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12.13

『ゲゲゲの女房』

水木マンガも流行ったらしいTVドラマもほとんど知らないまま鈴木卓爾監督『ゲゲゲの女房』 を見たのだけれど、これがたいそう素敵な映画だということはわかった。良かったです。
お見合い五日後に結婚した売れない漫画家を支える妻の物語、まさかのクドカン萌え。本人が妖怪みたいなビジュアルだというのに。いやそれを言うとここに出てくるムラジュンも宮﨑将くんも戦後のはずなのに堂々と現れるパルコも高層マンションもみんな妖怪みたいなんだけど。 監督の前作『私は猫ストーカー』よりも格段と映画として立派になった感じと、それでもどこかふわふわしてる感じをにやにやしながら見てしまった。動き出すアニメーションも踊り出す妖怪たちも可愛くて。
女房役の吹石一恵、グラビアを見て興奮したことはあったけどまさか靴下を脱ぐだけで新婚初夜を感じさせる程エロいなんて、ってまあこれは監督がエロいんだろうけど(雑巾がけのお尻にはさすがに笑ってしまった)。しかめっ面で健気な姿を眺めながら、わたくしも色々反省致しましたとさ。
と基本的には満足な中、「貧乏で命まで取られない」って言ってるわりに将くん思いっきり餓死してたよなあってのだけが気になったんですけど…。
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私もバナナ踊りしてみたい。

夜、友だちの誕生日という大義名分のもと大好きなフレンチレストランVIRON に行ったら、一年ぶりくらいだというのに店員のおにいさんが覚えててくれたのは嬉しかったのだが、挨拶した瞬間「声、ハスキーになられましたね…」と言われたのにはさすがに参った。