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1.25

『最後の忠臣蔵』

大学受験では日本史を選択したはずなのに実は忠臣蔵って何のことなのかほとんど知らないんですよね、だからちょっとお勉強のためにと杉田成道監督『最後の忠臣蔵』 を見に行ってみたら思いっきり事件の後日談みたいなお話で結局今回もなんで男衆が寄ってたかって寝てるおじいちゃんを叩き起こしてまで殺したのかの謎は解けなかったのですが、映画は映画で普通に感動してしまう中々いい作品で、久しぶりになんの不安も感じず見れた時代劇だったのでした。上司への忠誠心とか男の友情に私は泣きはしなかったけど、客層の九割初老男性の場内はすすり泣きの大合唱でございました。でも男臭いだけじゃなく若い女の子の恋心の絡み方がエロくて良くて、好みじゃないはずの劇中に挟まれる人形浄瑠璃すらいいと思えて、「北の国から」は見てないけどやっぱり田中陽造って凄い人なんだなと今更思ったりした。いくら武士だからって安田成美に対してここまで女に恥かかせていいのかよとちょっと可哀想になったけど。
大袈裟過ぎない役所広司と佐藤浩市ももちろん良かったけど初めてちゃんと見た桜庭ななみという綾瀬はるかクン似の若手女優が大変可愛く、気に入った。初めて見た呉服屋の偉いさん役のおじいちゃん(名字の漢字が読めない…)が面白くて笑った。とガチガチの時代劇なのにエンドロールで流れた製作総指揮の方の名前がめっちゃ外国人でびっくりした。

で、この後レイトショーで某日本映画をもう一本見た、はずなのだがその後のサッカー日韓戦やらエアギターやらで早朝6時に歌舞伎町で蕎麦食ってから帰宅したら既に記憶が曖昧に。思い出せたらいずれ。