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12.24

『ここに幸あり』

一年で最もセックス指数(←今日作った)が高いだろうと思われる12月24日の恵比寿ガーデンプレイスに一人で乗り込む私を誰か褒めて。

そんな果敢な行動に出てまで見たかった映画は勿論、結婚したい男性断トツNo.1のオタール・イオセリアー二監督最新作『ここに幸あり』。これを見なきゃ年が越せないと気がかりだったのでとりあえず劇場に足を運べただけで一安心。

相変わらずの仕事もお金もない幸せそうな人たちがわらわら動いてるのを見るだけでもうこれ何時間続いてもいいやと思える満ち足りた感覚に浸りながら、でも途中で一瞬睡魔に負けそうになったりしてたら、ラスト、河川敷で寝る主人公と黒人女性(いしいしんじ「ポーの話」のうなぎ女を猛烈に思い出した)のカットにやたらとドキッとして、最後の女たちが並ぶ姿にはなんだか動揺しつつも泣かされた。こんな話があっていいのかいイオセリアーニさんよ。こんなミシェル・ピコリがいていいのかい。おかげで中途半端なことするより全っ然幸福なクリスマスイブを過ごせましたとさ。

てかHP見て初めて知ったんですけど、監督御本人が思いっきり出演してたんですね。写真を見て惚れ直し。

てかチーター飼いたい。改めて、動物と老人がいっぱい出てくる映画はいい映画だ。

帰宅後は、飽きずにフレディーマーキュリー鑑賞。M1の余韻もぶっ飛んでしまった。