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4.26

『魔法少女を忘れない』

ちょうどいい時間に上映してたから近所の映画館で堀禎一監督『魔法少女を忘れない』 を見に行ったのですが、感想とか言う前にひとつだけ聞いていい?魔法少女って何?
原作は何とか賞を受賞した人気のライトノベルらしいがまったく知らず、主人公の少女が元魔法少女だったという設定で普通に始まるお話に最初はちょっと戸惑ってしまったのですが、最終的には魔法がなくても映画と愛の力で少年と少女が奇跡を起こす姿が中々感動的な作品で、ロリコン撲滅派の私としたことがなんと主人公を演じる谷中里早クン(トミーの娘だったのね!)の真っすぐ過ぎる視線に思いっきり心奪われてしまったのでした。美人とか可愛いとかとはまた違う、すごい不思議な表情をする子で、キスシーンで腕を回す姿は危険過ぎる気が(このふたりにキスさせるんだ!という衝撃も大きかったが)。ものすごいスピードで疾走する自転車に乗ったこの彼女の魅力が魔法少女の運命と重なって、悲しいかな人は忘れてしまう生き物だという事実が必要以上に切なく、前田亜希の突然の車中の告白もそう考えるとだいぶ重いわ。残念ながらこのユートピアみたいな共学中学校で繰り広げられるキラキラした世界にきゅんとすることはなかったけれど。
その辺の情報に疎いもので全然わかんないんですけど、メガネ美少女の時代劇口調って今もどっかで有効なの?彼女の告白シーンは非常に良かったしちょっと泣きそうになってしまったけどさ。