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2.04

『かいじゅうたちのいるところ』

周囲の評判もいいし結構楽しみにしていたスパイク・ジョーンズ監督の『かいじゅうたちのいるところ』 だったんだけど、なんかあんまり乗れなくて残念無念。
もちろんポップ全開の音楽や映像は相変わらず身悶えする程センスが良くて可愛くてやっぱり日本人は勝てないベと再確認はできた、が、ただそれだけの映画な気が。最後まで必然性のわからなかった手持ちカメラとかっこいい音楽とって、やっぱりスパイクさんは面白いPV撮ってる方がいんじゃないのかしら。なんか、この人退屈恐怖症なんやろなと思った。『ウルトラミラクルラブストーリー』見たのかなと思った。
名作らしい原作の絵本は知らないんだけど、少年を巡る物語も個人的に浅野いにおの漫画の読後感(一冊しか読んだことないけど…)を思い出して、断然青野春秋派のあたし(谷口ジローでも可)には甘ったる過ぎた。かいじゅうは間に合ってます。
で、最終的に何が言いたいかというと、誰か私のスパイク・ジョーンズのDVD借りパクしてるでしょ。久しぶりにクリストファー・ウォーケンが見たいので返してくださーい。