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9.05

『恋するマドリ』

そう言えば。

障害をもってる孫が可哀相で見てられないと言うならば、見なくて済む様にと殺す前にお前が死ね!ボケ!!と、昨日雄叫ぶのを忘れていた。

いい加減新垣結衣と戸田恵梨香の見分けがつくようになりたくて、大九明子監督の『恋するマドリ』を見に行く。超久々のシネクイントさん、レディースデーサービスがなくてちょっとがっかり…。

ハタチの美大生、初めての1人暮らしで恋したり傷ついたり。前半は、思わずさすが映画と感動したくなる程SF映画並みに現実感のないピュアなガールズトーク(言うまでもなく私が聞けばという意味において)、ああそういうことだけでトキメキ感じれた時代もあったわねと微笑みたくなる胸キュンもの、なのに後半はプロレスラーが疾走したり飛行機や船やアメ車が爆走したり。気持ちいい裏切られ感が中々面白い映画でありました。最初の調子で、あまりにもわかりやすい偶然の連続で物語が進んで、このノリで2時間近くはキツいかもとちょっと思ったが、退屈することは全くなかった。突然現れる幻想が妙に怖くてドキッとしたり、アパートの縦の感覚が見てて面白かったり。でも着信音ネタは新喜劇のパクリですよね?

てか、初めてちゃんと見たけど新垣結衣ちゃん可愛いのなーー。表情が小動物みたいで心くすぐられる。惚れた。こんな娘同じマンションに住んでて欲しい(真横がAPCなんて言うおサレ立地には程遠い我が家ですが…)。結衣ちゃんが無理なら内海桂子師匠でも可。

菊地凛子、風呂上がりのヤンキーみたいな髪型(なんでか、常にそういうウェット感)はどうかと思ったが、久しぶりに笑顔が可愛かった。松田龍平を一瞬でもかっこいいかもと思ってしまった自分がイヤだった。山崎裕さんのカメラも素敵で、スネオヘアーの音楽も想像以上に良かった。

肩こりの痛みがほんと限界に達したので近所のマッサージ屋に駆け込んだら、ちょいエロ系のお店でショックだった…。なんか恨みでもあるんかよと思う程容赦のない揉み具合が気に入ったから別にいいんですけど…。

やっぱり好きな人に自殺されるってのは幾つになっても慣れない。いくらお会いした事ない人であっても。悲しいなあ。