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4.09

『英国王のスピーチ』

昨日、冗談じゃなく24時間寝た。朝の10時にベッドに入って起きたら朝の10時だった、人生最長記録かも。おかげで自慢の二重まぶたが一重かってくらいぱんぱんに腫れております。

その前にトム・フーパー監督『英国王のスピーチ』を見た。特に興味があるわけでもなかったがアカデミー賞受賞作なので一応と思って行ったら、まあアカデミー賞受賞作だよねと期待を裏切らない映画でございました。ずっと退屈だったわけじゃないけど118分は長い。
この、会話のシーンで絶対に人を左右のどちらかに偏ってしか映さないこだわりはなんだったんでしょう。明らかに視線が合ってない瞬間があったり、TV出身の監督さんは妙に色気を出してるんだけどあんまり成功してない気がしてしまった。まさか最後のスピーチで真ん中に立たせるためじゃなかろうに。
あと、実話だから仕方ないのかもしれないけど、幼少時代のトラウマが原因で抱えてしまったどもりを生まれて初めて心を開ける医者と出会ったことで克服し第二次世界大戦を開始する重要なスピーチに成功するという話の流れで、 最後のスピーチがただ渡された原稿を読み上げただけで王として素晴らしい!ってなるって、王なめすぎじゃない?と思ったんだけど。ここはせめて原稿を投げ捨てて自分の言葉で話し出すくらいしてくれないとただの難病克服モノで一体何に感動していいのやらと身も蓋もないことを感じてしまいました。ソバージュヘアのヘレナ・ボナム=カーターがバブル期の日本人みたいだった。久しぶりにガイ・ピアーズが見れたのはよかった。