映身祭
とある方からお誘いを受け、アップリンクで開催された立教大学映身祭2010in渋谷なるものに行ってみた。これは立教大学現代心理学部映像身体学科の学生さんたちが作った映画の上映会だそうな。一応先輩風を吹かして行ってみたら会場は立ち見が出る程の盛況でちょっとびびる。
で、鶴岡彗子監督『つとめての帰り道』佐々木健太監督『クーラン・オプティック』小林大輔監督『引力珈琲』八木下雄介監督『疾走深夜』新津伊織監督『顔面』と、それぞれ20分前後の自主映画(『顔面』はドキュメンタリー作品)を見てみたのですが。
最近、映画美学校や東京芸術大学大学院やまたは関西ゼロ年代特集や桃まつりなどで若い人たちが作る自主映画を幾つか見て、なんか全部似てるなあ、なんか全部幸薄そうやなあと適当な印象を抱いたりしてて、 でも立教大学で映画を撮る人ってのはそこまで映画だけを専門に特化してるわけじゃないだろうからもっとヘタクソだったりムチャクチャだったりするのかなと淡い不安と期待を抱いたり。が、これまたどれも似たような淡々としたトラウマ感漂う幸薄系映画で、うーんちょっとどうなんだろうと思ってしまった。しかもみなさんとてもお上手で。何なんでしょうね今映画を作る人たちに共通してるこの感覚って。同年代なのにさっぱりわからん。っていうか改めてなんで映画作りたいのかがわからん。
と思っていたら、上映後の万田邦敏&西山洋市&篠崎誠監督のトークショーでその辺のことを思いっきり突っ込みまくって下さってた(一時間以上のトーク中褒め言葉はひとつもなかったんじゃないか…?)うえ、大爆笑までさせて頂いた(笑い過ぎて終了後笑い声がでかすぎると数人の方からお叱りを受ける始末) ので結果的にはすっきりしたりしたんですけどね。
で、たまには若い人たちと話したりしたいやん?と打ち上げに乱入するもみなさんお行儀よく終電で帰られ、最終的には三監督の映画談義を朝まで大いに楽しむ。めっちゃ面白かった。