9.18
『ハンコック』
ウィル・スミスの新作はとりあえず見とく派なので、ピーター・バーグ監督『ハンコック』を。
アル中気味でだらしなくて乱暴な故嫌われ者の超人ハンコックが人気者のスーパーヒーローになるべく頑張ってみたり自分と同類の人間に会ってみたり。ハンコックが心を入れ替えるまでの進み方があまりに薄っぺらでちょっとびっくりしたけど、ウィル・スミスの身体自体がびよーんと飛んでったり全身で電車を止めたり(壊したり)する図はなかなか新鮮で面白かった、が、それも途中で飽きた。せっかくのウィルなのでもうちょっとしっかりしたアクションを期待してたけどアニメっぽ過ぎて残念。世界を救うだの変えるだの言ってるわりにはロスの話でしかないのも微妙であった。細かいギャグが面白かったりシャーリーズ・セロンが異様に美しかったりしたのは良かった。
と私が映画にそっけないのは、鑑賞前劇場のエレベーターで乗り合わせた真面目そうな男子がすっごい突然連れの友人に向かって「ホットドッグってさあ、ロボットの名前みたいだよね」と言い出したことが衝撃的過ぎて心奪われまくってしまったからであった。聞いた瞬間本気で吹き出してしまった。なんやねんあいつ。