7.27
『SAD CITY』
えっちらおっちらおっちらえっちら電車に乗って馬車道に行き東京芸術大学大学院映像研究科のOPEN THEATER なるイベントへ。芸大初めて行ったけどえらい立派なところでびっくり。試写室のスクリーンも音響もその辺のしょぼい映画館よりいいんじゃないかしらん。そんな贅沢な場所で大橋礼子監督の『SAD C ITY』を鑑賞。一年生のときに課題で作られたという長編、脚本のお題は「ハムレット」、を監督が脚色して現代劇に。こっそり予算も伺ったけど、そちらも贅沢。
どこともつかない町を舞台に進んでいく復讐劇、え、ハムレットてこんな話やったっけって不安になる程めちゃくちゃな方向に。『鬼畜大宴会』ばりに出演者死んでました。
全く個人的な事情なんですけどやっぱりビデオで撮られた室内の明るさがどーーも苦手で今回もそれに慣れきれなかったのだが、画面が暗くなるとそれだけで映画が不穏な雰囲気を帯び出す、そのパワーがなんかすごいなと感心。子どもが動いてるだけで絶対この子ら不幸なんだろうなと分かる。気持ちいいくらい「女性監督」なムードがなかったのも良かった。さすがは動物性たんぱく質派。
観賞後、初めて夜の横浜をふらふらしてみたが微妙に観光地的イメージと違って面白かった。