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8.22

『告白』

うーん暑さのせいでしばらく映画をサボった結果見るべき作品を選ぶ能力が低下してしまったのか一昨日の反省も虚しく本日は中島哲也監督『告白』なんかを見に行ってしまった。これがまたねえ、大惨事。
湊かなえの原作小説は結構好きな感じだったんだけど、この映画化はちょっと酷い。小説の文章をなんのひねりもなくナレーションで垂れ流し、そこにポップな音楽とオサレな映像(もしこれを本当にイケてると思ってやってるならその時点でだいぶダサイと思うけど)をつけ合わせただけの106分間で、見てて苦痛でしかない。これが5分程度のPVなら笑って許せたかもしれないけど、監督の、俺面白いことやってるでしょ?感が目障りでしかない。ああ中島監督はほんとに退屈恐怖症で画面に映る何もかもがかっこついてなきゃ我慢できないんだなあと呆れつつでもこの映画がアホみたいにヒットするってことは世の人々はいよいよ完全にTVに脳みそを侵されてるんだなと必要以上にブルーな気分になった。せめて嗚咽する松たか子ぐらいまともに撮ってやれよ。うーん。
更に言うと一昨日の映画と同様ここにはほんとに救い難い程最低な根性の十代しか出てこず、何これゆとり教育の弊害なの?と平成生まれを疑ってしまう始末。もうちょっと頭のいい中学生っていると思うけどなあ。うーん、疲れた。

と、どうにもすっきりしない映画の連打に傷ついた心を癒してくれたのは池袋のUFOキャッチャーでゲットしたコイツ
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私に似過ぎじゃね?