9.15
発表会
若者に優しいgojoさん、を売りにしていこうとしているgojoさんは、今年の夏、映画美学校の学生さんに撮影のため家を貸したりしてたんですね。引っ越しレベルで部屋の家具を移動しかなりカオスと化した自宅で数週間過ごすのは大した問題ではなかったのだけれど、いかんせん朝早くからの撮影だったためほぼ初対面の若者たち10人強に寝起き丸出しの姿を見られたことは痛恨の極み。絶対みんな「こいつ普段と違い過ぎ」と思ってたよね。
それはともかく、その作品が無事完成したというのでオーディトリウム渋谷さんで開催された映画美学校2010年度修了製作実習作品発表会 にどれどれと向かい、15分程の作品5本を鑑賞したのですが、最近の学生映画って技術的にも内容的にも途中で目を覆いたくなるような酷いものには滅多にお目にかかれなくて、どれも普通に面白く見れてしまった。自主映画を見てよく思う、みんな不幸大好きやなあって感じはちょっとあったけど、特に気に入ったのは黒沢清監督も傑作と仰っていた酒井善三監督『おもちゃを解放する』で、DVのないところにDVを作り上げてしまう女たちという発想が新鮮で驚いたし、個人的にスクリーンプロセスに弱くて。森京子監督の『カーマイン』、脚本を読んでいなかったのでまさか自分の家がこんなおどろおどろしい場所に作り上げられてるとは。で、業務連絡、できればクレジットの名前は普通に全部漢字にして頂きたい(「喜子」です)。面倒だったらそのままでいいけど。