5.25
『コロンブス 永遠の海』
なんてね。珍しくピュアに感動してるふりして実は飲食禁止の場内に缶ビール持ち込んでひとり酔っ払ってラブリーラブリー言うてたんですけどね。ごめんね王子。
でもまあしかしラブリーの後はこれやろと一切の根拠なく勝手な思い込みで岩波ホールさんにマノエル・ド・オリヴェイラ監督『コロンブス 永遠の海』 を見に行ってみたらこれが大正解。いやコロンブスがイタリア人だかスペイン人だかポルトガル人だか実はどこ出身か謎だかもよく知らず、新婚旅行からニューヨークに飛んだ瞬間には思わずひとり大爆笑してしまった私がこの映画を正しく見れてるとは思わないけど、でも、98歳(撮影当時)のおじいちゃん監督が実際に長年連れ添った妻とこんな映画を作ってるということに心打たれてしゃーなかった。歴史的な建物や像や道や空や天使や一体何が嘘で本当かわからない中でそんなふたりと海(と歌声)だけが映るって、最近おとなしくしていた持病の結婚したい病が久しぶりに暴れ出しそうな予感がする程感動してしまったのでした。ああこんな年寄りになりたいなり(これをピュアと言うのか馬鹿と言うか自分ではわからない)。