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11.09

横浜聡子×2

私にしては珍しく午後イチに映画を一本見たんだけどまあそれは置いといて、夜にはユーロスペースさんで上映中の「映画監督横浜聡子最新作×2」(ごめんなさい、普段使ってるMacから別のウィンドウズに変わっただけでリンクの貼り方がわからない・・・)で「真夜中からとびうつれ」と「おばあちゃん女の子」の二本を鑑賞。平日の夜だというのに中々の盛況。
「真夜中からとびうつれ」は、雑誌真夜中の企画として作られた短編作品、ネットでも期間限定で公開されてた、とのことですが、どうもパソコン画面で動画を見るのが苦手な私は今回が初見。映画を巡る映画のお話、何がびっくりしたかって、今まであまり良さがわからなかった多部未華子がこんなに可愛く見えるだなんて。むさくるしいおっさんたちに囲まれて映画を背負う多部ちゃんの笑顔だけでも一見の価値有りなくらい胸キュン、しかし多部ちゃんひとりで世界をここまでロマンチックにしてしまう横浜監督もすごいなあと感心してしまいました。
「おばあちゃん女の子」は、高野文子の作品がベースになってるそうですがそちらは未読。『ジャーマン+雨』のよしこ、野嵜好美が主演の不思議な夫婦の物語、とにかくこの女優を見てるだけでもずるいくらい面白いんだけど、笑いながら見てたはずが夜になった途端空気が突然入れ替わるようなスリル、あの電話ボックスから給水塔(?)に侵入するまでのシーンには結構どきどきした。なんとしてもあの塔に登ってほしかったと思わなくもないが。
両方の作品に出演してる宇野祥平という役者さん、詳しくは知らないけどかっこいいのか三枚目なのわからなくていいですね。あと、煮物って宅急便で送れるんだ…とちょっと驚きました。
上映後の、横浜監督×北條誠人支配人×孫家邦社長のトークも、映画のこれからの作り方と配給の仕方から横浜監督の死生観までと非常にわかりやすく勉強になる内容で面白かった。
さらに終了後の打ち上げでは、もうほんとに無責任な暴言を吐くのはやめようと心に誓った夜。ネット社会って恐ろしいですね。