BLOG

8.24

『そんな彼なら捨てちゃえば?』

仕事を終えた後わざわざ新宿まで出てアンコール上映中の某作品を見ようと劇場近くまで向うもあかんやっぱ某監督のために4時間は無理!と自分に負け結局『そんな彼なら捨てちゃえば?』(ケン・クワピス監督)を平日の午後だというのに溢れかえるギャルたちにまみれて見てしまう。嫌ってるはずの新宿ピカデリーもいつのまにかポイントが溜まってて無料鑑賞。
sex and the cityシーズン5でのキャリーの彼氏バーガーとミランダの会話(各自DVD参照のこと)に感動したドリュー・バリモアが製作総指揮(&出演)したという今作品、確かに内容も演出もSATCシーズン1(各自DVD参照のこと)そのまんま、となれば私の大好物と思いきや、やっぱりあれは一話45分完結のTVドラマ(が6年間続いた)だから面白かったわけで、それを130分の映画にされるとただひたすら薄っぺらさだけが引き延ばされた印象ばかりが残ってしまう。「一度デートした男が連絡をくれないのは何故か?」という命題は大いに興味をそそられるが(原題は「He´s just not that into you」ですけど…)。ガールズ&ボーイズトークも特に冴えてたわけでもないし、やたらと豪華な、ベン・アフレックやスカーレット・ヨハンソンやクリス・クリストファーソンという出演陣のわりには残念だったかな。旦那の嘘に苦しむジェニファー・コネリーは顔がマジ過ぎてコメディには向かないなと思った。ベン・アフレックとジェニファー・アニストンのプロポーズシーンにはちょっとぐっときてしまったが、その瞬間隣に座ってた女性客(おひとりさま)の尋常じゃない泣き出しっぷりに気を取られてそれどころじゃなかった。映画よりも彼女のドラマが気になる。結論、やっぱり改めてマイケル・パトリック・キングは偉大だ。

帰りの電車の中で、実録『たそがれ』(いまおかしんじ)を目撃して大いに動揺する。いや元気なのはいいけどさ、家でやろうよ。