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9.24

『リミッツ・オブ・コントロール』

で、本日のお昼無事抜糸。順調に回復中と言われてるわりにはチクチク痛むなーと思っていたら中で皮下脂肪が溶けてしまってると言われ傷口からじゅるじゅると液体を絞り出された。そのまま5キロ分くらい出してくれれば良かったのに。
そんなことを考えてる間にいつのまにか公開が始まっていたジム・ジャームッシュ監督最新作『リミッツ・オブ・コントロール』 を見に行ってみたら、あんまり宣伝してないせいか池袋なせいか客が3人で切なかった。しかし。
映画が始まってしばらくは、と言うか映画の9割は、いかつい顔をした寡黙な黒人の殺し屋がただひたすらスペインを移動しながら紙切れをつまみにエスプレッソを両手飲みしてるだけ(してないけど)なのに、めっちゃくちゃ面白かった。今までのジャームッシュの映画の中で一番くらい好きかも。しかし。大変美しく感動的な映画ではあるがその説明が大変難しく一晩考えた結果私の脳みそが無理と言っているので、シネリーブルさんのためにもみなさん劇場で一度ご覧になってみるのがよろしいかと思われます。何気にいい映画館ですよ。手抜きしてるわけじゃないですよ。
なんか変わった撮影だなあと思ったらカメラはクリストファー・ドイルだったんですね。音楽がえらくかっちょいいなあと思ったら日本のバンドでびっくりした。帰りに立ち寄った呑み屋ではもちろん生ビールを二杯並べて上から眺めてみた。