9.15
フランス祭
ということで秋の気配が漂う気持ちの良い週末はせっせと有楽町朝日ホールに籠って「フランス映画の秘宝」に入り浸り(何作品かは寝坊とかで見逃したけど…)マックス・オフュルス監督『マイエルリンクからサラエヴォへ』(39年)を見て情けない男と気丈な女の「ありがとう」に涙しながらオーストリアの歴史をなんとなく勉強したりジャン=ピエール・メルヴィル監督『海の沈黙』(47年)を見てジャン=クロード・ヴァンダム似の軍人と稲川淳二似のおじいちゃん無意味に怖過ぎるよと思ったりモーリス・ピアラ監督『刑事物語』(84年)を見てこんなにだらしなくて乱暴なフランス人初めて見たわと思いながらも興奮しまくったりジャック・ベッケル監督『最後の切り札』(42年)を見て犯罪映画なのにほのぼのした気持ちになったりしてたのでした。満足。特に『刑事物語』で改めて自分がダメ男好きなんだということに気づけてよかったです。DVD見れない病の私にはこういう特集は大変有り難く、今回初めて聞いたり見たりした監督がたくさん知れて楽しかったのでした。朝日ホールさんの椅子がもうちょっと改善されれば更に良し(居眠りできない構造なのはいいのかもしれないが…)。
それでもまあ久しぶりにガチガチの映画を続けて見たりその間にクラブ行ったりフィリップリムのめっさ可愛いクラッチバッグを衝動買いしたり休日で鬼混みのバーニーズ銀座店を偵察したりしてたら少し疲れたので本日は休息日、と思ったが、これから実行される衣替えの事を思うと疲労はいや増すばかりなのであった。映画に逃げたい。