涼を求めて『怪談』(中田秀夫監督)を見に行ってみたが、劇場の冷房で体は冷えまくったものの映画は全然怖くないし面白くないしで残念であった。
冒頭のタイトルバックの映像がかっこいいなと一瞬思った以外どこにも興奮出来ず。これは私がどう頑張っても尾上菊之助の顔に対する違和感が払拭出来なかったこと(あの睫毛は羨ましいとは思うけれど)とは関係ないはず。
黒木瞳がお岩さんみたいな顔になっていくまではぼちぼち見れたとしても、その後の女たちとか幽霊の出し方(絶対あんな無理矢理CG使わなくてももっと怖く出来たと思うんですけど)とかほんとやめてって言いたくなったり、ラストのチャンバラのかっこよくなさには驚きまで感じたり。別に他の怪談映画と比べてどうのこうのってワケじゃないけど、なんか、これはダメだと思った次第。中途半端なナレーションも意味わかめ。
セックスシーンがやたら生々しくエロくて、耳を責めることに何か伏線的な意味があるのかと思ったらただのエロ行為だったらしく、その意味の分からなさはちょっと好きかも。
あと、この映画を見て自分が井上真央と大沢あかねの区別がついてないことに気付いた。村上ショージが中々良くて嬉しかった。
今日のにゃんにゃん。
玄関でふたりでお昼寝〜。超かわいいんですけど〜。
彼らの愛らしさに免じて靴が散らかり過ぎなのは見て見ぬフリでお願いします。