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7.30

『ハロルドとモード』

ハル・アシュビーて誰やー?と夏ボケではなく単なる無知な状態で新宿武蔵野館さんに『ハロルドとモード 少年は虹を渡る』(71年)を見に行ったら、面白いしかっこいいし泣けるしでもう大変。これまた38年ぶりの上映に多謝。本
趣味は他人の葬式通いと自殺の真似事という金持ちの坊ちゃんと79歳のおばあちゃんのラブストーリー、って本来なら私の嫌いそうな内容なのにモードおばあちゃんのあまりの男前っぷりにやられつつ、こんな素直な映画にまだ素直に感動できる自分にちょっと安心したりした。私も無免許で盗難車を乗り回しドリフト決めまくる年寄りになりたいと心の底から思った。50年後に盗んだバイクで走り出してても止めないで。
ラブストーリーってのがメンヘル童貞くんの妄想的な恋愛感情ではなくほんとにセックスする仲にまでなるという展開にも感動したしだからふたりで海を眺めてる姿だけで泣けたりして。流れる音楽もいちいち良かったけどふたりで唄うシーンも良かったなあ。もっと若いときに見てたら逆にここまで感じれなかったかもとしみじみ。

夜、友だちの誕生日会という名目のもとしこたま酒を呑んだら、本日、笑えないレベルで打撲してた。あしいたい…。