BLOG

2.08

マキノ1

行かな行かなと思いながらも今日が初日になってしまったフィルムセンターさんの映画監督マキノ雅広特集。

で、やっと『丹下左膳 坤竜の巻』(56年)と『丹下左膳 昇竜の巻』(56年)を見たんですがね、これ三部作のうちの二部と三部で、でも丹下左膳やしマキノ雅弘と言えば次郎長やしと全く根拠のない思い込みで一部見なくても大丈夫(仕事だったから13時の回が行けなかったんですー)と余裕かましてたら、結構複雑な話&かなりシリアスな雰囲気で、途中から見てしまったことを一人悔いる。それでもじゅうううぶん面白かったんですけどね。

持ってしまうと人を斬らずには居られなくなる刀を手に入れてしまい苦悶する左膳を巡るあれやこれやのこの映画を見て『ロード・オブ・ザ・リング』を思い出したのは多分私だけだろうと思われるが、そんなお話。片目&片腕の左膳によるチャンバラがとにかくかっこよくてかっこよくて。でも左膳が殆ど出てこない三部もかっこよくてかっこよくて。若き日のフランキー堺が可愛くて。と、とりあえず痺れっぱなしだったのですが特に好きだったのは最後の女が左膳のために鉄砲片手に戦って死に、左膳が女のために数珠を刀代わり(かなり無理ありますけど)に戦うところ。大人数の侍が一斉に身構えたり刀を構えるタイミングの見事さも凄かった。出てくる女優さんたちの会話のテンポがやったら色っぽくてくらくらした。月丘雪路かっこEー。むちゃー、既に数本見逃してしまってることをひどく後悔。

今夜は奇跡的に突然夜遊ぼーよとのお誘いが数件舞い込んだのだが、ほんと今人前に出て笑顔になる自信がないってくらい肩凝りが限界にきてたので泣く泣くみんなお断りして大人しくマッサージ屋さんに駆け込む。明日100%揉み返し。