真っ赤っか待
昨日は、中野富士見町(初めて行ったけど、なんか凄い場所やね。都心とは思えない冷めた空気にだいぶびびった)のplanB さんに森桃子作品「真っ赤っか」を見にぷらぷらと。
小さな劇場に女優の一人芝居、音楽はジム・オルークの生演奏という、なんとも不思議な空間。昨日のライブ同様演劇のことなんてさっぱりわかりませんが、久しぶりに若い女が身体を張って怒ってる姿を見れたのはなんか良かった。面白いネタが幾つもあったのに場内がひたすら静まりかえってて声を出して笑えなかったのはちょっと切なかった。ジムの音楽はもちろん。
本日は、興味ゼロって言うか寧ろマイナスな映画をわざわざ見に行く私を誰か褒めてと思いながら河瀬直美監督最新作『七夜待』 を見にシネマライズさんへ。
映画が始まって初っぱな「暑い国に行くのにこのスーツケースのでかさはないやろ!(洋服がかさばらない限り旅行の荷物なんて本当に少しで済むはずだから)この女アホか!」と突っ込んだ勢いそのまま、その想いは物語が進むに連れて刻一刻と強まっていく不思議映画でありました。これはある意味『闇の子どもたち』よりタイの人たちに見せられない映画なんじゃないだろうか。「タイ人馬鹿にすんな!」って怒られると思う。
自分探しのためにタイに旅行に行った女(長谷川京子)が現地で自分が問題起こしときながら最終的に「タイ語わかんない!あんたたち頭おかしいよ!」と叫ぶキャラクターはとても新鮮とも捉えられるがいかんせん恐ろしい程面白くない。ハセキョーのノーメイク&ノーブラも大して有り難くない。シャンプティエさんのカメラももったいない程美しくない。いやああ、ごめん、さすがの私も擁護のしようがない。今時の若い女はもうちょと頭いいと思うよ。
妙な映画を見てしまったストレス発散に、夜はマイウーな魚&焼酎をバカ食い&飲み。失礼おば。