爆音オール
昨日は、渋谷やら品川やらでの呑みの連打が響いて撃沈。
本日は、夜な夜な吉祥寺バウスシアターさんでの爆音映画祭オールナイトへ。あたいは早めに行ったから大丈夫やったけど雨だというのに最終的には立ち見になる程の大盛況で何より。
黒沢清監督『ココロ、オドル。』(04年)、生まれて初めてスクリーンに映る自分の姿に感動する間もなく、爆音ヴァージョンの超かっこいい音楽とその迫力に口の半開きが止まらなかった。すごい良かったです。一日目の撮影で5年振りくらいにダッシュしたら足を痛めて二日目に参加できたかったことが改めて悔やまれます。
スティーヴン・スピルバーグ監督『プライベート・ライアン』(98年)、絶対疲れるから途中で寝ようと思ってたのに公開当時以来に見てみたら普通に面白くて普通に一睡もせず堪能してしまった。一度見たくらいじゃ本当に色んなものを見逃してるんだなと今更反省。最初と最後の戦闘シーンの爆音っぷりは想像以上。体験出来て良かった。
サム・ペキンパー監督『ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット』(69年)、ああ私も酒樽の中で裸で男とまみれたいとかギャグでしかないレベルの勢いで男の頬をしばきたいとか橋に馬並べて落下させてみたいとか友情のために復讐に燃えたいとか色々興奮しまくった。二回目(多分…)やけどめっちゃおもろかった。が、さすがに『プラ・ライ』と続けて男たちがひたすら銃をぶっ放して人殺しまくってる姿を眺め続けるのは「お前らそんなにやりたい盛りか!」と突っ込まずにはいられず、ちとちかりた。この二本似てるなという事実には気づけたけど。他にも色んな映画を思い出したり。大変工夫されているらしい爆音での下品な笑い声と銃声は勿論素晴らしく。
映画以外にも、樋口泰人さん&篠崎誠監督のトークにて爆音映画体験の意味ついての素敵なお話が聞けたり、久しぶりにお会いした某文豪におニューのGUCCIの雨用長靴姿をやたらと褒められたりと、体力は消耗しまくったけど楽しい時間を過ごせたのであった。めでたしめでたし。