2.03
『女生きてます・盛り場渡り鳥』
節分も真面目にシネマヴェーラさんに森崎東監督作品を見に行ったら、偶然森崎監督&周防正行監督のトークイベントの日で、しかも通路を挟んで森崎監督と並んで横の席で、なんだかラッキーだったのでした。
そんな感じで『女生きてます・盛り場渡り鳥』(72年)を見て号泣、貧しい部落の小さな飲み屋で酷い母親とその罵声に耐える娘と奥で静かに見てるおばあちゃんのカットがなんか泣けてしゃーなかったりびっこをひいた3人が夕暮れの川沿いを歩くシーンでうるうる泣きながらここに参加したいと思ったりちょっと本気で財津一郎に惚れかけたりここまでの血縁に対する執念に心底感動したり若い女が本気で救急車追いかけてそのまま飛び乗るとかマジすげーなと思ったりええ最後マジで母親の恋人とくっつくんかいと思ったらラストの交差点がこれがもう、と相変わらず心打たれまくってじんじんしまくってたら、直後のトークで監督が開口一番「こんな映画撮るんじゃなかった」と仰って、ひとりずっこけたのでした…(真意は不明)。監督は相当『それでも僕はやってない』がお好きなようです。