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5.26

『ランボー 最後の戦場』

世間様では色々重要な映画が上映中と知りつつも、先日公開されたばかりの監督・脚本・主演シルベスター・スタローン『ランボー 最後の戦場』に足を運んでしまう。

スタローンと言えば肉体派筋肉映画と勝手に想像していたら、実際はこれがどえらいスプラッター映画で(すっかり忘れたけど、前作とかもこんなやっけ?)、村人は手当たり次第虐殺されるわ女と少年は容赦なく犯されるわその様子がこれでもかってくらい激しく描写されるわで、結果的には大変素晴らしい映画だと思うのですが、某文豪が仰っていた「どんな穏やかな人でも見終わった後は殺伐とした気分になるよ」という感想の正しさが理解できたのでした。

ミャンマーでの殺戮軍を相手に雨の中戦いまくるランボー(既にスタローンか)は最近見たどんなヒーローよりもかっこ良く、結構込み入った話と激し過ぎる戦闘シーンをまとめて90分でお届けするスタローンは実は凄い人なんじゃないかと今更気づいた次第。ラストの銃撃戦は勿論、他の細かい芸もすごい良く出来てると思うし。最後の哀しそうな目も泣ける。

と、これはこれで非常に満足なのだが、さすがに先日のオールナイトから続く撃ち合いによる大量殺人モノの映画を見るのにいい加減疲れた…。男の欲求不満にはこれ以上付き合ってらんねーよということで次回はハートフルなヒューマン映画を希望…。