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7.06

快楽猥歌

そしてシネマヴェーラさんでの神代祭りは続く。
『快楽学園 禁じられた遊び』(80年)、学園ものだというのにいきなり学校の先生がサングラス&葉巻なのに大笑い、その後もとにかくとんでもない展開とスピードで進んでいく67分にひたすら笑い転げてたのだが、ひさうちみきおの漫画が原作のロマンポルノと承知はしつつそれでも主人公の少女のあまりにもな不幸っぷりに最後の方がちょっとブルーになってしまった…。叫び声が悲痛過ぎた。女の髪の毛を引っぱる、というのは視覚的に結構くる。知り合いの役者さんが結構重要な役で出てらしてびっくりした。
『嗚呼!おんなたち 猥歌』(81年)、女にだらしないヒモのロッカー内田裕也と彼に献身的な付き人旧名安岡力也、という設定にまた昭和をリスペクト。新宿ロフトでのライブがかっこよかった。なにもそんなに目につく女全員とやらなくてもと思った。内田裕也と絵沢萌子が夫婦ってのもなんか異様で面白かった。
ひとりの男を巡ってライバルにあるはずの女たちが一緒にいるようになりだす、ふたりでプール行くのとかお風呂入るのとかすごい切なかったしその一人がソープの客に殺されるってのもたまらなく良かったけれどこのオチはちょっとどこまで本気で冗談なのかよくわからない感じが残らなくもない。まあジョークか。
映画館を出た後に遭遇したとんでも事態に耐えた自分へのご褒美として久しぶりにHMVにてCDを大人買いしたのだが。誰か私のiPodどこにあるか知りませんー?多分百数十個あるバッグのどれかに入ってるんだろうけど。

そー言えば、スタジオボイス休刊はやたらとショッキング。田舎者の中学生にはありがたい雑誌だったのだ。