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9.25

『スパルタの海』

買い物依存症丸出しのバカ姉妹が最近お気に入りの代官山にある某セレクトショップに向かうと、扉を開けた瞬間店員さんたち(超かわいこちゃんギャルズ)が「キャー!妹とお姉ちゃん!!」と黄色い声を上げていてなんか笑えた。その声援に応えるべくきちんとお金を落としていく律儀な私たち。とりあえずブーティをゲットしたので秋は越せます。

そんな姉(+3人)と幼少の頃、本気で戸塚ヨットスクールごっこに夢中だった(実話)やんちゃ姉妹の一員としては見逃すわけにはいかない西河克己監督『スパルタの海』(83年)を見にシネマヴェーラさんへ。戸塚ヨットスクールの実態を描いたこの作品、完成直後に校長が逮捕されたことによりお蔵入りになり今回が初公開だそうな。

冒頭の、家庭内暴力真っ最中の少年が家に乱入してきた大人たちに対して「お前らヨットだな!」と叫ぶシーンは声を出して笑ってしまったけれど、映画全体としては意外ときちんと、大人と子どもそれぞれの辛さと身勝手さ(それでも99%子どもの肩を持ちますけど)がしみじみ感じられる作品でありました。細かい演出やちょっとした恋物語なんかがさすが西河監督。赤いビー玉が素敵でした。

が、さすがに若き日の伊東四朗(なんでか途中から浜ちゃんに見えた)演じる校長の、あまりにハチャメチャな教育論や周りの学校関係者の暴力バカっぷりは映画見てるだけでも許しがたいものがあり、途中で生徒が死亡する事故が起きても懲りない様な、こんな人たちが現実にいたのかと思うと本気で怖くなりました。それなのに映画自体はもんのすごくほのぼのしたラストを迎える、その強引さも結構怖かった。これが教育映画なのか(この作品をこの特集に入れるヴェーラさんもすごいと思うけど)。

劇中、生徒役の子たちは本当にヨットに乗せられ蹴られ殴られ海に突き落とされ、これだけで十分トラウマになるんじゃないかとちょっと心配になった。

てか矢野兵藤、いつのまにこんな出世してるんよ!まさか東京のテレビで見れる日が来るとは思わなかった!!