12.07
チョメチョメ
妙齢の女が突然ぱっつん前髪にする時は何かある、とは江古田ちゃんの弁でそれはそれですごくわかるけど私が突然前髪を切ったのはただ冬に帽子がかぶりたかっただけで、なので早速オサレ帽子屋であれこれ試着するも何をかぶっても何故かハウス食品のアニメに出てくる牛乳屋の男の子(イメージ)になるという残念な結果に。そういうマニアに向けて生きてないしなあとぼんやり考えたり忘年会という名の下ヴォジョレーを呑みまくったりとりあえず呼ばれた飲み会で朝までカラオケしてみたり酔っ払って深夜に人に電話して迷惑かけたりしてる間に週が開けてた。残念。
一応、大好きな山城新伍(「おこりんぼさびしんぼ」では涙々)を眺めにシネマヴェーラ さんへ行き鈴木則文監督『すいばれ一家 男になりたい』(71年)と渡辺祐介監督『喜劇 ギャンブル必勝法』(70年)を見てあまりの面白さに悶絶したりもしたのですが。見ながら、現在の山城新伍を考えるもやっぱりほんと思いつかない。二本とも、どこまで脚本に書かれているのか全く読めないくらい自然なマシンガントーク、下品な言葉をさらりと流すノリ、器用なんだか鈍いんだか掴めないものすごいバランスの肉体。出てくるだけで映画をさらう菅原文太と若山富三郎の存在にも心底感動したけど。そう言えばやすきよの女装姿もすごかった。色々貴重なもの見せて頂きました。