11.08
『カウボーイ&エイリアン』
なんでかひとり爆音状態のミラノ座さんでやっとジョン・ファブロー監督『カウボーイ&エイリアン』を鑑賞。『アイアンマン2』が結構好きなのでそれなりに期待して行って、期待を裏切らない面白さで、満足。と言うか、「SFも西部劇もインディアンもラブストーリーも父子愛も全部やりたいの!」とスピルバーグとロン・ハワードに言った手前これ以上やりようないよな。
記憶喪失の謎めいたお尋ね者がふらりと立ち寄った小さな町に突然基本ブチ切れモードのUFOが現れ大暴れ、最初は敵対していた男たちもどんどん一丸になって宇宙人と戦う。UFOから、カウボーイが獲物を捕まえるかのように、ロープが投げられひょいひょい人間がさらわれていくのとか、馬に乗りながらUFOに向かって銃をぶっ放すとか、馬鹿馬鹿しさも含め見てるだけで楽しい。かなり強引に色々やってるけどリズムとバランスが良くてさくさく見れる。
本気で冗談とか通じなそうなダニエル・クレイグが今まであんまり得意じゃなかったけどこの寡黙キャラはなかなか。しかしこの人、何かと拷問されがちですよね。せっかくのハリソンくんが善人なのか悪人なのかが中途半端だったのはちょっと残念。最高にどうでもいいことやけど、gojo的マイブームが大型犬なので、冒頭から出てきたワン公が特に活躍するわけでもないのにちゃんとラストまで大事にされてたのはだいぶポイント高し。
で、質問。カウボーイにおける帽子(テンガロンハット)の存在って、歴史的な意味があったりそれがちゃんと研究されてたりするんですか?映画の中で不自然なくらい落としても落としても被り直す主人公を見て気になってしまったのですが。
帰宅後、WOWOWでジェームス・グレイ監督『トゥー・ラバーズ』をチラ見、内容的には完全に『モテキ』なのな。